
サラダやおにぎりの具など、さまざまなメニューで活躍してくれる「シーチキン®」。シーチキン®とは、はごろもフーズが登録商標している商品名で、一般的には「ツナ缶」として販売されています。ツナ缶は人向けの食べ物ですので、犬に与えるのはオススメできません。その理由を詳しく紹介します。
目次
この記事のまとめ
- 犬に与えるシーチキン®(ツナ缶)は基本的におすすめしない
- 塩分やオイル、添加物が入っているツナ缶は犬の健康に悪影響がある
- マグロに含まれるメチル水銀の過剰摂取は中枢神経障害のリスクとなる
- どうしても与える場合は無添加・塩分控えめのものを少量にとどめる
ツナ缶に含まれる栄養・成分

ツナ缶の主な材料はマグロやカツオです。これらの魚介類をオイル漬けにしたり水煮にしたりしたものが、まるで鶏肉のささみのような味がするため、はごろもフーズから「シーチキン®」として販売され、ツナ缶の代名詞的な商品になりました。
塩分やオイル、添加物が入っていないツナ缶であれば、過剰摂取やアレルギーに注意すれば与えても問題はありません。ではツナ缶にはどのような栄養や成分が含まれているのでしょうか。一般的なツナ缶を例に紹介します。
タンパク質
タンパク質は、複数のアミノ酸が結合してできた物質です。脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルとともに5大栄養素の一つとされ、エネルギー源や細胞・筋肉など体の構成成分(構造生タンパク質)、血液・神経伝達物質などの生理機能成分(機能性タンパク質)となります。DHA・EPS
「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」は、α-リノレン酸と同じくオメガ3系脂肪酸で、私たち人間の健康成分としても有名ですが、犬にとっても非常に大切な栄養成分です。網膜や神経組織の発達に良いとされます。また、EPAは血液の流れを良くするため、腎不全などの腎臓病の軽減につながるとされています。ナイアシン
ビタミンB群の仲間で、全身の酵素を助ける役割をしています。例として、皮膚や粘膜の炎症、神経症状を防ぐことが挙げられます。犬にツナ缶を与える際の注意点

塩分・オイルのリスク
人が食べるものを犬に食べさせれば塩分過多になってしまいます。塩中毒の危険性がありますし、過剰摂取による血漿(けっしょう)高カリウム濃度が続くと犬の場合は心疾患、心不全につながる恐れがあります。また油の取り過ぎも、肥満の原因になります。
メチル水銀のリスク
ツナ缶の原材料であるマグロは、ほかの魚よりも多く水銀(メチル水銀)が含まれており、人間と同様に、犬が食べ過ぎると中枢神経に障害を与える可能性があります。アレルギーのリスク
原材料であるマグロやカツオにアレルギー反応を起こしてしまう子がいます。もし愛犬が間違ってツナ缶を食べてしまい以下の症状が見られた場合は、速やかに獣医師に相談してください。その際、いつ・何を・どれだけ食べたかを伝えられるようにしておくと診察がスムーズになります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
犬とシーチキンに関するよくある質問
Q.
犬にシーチキンを与えても大丈夫ですか?
A.
基本的にはおすすめしません。塩分やオイル、添加物が含まれているため健康に悪影響を及ぼす可能性があります。特別な場合でも無添加で塩分控えめのものを少量にしてください。
Q.
ツナ缶の塩分やオイルが犬に与える影響は?
A.
塩分の過剰摂取は塩中毒や心疾患のリスクを高め、オイルの摂りすぎは肥満につながる可能性があります。
Q.
愛犬がツナ缶を誤食した場合の対処法は?
A.
下痢や嘔吐、皮膚のかゆみ、目の充血などの症状が出たら、すぐに獣医師に相談してください。その際、何をどのくらい食べたか伝えられるようにしてください。
Q.
犬に与えても安全なツナの種類や量はありますか?
A.
塩分や添加物が含まれていないツナ缶を少量なら問題ない場合もありますが、基本的には犬用に調整されたフードやおやつを選ぶことが望ましいです。
さいごに

塩分・オイル・添加物が入っているツナはNG
犬には犬用ツナをあげましょう
ただし特別な日やごぼうびに少量を与える程度に
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