【獣医師執筆】犬にししゃもを与えるのはNG!理由や食べた際の対処法を解説

佐藤貴紀

獣医師/循環器科担当/認定医

【獣医師執筆】犬にししゃもを与えるのはNG!理由や食べた際の対処法を解説

食卓に登場することも多いししゃもを愛犬が食べてしまったら……。ししゃもはまるごと食べることがほとんどで、犬にとっては骨など危険な場合があります。また塩分過多になることも。愛犬の欲しがる姿についつい与えたくなってしまいますが、ししゃもは犬に与えないほうがいい理由があります。

目次
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この記事のまとめ

  • 犬にししゃもを与えるのは避けるべき
  • ししゃもは塩分が多く、犬が食べると塩分過多のリスクが高い
  • 骨が多いため喉に刺さる危険性がある
  • 塩分過剰は犬の心疾患や心不全につながる恐れがある

犬にししゃもを与えるのをおすすめしない理由

シシャモ
犬にししゃもを与えてはいけない理由は、塩分量にあります。ししゃもに多く含まれるナトリウムは、塩分に含まれる成分の一つです。

確かに、塩分は犬にとっても必要なものですが、人間用に味付けされた料理を与えると塩分過多の原因となります。シシャモの干物は特に塩分量が多く、犬に与えるのは避けたほうが良いといえます。また骨も多いため、喉に刺さってしまう危険があります。

塩分を取り過ぎると起こりやすい病気は?

塩分を過剰摂取し、血漿(けっしょう)高カリウム濃度が続くと、犬の場合は心疾患や心不全につながる恐れがあります。

犬が食べなくていい「ししゃも」の種類

ししゃも
ししゃもは本来、北海道の太平洋沿岸だけで穫れる魚のことを指しますが、漁獲量の減少によって代用魚として輸入されていた「カペリン」と呼ばれる魚のことをししゃもとして指すのが一般的になってしまいました。

「カペリン」は「カラフトシシャモ(樺太柳葉魚)」とも呼ばれ、もともとのししゃもは「本ししゃも」と呼ばれて区別されることもあります。

「本ししゃも」は高級魚になっており、一般的に食卓に並ぶのは「カペリン(カラフトししゃも)」となります。

犬がししゃもを食べてしまった場合の対処法

ししゃもを食べたい犬
ししゃもを犬が誤って食べてしまっても、急激に変化があるとは限りませんが、気になる様子があればすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

その際に、「いつ」「どのくらいの量」を食べたかを正確に伝えることで獣医師の診断がしやすくなります。

誤飲したことがわかった時点ですぐに動物病院に行くことが好ましいですが、時間帯や愛犬の様子によってはまず電話で獣医師の指示に従うことも良いでしょう。

決して素人判断で「大丈夫そうだから」と放置してはいけません。数日後に症状が現れる可能性もありますので、異変が無いか目を離さないようにしてください。

犬とししゃもに関するよくある質問

Q.
犬にししゃもを与えても大丈夫ですか?
A.
与えないほうが良いです。ししゃもは塩分が多く、骨も喉に刺さる危険があるため犬には適しません。
Q.
ししゃもを食べた犬にどんな症状が出る可能性がありますか?
A.
塩分過多により心疾患や心不全のリスクがあり、喉に骨が刺さると呼吸困難などの症状が出る場合があります。
Q.
犬が誤ってししゃもを食べてしまったらどうすれば良いですか?
A.
少量であればすぐに問題になることは少ないため、まずは様子を観察しましょう。塩分が多いため嘔吐や下痢、ぐったりする様子があれば動物病院を受診してください。

さいごに

犬
犬にししゃもは与えないで
理由は製造過程で大量の塩を使用していること
塩分の過剰摂取は心疾患や心不全につながる恐れがある
人間にとって体に良い食べ物が、犬にとっても良いとは限りません。大切な愛犬を守るために、しっかりと確認して愛犬との食生活を楽しみましょう。

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