猫の夏バテの代表的な症状6つ!暑いときのサインや夏バテ対策などを紹介

ペトコト編集部

猫の夏バテの代表的な症状6つ!暑いときのサインや夏バテ対策などを紹介

高温多湿な日本の夏。夏バテになってしまう人も多いと思いますが、比較的暑さに強いといわれている猫も夏バテになる恐れがあります。「ご飯を食べない」「嘔吐」「寝てばかり」「元気がない」といった猫の夏バテの症状や予防・対策を紹介します。

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猫も夏バテになる?

窓辺で休む猫

猫の祖先は砂漠地帯に住んでいるリビアヤマネコなので、比較的暑さに強いとされています。

しかし、猫の祖先が住んでいた砂漠地帯に比べると日本の夏は湿度が高いため、比較的暑さに強い猫といえども、体調を崩してしまうことがあります。

暑さや湿度に体が対応できなかったり、過ごしにくい環境で体力を消耗したりして体調を崩すことが、猫の夏バテの要因です。

人間の夏バテもそうですが、急激に症状が出るのではなく徐々に進行していくことが多く、さらに猫は体調不良を隠す傾向があるため、飼い主さんが猫の夏バテに気づきにくいことがあります。

放置すると回復までに時間がかかったり、熱中症にかかりやすくなったりするなど、命に関わることもありますので、猫の夏バテにも注意が必要です。

猫の夏バテの症状

横たわる猫

猫の夏バテの症状には、主に以下の6点が挙げられます。

  • 食欲不振
  • 寝てばかりでぐったり
  • 嘔吐・下痢
  • 痩せる
  • 毛づやがなくなる
  • おしっこの量が減る

1. 食欲不振

人間も夏バテになると食欲がなくなりますが、猫も夏バテにより食欲不振になる場合があります。

ごはんをいきなり全く食べなくなることもあるかもしれませんが、筆者の経験では、少しずつごはんを残したり、好き嫌いが激しくなったりするというような、はっきりとは分かりにくい食欲不振が見られることも多いです。

2. 寝てばかりでぐったり

夏バテになると体調が悪くなるために、猫は寝てばかりで動かない状態になることもあります。

猫はもともと寝ている時間が長い動物で、1日に十数時間寝ることも珍しくありません。しかし「ごはんの時間も起きてこない」「何にも興味を示さず遊ばなくなった」「ずっと同じ場所に寝てばかりいる」というような普段とは異なる様子や、ぐったりした様子が見られる場合は、夏バテによる体調不良が考えられます。

3. 嘔吐・下痢

夏バテになると、下痢や嘔吐を発症する場合もあります。

暑さや湿度のため「消化器官に負担がかかる」「消化器官の動きが鈍くなる」ことによって、下痢や嘔吐が起こり得ます。

4. 痩せる

夏バテになると、食欲がなくなったり、下痢や嘔吐など消化器官が不調になったりすることにより、栄養吸収が十分ではなくなり、痩せることがあります。

猫は全身に毛が生えているので、痩せたことが見た目だけでは分かりにくい場合が多いです。しかし、実際に猫の体を触ってみたら骨が手に当たるようになった、体重を測ってみたら減っていた、ということは珍しくありません。

5. 毛づやがなくなる

夏バテで栄養の吸収が十分でなくなると、猫の被毛もツヤがなくなってパサパサになることがあります。

痩せる場合と同様、見た目ではあまり分からないのですが、実際に被毛を触ってみると以前との違いが分かるでしょう。

普段から猫の様子を気にかけておき、毛づやがなくなってきたなどの違いにも気がつけるようにするといいですね。

6. おしっこの量が減る

猫が夏バテになる際には、水分を十分に摂れていないこともあるため、おしっこの量が減ります

猫はもともとあまり水を飲まない動物ですが、体調を維持するためには水分の摂取が大切です。おしっこの回数や量が減ることは、夏バテの兆候を示しています。

愛猫のおしっこの様子を普段から観察しておくとともに、おしっこの量や回数が減ったら要注意だということも覚えておきましょう。

システムトイレを使用していても、毎日必ずおしっこチェックをしてくださいね。

猫の夏バテ対策

だるそうな猫

人間の場合、食べ物に気をつけたり水分を摂るようにしたりと、自分で注意して対処できますが、猫の場合はそういうわけにはいきません。夏バテをしないように、飼い主さんが対処してあげましょう。

