ドッグフードを変えたとき下痢になる理由と対処法【獣医師監修】
こんにちは、ペット栄養管理士の山本です。連載「犬の食育」では、愛犬の食に関する悩みや疑問にお答えしていきます。今回は、愛犬のドッグフードを変えて下痢になる理由や対処法について、獣医師の佐藤先生監修のもと解説していきます。
目次
ペトコトでは、「愛犬のために健康的なごはんを食べさせてあげたい」という想いから、オリジナルのドッグフード「ペトコトフーズ」を開発しました。
たくさんのお客さまからご好評を頂くと共に、よく「ドッグフードを変えたら愛犬が下痢をしたけど大丈夫?」という質問も頂きます。
愛犬が下痢をするとついつい心配してしまうものですが、私たちも緊張で下痢になる人がいるように、緊急度が低いものから高いものまでさまざまな原因で起こります。
犬がドッグフードを変えたことで下痢をした場合に考えられる原因として、
という理由が考えられます。
緊急度の高い下痢の可能性もありますので、いつもと違う様子が見られる場合はかかりつけの先生に相談するようにしてください。
まずは半日、絶食を行うことをおすすめします(成犬で痩せていない場合に限ります)。絶食後はいつもの食事を少量から回数を増やして与えるようにしましょう。ドライフードであれば、ふやかして柔らかくするとお腹への負担が軽減されます。
下痢になると水分が失われて脱水のリスクが上がります。水分はしっかり摂取させるようにしてください。経口補水液も有効ですが、与え過ぎには注意が必要です。なお、正露丸は強力な消毒剤ですので犬には絶対に与えないでください。
犬用の整腸剤も販売されていますが、間違った判断が逆効果になったり緊急度の高い問題を見落としたりする可能性もあります。愛犬が体調不良になった際は、獣医師の指示に従って対処するようにしてください。
初めの6日間は今までのフードを中心に、新しいフードの量を少しずつ増やしながら徐々に慣れさせていきましょう。
YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは、獣医師の佐藤先生がドッグフードの切り替え方について解説した動画を公開しています。あわせてご覧ください。
健康的なドッグフードを見つけたからといって急に今まで食べていたものから変えてしまうと、愛犬も愛犬の体もビックリして体の負担になってしまう可能性があります。美味しいごはんを楽しく食べてもらうために、焦らず慣らしながら食べさせてあげてくださいね。
Instagramのペトコトフーズアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」を定期開催しています。愛犬のごはんについて気になることがある方は、ぜひご参加ください。
たくさんのお客さまからご好評を頂くと共に、よく「ドッグフードを変えたら愛犬が下痢をしたけど大丈夫?」という質問も頂きます。
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なぜドッグフードを変えると下痢になるの?
愛犬が下痢をするとついつい心配してしまうものですが、私たちも緊張で下痢になる人がいるように、緊急度が低いものから高いものまでさまざまな原因で起こります。
犬がドッグフードを変えたことで下痢をした場合に考えられる原因として、
- 食事の変化に消化器系が適応できていない
- 変化に敏感なワンちゃんの不安やストレス
という理由が考えられます。
1. 食事の変化に消化器系が適応できない
毎日さまざまな食材を使ったごはんを食べている人間と違って、ほとんどの犬は毎日同じごはんを食べています。腸内環境は特定のごはんに適した状態になっていますので、いつもと違うごはんが運ばれてくると簡単に消化できず、その負担が下痢として現れる可能性があります。2. 不安やストレスによるもの
変化に敏感なワンちゃんであれば、「いつもと違うごはん」という変化に不安やストレスを感じてしまうことがあります。そのストレスが下痢として現れる可能性があります。その他に考えられる下痢の原因
他にも下痢を引き起こす一般的な原因として、以下のようなものが考えられます。- 腐っているものを食べた
- 中毒物質を摂取した
- 食物アレルギー
- 食物不耐症
- 寄生虫
- 誤飲
- 薬の副作用
- 細菌やウイルス感染
- 膵臓、肝臓、胃や腸などの消化器系による病気
- さまざまな腫瘍などの病気
緊急度の高い下痢の可能性もありますので、いつもと違う様子が見られる場合はかかりつけの先生に相談するようにしてください。
フードを変えて下痢になったときの対処法
まずは半日、絶食を行うことをおすすめします(成犬で痩せていない場合に限ります)。絶食後はいつもの食事を少量から回数を増やして与えるようにしましょう。ドライフードであれば、ふやかして柔らかくするとお腹への負担が軽減されます。
下痢になると水分が失われて脱水のリスクが上がります。水分はしっかり摂取させるようにしてください。経口補水液も有効ですが、与え過ぎには注意が必要です。なお、正露丸は強力な消毒剤ですので犬には絶対に与えないでください。
犬用の整腸剤も販売されていますが、間違った判断が逆効果になったり緊急度の高い問題を見落としたりする可能性もあります。愛犬が体調不良になった際は、獣医師の指示に従って対処するようにしてください。
愛犬に負担をかけないフードの切り替え方
今まで食べていたドッグフードを急に変えることは、下痢になるかどうかに関わらず愛犬の負担になってしまいます。そのため「ペトコトフーズ」でも少しずつ置き換えていく方法を推奨しています。初めの6日間は今までのフードを中心に、新しいフードの量を少しずつ増やしながら徐々に慣れさせていきましょう。
1〜2日目 | 新規フード25% | 既存フード75% |
---|---|---|
3〜4日目 | 新規フード50% | 既存フード50% |
5〜6日目 | 新規フード75% | 既存フード25% |
7日目以降 | 新規フード100% | 既存フード0% |
YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは、獣医師の佐藤先生がドッグフードの切り替え方について解説した動画を公開しています。あわせてご覧ください。
愛犬に楽しく食べてもらうために
健康的なドッグフードを見つけたからといって急に今まで食べていたものから変えてしまうと、愛犬も愛犬の体もビックリして体の負担になってしまう可能性があります。美味しいごはんを楽しく食べてもらうために、焦らず慣らしながら食べさせてあげてくださいね。
気になることがあれば専門家に聞いてみよう!
Instagramのペトコトフーズアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」を定期開催しています。愛犬のごはんについて気になることがある方は、ぜひご参加ください。
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