犬がマーキングをする意味とは?排尿との違いやしつけ・対策をドッグトレーナーが解説

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犬のマーキングには、排尿とは別の意味があります。本能的な行動ですが、散歩中だけでなく、室内でもマーキングしてしまったり、中には人に対してしてしまったりと迷惑行動の代表といえるでしょう。今回は、犬がマーキングする意味や、しつけの必要性などについてドッグトレーナーの西岡が解説します。

犬のマーキングとは

マーキングする柴犬

マーキングは、犬(特にオス)にとっての本能的行動で、中にはメスでもマーキングする犬もいます。

マーキング行動は犬だけじゃなく、ネコ科の動物やキツネやクマなどの野生動物もする行動で、動物にとって自然な行動です。

犬のマーキングと排尿の違い

マーキングは、排泄ではなく「匂い付け」が目的です。ただし、散歩の最初のほうは排泄とマーキングと同じになっていることがあります。

おしっこが出ていないのに排尿ポーズをしている場合は、マーキングといえるでしょう。

子犬はいつからマーキングする?

個体差がかなり大きいですが、平均的に生後7〜8カ月が最も多いように感じます。

早い犬は生後4〜5カ月からし始める子もいれば、1歳過ぎてもまったくしない犬もいます。

犬がマーキングをする理由

マーキングするパグ

オス犬でもメス犬でもマーキングを行います。その理由は主に以下の3点が考えられます。

自己やテリトリーの主張

自分の匂いを付けることにより、自己やテリトリーを主張して、他の犬とコミュニケーションをとっています。

自分を落ち着かせる

運動不足の欲求不満や不安などのストレスからマーキングしているともいわれています。

ヤキモチ

飼い主が、他の犬の匂いを付けてきた場合に、ヤキモチを焼くと、来客などに対してもマーキングすることがあります。支配欲や所有欲の強さからといえるでしょう。

発情期を知らせる

メス犬に多い理由ですが、自分の情報が詰まったおしっこで、オス犬に「自分が発情期を迎えていること」を伝えるためにマーキングすることがあります。

子孫を残そうとする本能行動の一つです。

犬のマーキングはやめさせるべき?

ドッグカフェにいるボストンテリア

マーキングそのものは自然な本能的行動のため、特に未去勢や習慣化してる犬に対して無理矢理やめさせるべきではないでしょう。

ただ、メリハリはしっかりつけるべきで、公園の子ども達が遊ぶ遊具や砂場や芝生など、みんなが使用する場所では絶対にマーキングさせないべきです。

犬にはマーキングして良い場所と悪い場所は認識できません。匂いが気になるところにはマーキングしたくなるのが犬の本能です。そこで、飼い主さんがきちんとマーキングコントロールしていけるよう、しつけをしていきましょう。

犬のマーキングのしつけ・対策

マーキングする柴犬

原因を取り除く

まずは原因を取り除いてあげることが大切です。

いつも同じ場所でしたり、習慣になっているなら、その場所でご飯やおやつを与えると、徐々になくなっていきます(基本的習性として、食事をする場所では排泄はしないのです)。

動きをコントロールする

散歩中にマーキングしそうになったら、早めにリードを短くして、動きをしっかりコントロールすることが大切です。

\One Point!/
犬がマーキングしていることを飼い主さんが気付いてないことも多いので、しつけでやめさせる以前に、飼い主さんがその都度ちゃんと止められるように気をつけましょう。

犬のマーキングによくある質問

ベッドでくつろぐ犬

Q. 避妊去勢手術は犬のマーキング予防に効果的?

マーキングが習慣化する前に避妊去勢することは、高確率でマーキング行動の予防になります。

ただ、避妊去勢をしても、他の犬の真似をして、マーキングするようになる犬もいるため、一概には言えません。

反対に、マーキングがすでに習慣化していると、避妊去勢しても行動は治まりにくいことも。まれにですが、手術した途端にしなくなるケースがあるので、あまりにマーキングで困ってるなら何歳になっても避妊去勢は行う価値はあります

Q. 犬にマーキング防止グッズは活用すべき?

マーキング癖のある子は、マナーベルトやおむつは必須です。屋内(カフェやショップ、自宅以外の友人などの家)ではもちろん、屋外でも状況によってはつけるべきでしょう。

マーキングは犬の本能です

飼い主を見る犬

マーキングは動物の本能的な行動です
自己主張やコミュニケーション、またストレスからマーキングすることがあります
マーキングを無理やりやめさせる必要はありませんが、うまくコントロールしましょう

マナーやルールを守り、愛犬とのお散歩や外出を楽しんでください。