猫に厄年があるって知っていますか?猫の厄払いができる神社も紹介
人には「前厄」「本厄」「後厄」があり、年始にお寺や神社で厄払いをして1年の健康祈願をする方も多いと思います。猫にも厄年があり、人と同じように猫にも厄払いしたいと思う飼い主さんは多いのではないでしょうか?今回は猫の厄年にあたる年齢と、猫の厄払いができるお寺・神社を紹介します。
人間の厄年の場合
厄年は「数え年」で数えます。数え年では生まれた時が1歳、お正月を迎えると1歳年をとる数え方です。
厄年は数え年で男性が「25歳・42歳・61歳」、女性が「19歳・33歳・37歳・61歳」をいいます。
厄年の年齢は陰陽道が由来とされていて、平安時代から風習として受け継がれていますが、現代でも受け継がれている理由には、年齢的に見える体力的な変化や精神的な変化が起こりやすいからといわれています。
令和5年 厄年早見表
<男性>
前厄 | 平成12年(2000年) 生まれの24歳 | 昭和58年(1983年) 生まれの41歳 | 昭和39年(1964年) 生まれの60歳 |
本厄 | 平成11年(1999年) 生まれの25歳 | 昭和57年(1982年) 生まれの42歳 | 昭和38年(1963年) 生まれの61歳 |
後厄 | 平成10年(1998年) 生まれの26歳 | 昭和56年(1981年) 生まれの43歳 | 昭和37年(1962年) 生まれの62歳 |
<女性>
前厄 | 平成18年(2006年) 生まれの18歳 | 平成4年(1992年) 生まれの32歳 | 昭和63年(1988年) 生まれの36歳 | 昭和39年(1964年) 生まれの60歳 |
本厄 | 平成17年(2005年) 生まれの19歳 | 平成3年(1991年) 生まれの33歳 | 昭和62年(1987年) 生まれの37歳 | 昭和38年(1963年) 生まれの61歳 |
後厄 | 平成16年(2004年) 生まれの20歳 | 平成2年(1990年) 生まれの34歳 | 昭和61年(1986年) 生まれの38歳 | 昭和37年(1962年) 生まれの62歳 |
猫の厄年の場合(令和5年)
猫も人間同様、精神面や体力面の疲労や故障が起きやすい人生の節目として設定されました。
猫の厄年は性別に関係なく「12歳・14歳・17歳」とされています。
この年齢を人間に換算するとだいたい「64歳・72歳・84歳」と、人間に比べてかなり上の年齢で設定されています。
本厄 | 平成24年(2012年) 生まれの12歳 | 平成22年(2010年) 生まれの14歳 | 平成19年(2007年) 生まれの17歳 |
厄年の猫が気をつけることは?
猫の厄年は大人の年齢です。成猫が気をつけるべき病気は「腎臓病」や「糖尿病」「甲状腺機能亢進症」などの内分泌疾患です。
腎臓病
腎臓病は、腎臓に毒性のあるものを食べたり、尿路結石で排尿困難になったりすることで起こります。食事の取り方を気にかけることが大切です。
糖尿病
糖尿病は、インスリンの分泌量低下や遺伝的要因などが原因で、インスリンを十分に作れなくなり、結果血糖値が上がる病気です。食事療法によって管理できる場面がありますが、獣医師と相談の上、治療を進めることになります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンの分泌量が増えることで、身体にさまざまな異常をきたす病気で、遺伝やフード・住宅を建築する際の化学物質が原因だといわれています。この病気は原因がまだ十分に解明されていないので、日頃の体調の確認と定期的な健康診断が大切です。
猫の厄年に厄払いができる神社
ペットの健康祈願のために厄払いをしたい場合、実際に実施している神社を調べる必要があります。地域別にペットの厄払いができる神社を紹介します。
市谷亀岡八幡宮(東京都新宿区)
東京都新宿区にある、平和成就の神様が宿る神社です。ご祈祷の予約を承っていたり、ペットのお守りの販売が行われたりと、ペットフレンドリーな神社です。
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愛育神社(千葉県長生郡)
千葉県長生郡にある愛育神社は、日本初の「動物の祓いや祈願」を行う神社として開かれた新しい神社です。ペット専用神社のため、愛犬との参拝がはじめての方にもオススメです。
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朝日氷川神社(埼玉県川口市)
埼玉県川口市にある、厄除け・除災招福の神様が宿る神社です。予約が必須で、祈祷後にはお神札・飼い主用とペット用のお守り・さらに神様からおやつが授与されます(1月1日〜1月8日はペットのお祓い予約不可)。
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吉水神社(奈良県吉野郡)
奈良県吉野郡吉野町にある、縁結びのご利益がある神社です。吉水神社は、神様はワンちゃんネコちゃんをやさしく受け入れるといった考えの、ペットに優しい神社です。
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その他のペット同伴可能な神社・お寺は以下の関連記事よりご確認ください。
猫の厄年に厄払いの時期やかかる料金は?
厄払いは年始(1/1)から節分(2/4頃)にかけてしてもらうのが一般的ですが、一年中いつでも可能です。
ペットの厄払いの場合、予約が必要になりますので事前に調べておくといいでしょう。
厄払いにかかる料金の相場は3000円〜1万円です。金額による祈祷内容の違いはありませんので、無理なく渡せる金額を準備ください。
人間も猫も厄年でも健康な1年を
飼い主の皆さんは、いつでも愛猫の健康を願っているはず。
厄年に該当する場合は、人間も猫も厄を祓い、素敵な1年のスタートを迎えてくださいね。