1. 室温を管理する

猫が夏バテになる原因としては、急激な温度変化や高温多湿な環境に体が対応できないことなどが考えられます。

猫の体力を奪わず、体調不良にさせないためには、いつも猫が適温の室内で過ごせるように管理してあげましょう。

猫の適温は25〜28℃程度です。猫も30℃以上の気温で湿度が60%以上になると熱中症を発症しやすくなりますし、体力を奪われて夏バテになりやすくなります。

エアコンを使用して室温が27〜28℃程度になるようにしてあげるといいでしょう。また、大理石などの冷却対策グッズも効果的です。

気温があまり高くならないように室温を管理してあげることは大切ですが、低すぎても猫の健康にはよくありません。

砂漠出身の猫は寒さが苦手であるため、エアコンを使用した際にも室温が25℃を下回らないようにしましょう。

2. フレッシュフードを与える

PETOKOTO FOODS for CATS

夏バテを防ぐためには、水分を十分に摂取させることも重要です。

猫は砂漠出身の肉食獣であったため、直接水を飲むよりも獲物を食べることによって水分を摂取していました。そのDNAは、現在ペットとして人間と一緒に暮らしているイエネコたちも強く受け継いでおり、猫は水を飲まない傾向にあります。

猫のごはんとして一般的なドライフードは、その点から考えると水分不足を招きがちだといえるでしょう。

ドライフードにも利点はありますし、療法食を食べなければならないときのことも考えるとドライフードも食べられた方がよいのですが、水分を食事から摂取させるためにフレッシュフードを与えるのもおすすめです。

3. 水を飲みやすくする

前述した通り、猫はあまり水を飲まない傾向にあり、少し気に入らない点があったり、水を飲みに行くのが面倒だったりすると、水を飲まないままになってしまうことがあります。

猫が水を飲みたいと思ったときにすぐ飲めるように、水飲み場は数カ所設けてあげるといいですね。

猫は冷たい水を好みません。猫のためを思って飲み水に氷を入れている飼い主さんもいますが、かえって猫が水を飲まなくなってしまいます。

猫の好きな水温は、猫の体温と同じくらいの38℃程度です。つまり、猫はぬるま湯が好きな動物です。

4. 栄養価の高いフードにする

暑さのために食欲が減退し、なかなかキャットフードを食べてくれないという場合は、栄養価の高いフードを与えてあげるといいでしょう。

食欲がなくても、少量で栄養を摂ることができます。ペースト状になっているウェットフードであれば、シリンジなどで飼い主さんが猫の口に入れてあげることもそれほど難しくありません。

ただし、カロリーの高いフードを食べると下痢を発症してしまう場合もありますので、獣医師に相談しながら与えると安心ですね。

猫の夏バテを感じたら動物病院で早期治療を

診察を受ける猫

夏バテといっても侮ってはいけません。夏バテにより体力を消耗することで他の病気を招く可能性もありますので、重症にならないうちに動物病院を受診しましょう。

猫は夏バテになると食欲が減退しますが、どの程度で病院に行くべきなのか迷う飼い主さんもいるでしょう。

1日食べなかったら病院へ

猫は犬ほど食に対する欲がないので、ときどき食べなくなることがある猫もいます。また、毛玉を吐いた後にごはんを食べない場合もあります。

そのようなことから、いつ病院へ行くべきなのか迷う方もいると思いますが、猫が1日ごはんを食べなかったら病院に連れて行くことをおすすめします。

毛玉を吐いた後にごはんを食べる気がなくても、それは1回だけのことであり、1日中何も食べないというのは何かしらの不調がある可能性が高いです。

また、まったく食べないわけではなくても、ごはんを残すことが数回続いた場合は病院を受診しましょう。

猫は食べないとすぐに体重が減ってしまうので、思ったよりも痩せていたということも少なくありません。

下痢、嘔吐が続いたら受診

キャットフードを変えたなど、下痢や嘔吐の要因が思い当たらない場合は、下痢をしたらすぐに病院を受診することをおすすめします。

猫は吐きやすい動物ですが、毎日吐く、1日に何度も吐くという様子が見られる場合は病院へ連れて行きましょう。

下痢や嘔吐は水分不足を招くので、輸液が必要になる場合もあります。早期に受診すれば猫も早く回復できますし、診療代も安く済みます。

症状が重くなればなるほど回復に時間がかかりますので、猫の異常に気がついたらすぐに病院へ連れて行くようにしましょう。

猫が夏バテにならないように対策を!

お腹を出して寝る猫
猫の夏バテの症状は食欲不振や下痢・嘔吐など
夏バテ対策には室温管理や水分補給が大切です
愛猫に夏バテを感じたら早めに動物病院へ

夏バテと聞くとあまり重篤な症状ではないように感じますが、夏バテを放置することで体が弱り、病気にかかってしまうことも考えられます。

また、体力のない子猫や高齢の猫は、夏バテによって命がおびやかされることもあります。

愛猫が夏バテにならないように対処してあげるとともに、夏バテの症状が見られたら放置せず、動物病院を受診することをおすすめします。

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