
トンキニーズってどんな猫?性格や寿命、体重の特徴、里親の迎え方などを紹介!
トンキニーズはシャム猫とバーミーズを掛け合わせて作出されたミャンマー原産の猫です。顔立ちはシャム猫に似ていますが、見分けるポイントはどこなのでしょうか。今回はトンキニーズの少し複雑な歴史的背景や性格、鳴き声や寿命、体重などの特徴、かかりやすい病気や寿命、ブリーダーや保護猫(里親)などの迎え方について紹介します!
トンキニーズの基礎知識
トンキニーズはシャム猫やバーミーズとの混血種であることから、混血などの人種問題がテーマであるミュージカル『South Pacific』の中に出てくる島の名前「Tonkanese(トンキニーズ)」にちなんで名付けられました。トンキニーズの歴史
トンキニーズはミャンマー原産の猫種です。トンキニーズの歴史は原産国が同じバーミーズと深く交わっています。トンキニーズとバーミーズの祖先にあたる猫は共通の1匹の猫なのです。2種類の誕生の始まりは、1930年代にさかのぼります。アメリカに綺麗なポイントカラーでブラウンの毛並みを持った「ウォン・マウ」という名前の猫がいました。アメリカのブリーダーたちは、ウォン・マウの美しい毛並みが固定化された猫種を作出しようとして、ウォン・マウとシャム猫を掛け合わせました。その結果、ポイントカラーの猫種を作出することはできなかったものの、現在のバーミーズにあたる金色の目を持ったモノカラーの綺麗な猫を誕生させることに成功しました。バーミーズとして確立され人気が出ると、1960年頃にはブリーダーたちの手によってアメリカンバーミーズやヨーロピアンバーミーズといったさまざまな種類のバーミーズが誕生するまでに至りました。
バーミーズ誕生の一方で、当初の目標であったウォン・マウのような美しいポイントカラーの猫種を生み出す試みも続けられました。そしてバーミーズとシャム猫を掛け合わせた結果、タン色と呼ばれる黄褐色の毛とアクア(水色)の瞳を持った猫が生まれました。あるブリーダーがその毛色を大変気に入り、その猫が基礎となって現在のトンキニーズが確立されたといわれています。
トンキニーズの性格
トンキニーズは温かくて愛情深い心の持ち主で、飼い主さんの肩や膝に上ることを好みます。頭や記憶力がよいだけではなく、我慢強いためしつけも容易にすることができます。人見知りが少ない猫種なので、飼い主さんだけでなくお客さんに対しても愛想よく接してくれます。トンキニーズの特徴
トンキニーズは色のバリエーションが豊富で、シルクのような滑らかな肌触りの毛が特徴です。目の色はブルー、トンキニーズ特有の色といわれているアクア(水色)、グリーンのいずれかの色を持っている子が多いです。しかしトンキニーズはバーミーズとシャム猫の混合種であるため、シャム猫のようなサファイアブルーやバーミーズのようなゴールドに近い色の目をして生まれてくることもあります。毛色だけでなく目の色もバリエーション豊富なトンキニーズは、それぞれが個性的な見た目を持っているということも魅力の一つといえるでしょう。
トンキニーズとシャム猫の違いってなに?

トンキニーズ(左)、シャム猫
トンキニーズとシャム猫は見た目がとても似ています。以下のポイントを参考にして見比べてみてください。
体
トンキニーズの体はバーミーズ寄りで、全体的に丸みを帯びています。シャム猫は手足や胴体も長く、全体的にスリムな体型をしています。目の色
トンキニーズの目の色はブルー、アクア(水色)、グリーンなどとバリエーション豊富です。シャム猫の目の色はサファイアブルーの一色です。トンキニーズの平均寿命や体重
トンキニーズの平均寿命は15歳〜17歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので少し長めといえるでしょう。平均体重はメスが3kg〜4kg、オスが3.5kg〜6kgです。
トンキニーズの毛色
トンキニーズの毛色はシャンパンやプラチナ、ブルーなどとバリエーションが豊富です。シャンパン
鼻や耳、足先や尻尾の色がブラウンです。プラチナ
鼻や耳、足先や尻尾の色がグレーです。ブルー
猫の毛色をブルーと呼ぶ時は、グレー(灰色)を指します。ポイントカラーの部分が濃い子もいればロシアンブルーのように全身がブルーの子もいます。トンキニーズがかかりやすい病気
トンキニーズは猫の中でも腎臓病になりやすい体質を持っています。煮干しや海苔などのミネラルやマグネシウムが豊富な食材はあげることは控えましょう。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。トンキニーズの迎え方
トンキニーズの迎え方はさまざまです。猫を迎える際にぜひ参考にしてみてください。保護猫から迎える

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