猫が香箱座りするのはなぜ?意味やリラックス度など猫の気持ちを紹介

猫が香箱座りするのはなぜ?意味やリラックス度など猫の気持ちを紹介

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猫の姿勢にはそのときの気持ちが表れます。今回は猫が前足を体の下に入れた状態のことを指す「香箱座り」に注目し、猫が香箱座りをするときの気持ちやリラックス度合いなどを紹介します。

猫の香箱座りとは

香箱座りする猫

猫の香箱座りとは、猫が前足を体の下に入れた状態で座っている様子のことを指します。

その様がお香などを収納する「香箱」に似ていることから「香箱座り」と名付けられました。香箱座り以外にも「香箱をつくる」「香箱を組む」といわれることもあります。

海外では「catloaf(キャットローフ)」と呼ばれ、直訳すると「猫の(パンの)ひとかたまり」。その見た目が一斤の食パンに似ていることが由来です。

猫が香箱座りをする意味

香箱座りする猫

猫が香箱座りをする意味として「リラックスしている」「寒い」「体調不良の可能性」の3点が挙げられます。

リラックスしている

香箱座りはリラックス・落ち着いている状態です。

前足を体の下に入れているため、緊急事態時にすぐに逃げ出せないことから「逃げる必要がない=リラックスしている」状態といえます。

ヘソ天ほど逃げづらい体勢ではないのでリラックス度としては高いですが、ヘソ天ほどではありません。


寒い

足を体の下に入れて、暖を取ろうとしている可能性があります。

一般的に猫は寒さがあまり得意ではないため、寒がっている可能性があれば25~28℃程度の室温に調整してみてください。


体調不良の可能性もある

長時間香箱座りの状態で動かない場合は体調不良の可能性も考えられ、前足をしまっているのではなく、お腹を守っている状態かもしれません。

その他「食欲不振」や「下痢」「嘔吐」など、気になる症状があれば、動物病院へ連れて行きましょう

猫の香箱座りを見るためには

香箱座りする猫

猫の香箱座りを見るためにはリラックスできる環境をつくることが大切です。

高いところは周囲が見渡せるため、猫にとって安全を感じられる場所のひとつです。その他、暗いところや狭いところも好みます。

甘えん坊の猫の場合は飼い主さんが同じスペースにいるだけで、リラックスして香箱座りを見せてくれるでしょう。

香箱座りをしない猫もいる

運動会中の猫

猫によっては香箱座りをしない・しにくい子もいます。

性格によるもの

前述の通り、猫はリラックスしているときに香箱座りをするため落ち着きがなく、好奇心旺盛な性格の子の場合は、なかなか香箱座りが見れないかもしれません。

体型によるもの

体が大きい猫の場合や肉付きが良い子の場合は、前足を体の下に入れること自体が難しい場合があるため、香箱座りができない傾向にあります。

まとめ

香箱座りする猫

愛猫が香箱座りを見せてくれるのは飼い主さんを信頼している証拠です。

猫の姿勢が「すぐに逃げられるかどうか」は、警戒度やリラックス度がわかる基準になるため、日頃から観察してみてください。