
犬の「よし」は大切な解放コマンド!「待て」の回数より「よし」を多くしよう
食事の前など犬を座らせて待たせ「よし」の合図でご飯を食べさせるという行動をさせたことがある飼い主さんは多いと思います。しかし、中には「よし」の合図で食べない子もいるようです。今回は犬の解放コマンドについて、ドッグトレーナーが解説します。
犬の「よし」は解放の合図

「よし」は「もう自由にしていいよ」という意味の解放の合図です。
「お座り」や「伏せ」も同じで、犬に何か指示を出したのであれば、その終わりを教えてあげる必要があります。
「よし」の応用編
解放はトレーニングの終わりでも利用することができます。解放のコマンドを教えておくことで「集中する時」「息抜きする時」とメリハリあるトレーニングをすることができるようになります。
トレーニングから切り替えるときは、声のトーンを高く「よし!」と言ったり、自分の体をぽんぽんと叩いて犬に「飛び付いてもいいよ」と遊びに誘う行動をとったりしてもいいです。
その他には、信号待ちをしているときにお座りするようにしつけているならば、信号が青に変わったら「よし」の言葉で歩き出すことも大切です。
「待て」と「よし」のしつけ方

犬に指示を出し、その体勢で待ち続けてもらうためには「待て」を教える必要があります。
一番簡単なのは、食事の時にご飯の入った器を持ち上げ、犬を座らせて(もしくは座るのを待ち)「よし」の言葉を言いながら器を犬の前に出して与える方法です。
繰り返すことで「待て」と「よし」を理解し、器を目の前においた状態でも解放の合図がされるまでは待つようになります。待たせる時間は1秒2秒と少しずつ時間を長くしていきましょう。
5秒待てたからと次は20秒というのは難しく、失敗の原因になります。
\One Point!/
どうしても動いてしまいそうなときは、犬が動いてしまうと思った瞬間にあえて「よし」を言いましょう。「よし」を言われてないけれど自由にしてもいいんだと思わせないためにも、少し時間が短くても叱らずに「よし」を言うことも失敗させないためには大切な対処方法です。
「よし」のコマンドに注意
解放の合図を「よし」にしている人は多いと思います。しかし「いい子だね」と褒める時につい「よしよし」と言っていませんか?犬にしてみると、解放の合図と褒め言葉の区別がつきにくくなります。
普段から褒め言葉として「よしよし」を使っているのであれば、解放のコマンドは「OK」や「いいよ」「おしまい」など別の言葉にするようにしましょう。
「よし」と言っても食べない理由

食事の時に待てをさせて「よし」と言っても犬が食べないで、飼い主さんの顔をずっと見ているという場合は以下の理由が考えられます。
- よしの意味がまだわかっていない
- 「よし子さん!」などフェイクをかけることがある
- ちゃんとできないと叱っている
- 食欲がない(体調不良)
フェイクをかけたり、ちゃんとできなかったりした時に叱ってしまうと、犬は行動を起こすことに不安を覚えるようになります。
すると楽しいはずの食事時間でも、飼い主さんの顔色を伺いながら食べないといけない悲しい時間になるため、愛犬が自信をなくすような行動はしないようにしましょう。
始めと終わりを教えてあげましょう

「よし」は解放の合図です
犬に何か指示を出したのであればその終わりを「よし」で教えてあげる必要があります
解放のコマンドがあることで、メリハリのあるトレーニングを行えます
愛犬とのコミュニケーションをより深めるためには、飼い主さんも犬にわかりやすいように、ルールを決めて丁寧に教えてあげる必要があります。
意外と「待て」はしっかり教えていても適切に解放をしてあげている人は少ないです。写真を撮る時に「〇〇ちゃん待てよー、まだだよー」と言いながら気を引くのは悪いことではありませんが、きちんと「待て」ができたら解放してたくさん褒めるということもセットで教えてあげてくださいね。
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