
ジャーマンレックスってどんな猫?性格や寿命、体重、病気などの特徴、里親からの迎え方などを紹介!
社交的ではないといわれる猫たちですが、実はフレンドリーな猫種もたくさんいます。今回ご紹介するのは、子供からお年寄りまで誰とでも仲良くできる社交性の持ち主、ジャーマンレックスという猫種です。
ジャーマンレックスの基礎知識

Photo by @se_oneworld_catsさん Thank you!
英語表記 | German Rex |
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原産国 | ドイツ |
サイズ | 中型 |
体高 | 約25.4〜35.5cm |
体重 | 約2.2〜3.6kg |
寿命 | 約9〜14年 |
第二次世界大戦が終わった1945年ごろ、東ベルリンを探索していたR.ショイヤー・カルピン博士によって1匹の黒猫が保護されました。その猫はラムキン(Lammchen)と名付けられ、この猫が生んだのがジャーマンレックスの祖先であるといわれています。
ジャーマンレックスはその後アメリカに運ばれましたが、すでにアメリカには同じく縮れ毛を持つコーニッシュレックスという猫種がいたため、あまり積極的に交配されなかったようです。そのため、今でも世界的に非常にレアな猫種として知られています。
ジャーマンレックスの性格
ジャーマンレックスは、活動的で社交的な性格の猫です。違う猫との多頭飼いはもちろん、小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭にもぴったりです。ジャーマンレックスの特徴
ジャーマンレックスは、羊毛のような縮れ毛を持つ短毛種の猫です。スレンダーなボディーと長い足、丸い顔に大きな耳が特徴です。コーニッシュレックスとの違い
ジャーマンレックスは、被毛の特徴からコーニッシュレックスと比較されることが多いようです。
似た被毛を持つ2種ですが、ジャーマンレックスとコーニッシュレックスの大きな違いもまた、被毛にあります。ジャーマンレックスの被毛は羊毛のように見え、シルクのような手触りが特徴ですが、コーニッシュレックスの被毛はより短く、ビロードのようであると例えられます。
また、足が細く少し頼りなく見えてしまうコーニッシュレックスに比べ、ジャーマンレックスのほうが筋肉質で大きく見えるという違いもあります。実際の体重は、2種ともあまり変わりません。
ジャーマンレックスの毛色
ブラック、クリーム、レッド、変わったところではラベンダーやシナモンなど、さまざまな毛色を持つジャーマンレックスがいます。毛の模様も、単色からタビー、ポインテッド(顔や手足など体の末端部分のみに色のついている白ベースの模様)まで、いろいろな模様が許容されています。
レッドタビー

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キャリコ(三毛)

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ジャーマンレックスの育て方
ジャーマンレックスは、家族と過ごす時間が好きな猫種です。長時間の留守番は避け、なるべく一緒にいる時間を大切にしてあげましょう。また、活発な性格の持ち主ですので、自由に遊べるスペースや、おもちゃも必要です。賢い一面もあるので、トリック(芸)を教えるのもよいでしょう。
ケア(シャンプー/ブラッシング)

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ジャーマンレックスは短毛種なので、頻繁なブラッシングは必要ありません。ただし、毛が少ないため、皮脂を身体全体に行き渡すことができません。
匂いや汚れなどの皮膚トラブルを避けるため、普通の猫種よりもお風呂に入れる機会を増やしてあげる必要があります。適切な身体の乾かし方も覚えておきましょう。
ジャーマンレックスのかかりやすい病気
ジャーマンレックスには、皮膚トラブルに気をつける以外、特にかかりやすい病気は知られていません。しかし比較的寿命の短い猫種ですので、日頃たくさん触れ合うことで、愛猫の少しの変化も見逃さないようにしたほうがよいでしょう。
ジャーマンレックスの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
ジャーマンレックスの迎え方
ジャーマンレックスなど、日本であまり知られていない猫種を飼うには、情報収集がキーとなります。ケアの仕方、気をつけることなどを事前に調べておきましょう。保護猫から迎える

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。
募集情報を見る
ブリーダー・キャッテリーから迎える
きちんとしたブリーダーやキャッテリーから迎えると、猫種に特化した情報を教えてくれることがあります。口コミやレビューサイトなどで優良ブリーダー・キャッテリーを探すのをお勧めします。ペットショップで迎える
ペットショップには猫だけではなくいろいろな動物がいます。ペットショップによっては子猫の頃から犬やほかの動物と触れ合わせることによって多頭飼いの準備をさせているところもあるので、猫や犬と既に暮らしているご家庭はその点も含めてリサーチしてみるとよいかもしれません。
ジャーマンレックスを迎える前に理解を!
ジャーマンレックスは、とても賢く、犬が覚えるような芸をこなすことでも知られています。少し広めのリビングルームがあれば、愛猫とボール投げなどで一緒に遊べるかもしれません。