
ヨーロピアンバーミーズってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親からの迎え方などを紹介!
これまでも犬のようだと言われる猫種を紹介してきましたが、今回ご紹介するヨーロピアンバーミーズも犬のように忠誠心があり、愛情深いといわれる猫種です。アメリカンバーミーズとの違いも含めて見てみましょう。
ヨーロピアンバーミーズの基礎知識

photo credit: エルニャンくん(@handmadetemtem)さん Thank you!
英語表記 | European Burmese |
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原産国 | アメリカ |
サイズ | 中型 |
体高 | 約25〜30.5cm |
体重 | 約4.5〜6kg |
寿命 | 約10〜15年 |
1930年、一人のアメリカ人がビルマで生まれた一匹のメス猫を購入しました。この猫はウォン・マウ(Wong Mau)と名付けられ、シャム猫とかけ合わせた結果バーミーズという猫が生まれました。
この猫種は1956年にアメリカで猫種として登録されましたが、ヨーロッパに渡ったバーミーズの子孫はアメリカのバーミーズとは異なる特徴を持った猫種となり、アメリカに残ったものをアメリカンバーミーズ、ヨーロッパにいるものをヨーロピアンバーミーズと呼ぶようになりました。
ヨーロピアンバーミーズの性格
ヨーロピアンバーミーズは、愛情の深い猫種です。家族はもちろん、犬を含むほかのペットとも仲良くできるという点から、多頭飼いに向いている猫とされています。体力はありますが性格はおとなしく、鳴き声の気にならない猫ですので集団住宅でも比較的飼いやすいといえるでしょう。
ヨーロピアンバーミーズの特徴
ヨーロピアンバーミーズは、中型の短毛種の猫です。顔は丸く比較的短い鼻を持っており、ボディはがっちりとしています。先の丸い耳と、イエローもしくはアンバー色の目が特徴です。ヨーロピアンバーミーズとアメリカンバーミーズとの違い

アメリカンバーミーズとヨーロピアンバーミーズとの大きな違いは、顔の形です。ヨーロピアンバーミーズは、アメリカンバーミーズに比べて輪郭がより丸いという特徴を持っています。また、同じ祖先を持つとされるトンキニーズにも似ています。
ヨーロピアンバーミーズの毛色
ヨーロピアンバーミーズには、チョコレート、ブラウン、ライラック、ブルー、クリーム、レッド、ブラウントーティなどの毛色があります。クリーム

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ライラック

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ヨーロピアンバーミーズの育て方
ヨーロピアンバーミーズは、好奇心旺盛で運動能力の高い猫種です。特にジャンプ力に長けており、どれだけ高い家具にでも登ってしまいます。猫にとって危険なものを置く場所には注意が必要でしょう。また、友好的な性格のことを考えると、天敵の多い屋外には出さないほうが賢明です。
ヨーロピアンバーミーズのケア
シルクのような毛質を持つとされるヨーロピアンバーミーズには、アンダーコートがほとんど生えることがありません。お手入れは、軽いブラッシング、あるいは日々撫でてあげることで抜け毛を落とす程度でよいでしょう。特にひどい汚れが見られる場合を除き、お風呂は必要ありません。
ヨーロピアンバーミーズのかかりやすい病気

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ヨーロピアンバーミーズには、特にかかりやすいとされる病気はありませんが、猫の疥癬や猫コロナウイルス(FCoV)、猫伝染性腹膜炎(FIP)など、一般的な猫の病気について知識をつけておくことは必要です。
ヨーロピアンバーミーズの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
ヨーロピアンバーミーズの迎え方
ヨーロピアンバーミーズは、日本ではなかなか見ることのできない猫種です。ブリーダーや扱いのあるペットショップなどを探すのは少し難しいかもしれません。保護猫から迎える

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。
募集情報を見る
ブリーダー・キャッテリーから迎える
ブリーダーやキャッテリーから猫を迎える場合、良いブリーダーを探すことが重要です。アフターケアやこれまでの活動など、気になったことはすべて聞いておくことをお勧めします。ペットショップで迎える
ペットショップでは、猫をお迎えするのに必要な爪とぎなどのおもちゃ、キャットフード、トイレなどを一緒にまとめて購入できるという利点があります。はじめて猫を飼う場合などに便利です。ヨーロピアンバーミーズを迎える前に理解を!
陽を受けて光るシルクのような毛並みと美しい目の色を持つヨーロピアンバーミーズは、数ある猫種の中でもフォトジェニックな猫として知られています。そんな彼らと一緒の暮らしは、素敵で愛に溢れるものになること間違いありません。
参考文献