犬と「木の棒」で遊ぶのは危険? 英国獣医師が警鐘
犬は遊ぶことが大好きです。愛犬と一緒に公園に遊びに出掛けた際、落ちていた木の枝や棒などで遊び始めることがあるかもしれません。しかし、木の棒で愛犬と遊ぶことは、犬にとって安心安全なことではありません。今回は、英国獣医師会(British Veterinary Association)の意見を元に解説します。
木の棒で遊ぶことは危険
犬と木の棒で遊ぶことはとても危険で、大怪我をしてしまう恐れがあると、獣医師が警鐘を鳴らしています。スコットランドにある英国獣医師会(British Veterinary Association)のグレース・ウェブスター会長によると、木の棒を投げて遊ぶことで、犬が怪我を負う事例が増えているようです。グレース氏は以下のように語っています。
木の棒が口の中に入ることで、口や舌を切ってしまうケースが多くなっています。たとえ木の棒を取り除けたとしても、破片が食道まで詰まってしまった場合、手術が必要になります。
また、犬が凄いスピードで木の欠片に走り寄り拾おうとして、口や喉に刺さってしまうケースもあります。最近では、コリーが飼い主と遊んでいたところ、4インチの木の破片が喉に詰まってしまい、舌を傷つけ、咽頭を除去しなければいけないという怪我が発生した事例もあります。
感染症の可能性
自然の中に落ちている木の棒は、衛生的ではない可能性も高いです。そのため、口に咥えることで思わぬ感染症にかかってしまう恐れもあります。まとめ
公園などで拾った木の棒では遊ばせない
大きな怪我や感染症につながる恐れがある
犬と遊ぶときは犬用のおもちゃで
飼い主さんと一緒に遊ぶことは、犬にとって凄く幸せなことです。愛犬が安全に遊べるよう、おもちゃも選んであげてくださいね。