
犬はゼリーを食べても大丈夫! 注意点や与えてはいけないゼリーとは?
ゼリーは美味しいだけでなく、食欲がないときの水分補給や時間がないときのエネルギー補給にも重宝する食べ物です。美味しそうに食べていたら、愛犬が興味津々で見つめてくるということもあるかもしれません。与えるとしても基本的には犬用ゼリーにすべきですが、注意点を守って少量に限れば犬に人間用のゼリーをあげても問題ありません。今回は、犬にゼリーを与える際の注意点などを紹介します。
犬にゼリーを与える際の注意点

肥満
ゼリーは一般的に果汁に糖分とゼラチンを混ぜて固めたものです。ほとんどが水分ですが、人間用のゼリーには犬にとって過剰な糖分が含まれていることがあります。肥満の原因になりますので、人間用のゼリーを与えるときは一口だけにするなど、おやつとしての適正量を与えるようにしてください。犬にとって健康的な食事は総合栄養食としてのドッグフードです。いくら犬が好んで食べるからといってゼリーを大量にあげることはやめましょう。おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
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アレルギー
ゼリーに含まれる成分が犬にとってアレルギーの原因になる場合もありますが、ゼリーの原料となるゼラチンもアレルギーの原因になる場合があります。ゼリーに限らず、初めて食べるものは大量に食べさせず、必ず少量を与えて様子を見るようにしてください。もし嘔吐や下痢、元気が無いなどの症状が見られた場合は、すぐ動物病院に行き、いつ・何を・どれくらい食べたかを伝えるようにしてください。
犬に与えてはいけないゼリー
コーヒーゼリー

犬に飲ませてはいけないコーヒーで作られたコーヒーゼリーは、犬に与えてはいけません。犬にとってはカフェインが中毒成分となります。人より体が小さい犬は、飼い主が思っている以上に影響を受けてしまうので注意しましょう。
こんにゃくゼリー
ゼラチンの代わりにこんにゃくの粉末を使ったこんにゃくゼリーも人気ですが、犬に与えるのはやめましょう。人間にとってはダイエットに良いとされていますが、犬にとっては消化が難しく最悪の場合、腸閉塞になることもあります。また、こんにゃくゼリーを喉を詰まらせてしまう可能性もあります。キシリトールが入ったゼリー
「糖分が問題なら人工甘味料なら大丈夫?」と思う方もいるかもしれませんが、キシリトールには注意が必要です。人にとっては歯に良いとされるキシリトールですが、犬にとっては重い中毒症状を引き起こす危険性のある成分です。人間はキシリトールを摂取しても問題ありませんが、犬の場合は急激にインスリンが放出され、深刻な低血糖を引き起こしてしまいます。10kgの犬に対し1gでも危険とされていますので、十分に注意してください。
まとめ

肥満・アレルギーに注意
コーヒーゼリー・こんにゃくゼリー・キシリトールが入ったゼリーはNG
与える場合はできるだけ犬用のゼリーを
気になることがあれば専門家に聞いてみよう!

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