犬のためにエアコン(クーラー)はつけっぱなしがいい?適正温度や注意点などを解説

ペトコト編集部

犬のためにエアコン(クーラー)はつけっぱなしがいい?適正温度や注意点などを解説

犬の熱中症の多くは外ではなく室内で起こっています。室内犬の夏の熱中症や暑さ対策に欠かせないエアコン(クーラー)ですが「つけっぱなしにしておけば大丈夫」と安心していませんか?あまりにも低い温度で設定すると、下痢や嘔吐などの症状を呈すクーラー病になる恐れも。今回は、犬にとっての適温や効率的なクーラーの使い方、いつからエアコンをつけるべきなのかなどを解説します。

目次
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この記事のまとめ

  • 犬が過ごしやすい室温は23〜26℃、湿度は45〜60%が目安。温湿度計は犬のいる高さに置く
  • 暑い時期のお留守番は、エアコンをつけっぱなしにしておくのが安心
  • つけっぱなしが電気代の節約になるかは外出の長さしだい。節電は部屋や窓の工夫で
  • 人感センサーは止め、冷たい風が直接当たらないようにする
  • 停電に備えて、電気を使わない水飲みや冷却グッズも用意しておく
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愛犬のためのエアコン(クーラー)の使用時期や適正温度

犬は全身を毛におおわれ、汗をかいて体温を下げることがほとんどできないため、人よりも暑さに弱い動物です。まずは、エアコンをいつから使えばよいのか、何℃くらいに保てばよいのかを確認しましょう。

エアコン(クーラー)の使用時期

最近は5月でも夏日になることがあり、「いつからクーラーをつけるべき」とは一概にはいえません。冷却グッズなどで犬が快適に過ごせているうちは、必ずしも必要ないでしょう。

ただし、うっかり暑さ対策をしないままお留守番をさせることがないように、天気予報を確認し、必要なら冷却グッズやクーラーで快適な環境を整えておくことをおすすめします。

犬は湿度にも弱いため、「冷房はまだいらない」という段階でも、除湿をしっかりしてあげると快適に過ごすことができます。

犬にとってのエアコン(クーラー)の適正温度

犬が過ごしやすい室温の目安は23〜26℃、湿度は45〜60%です。外気温との差がありすぎても体調を崩す原因になるため、冷やしすぎにも注意しましょう。

エアコンの設定温度と、犬が過ごしている床の近くの温度は同じとは限りません。温湿度計を犬のいる高さに置いて、実際の室温と湿度を確認すると安心です。

\One Point!/

あまりにも低い温度に設定すると、犬もクーラー病(気温の変化で自律神経が乱れ、体調を崩す状態)になる恐れがあります。

快適と感じる温度は犬種や年齢によっても異なります。愛犬が「パンティング(浅くハッハッと呼吸をすること)」をせず、気持ちよさそうにお昼寝できているのが、快適に過ごせているサインです。

気になるエアコン(クーラー)について犬の飼い主さんアンケート

2023年5月、ペトコト公式Instagramにて、犬の飼い主さんを対象に、エアコン(クーラー)についてのアンケートを実施しました。

エアコン(クーラー)をつける基準は?

クーラーをつける基準についてのアンケート結果

クーラーをつけるタイミングは、半数近く(46%)の飼い主さんが「室温が一定以上になったら」と回答しました。

そのほかの回答では「愛犬が暑がっていたら」が29%、「自分が暑いと思ったら」が23%でした。住んでいる地域や家のつくりによっても、つけるタイミングにはばらつきがありそうです。

室温は23〜26℃を目安にしつつ、愛犬が暑がっていないか、反対に寒がっていないかを確認しながら調整しましょう。

愛犬を留守番させるときにクーラーはつける?

留守番中のクーラーについてのアンケート結果

愛犬を留守番させるときは、9割弱(88%)の飼い主さんが「基本的につけっぱなし」と回答しました。「場合による」は10%、「つけっぱなしにしない」は2%でした。

自分が見てあげられないときだからこそ、多くの飼い主さんが温度を設定してつけっぱなしにしているものと考えられます。

犬のためにエアコン(クーラー)はつけっぱなしがいい?

こちらを見上げるチワワ

結論からいうと、暑い時期に犬だけでお留守番をさせるなら、エアコンはつけっぱなしにしておくのが安心です。犬は自分でエアコンをつけることも、涼しい場所へ逃げることもできません。

電気代については、「つけっぱなしの方が安い」とよくいわれますが、いつでもそうとは限りません。エアコンメーカーのダイキンが夏に行った検証では、日中なら35分程度、夜なら18分程度までの外出であれば、つけっぱなしの方が消費電力量が少なくなりました。一方で、外出の長さに関係なくつけっぱなしにしていると、こまめに入り切りするより電力量は多くなったという結果も出ています。

つまり、つけっぱなしが得かどうかは外出の時間しだいです。とはいえ、愛犬がいる家では電気代よりも安全を優先し、節電は次の方法で工夫するのがおすすめです。

気になるエアコン(クーラー)電気代の節約方法

真夏の犬がいる家庭にエアコンは欠かせませんが、電気代は気になるところです。エアコンを使いながら節電する方法や、効率よく冷やす方法を紹介します。

節電・エネルギー効率を良くする方法

  • できるだけ一つの部屋に集まる
  • 冷房使用時は冷気を逃さないようドアを閉める
  • カーテンを閉める
  • 窓の外にグリーンカーテンやすだれ、シェードをつける
  • 室外機を日陰にする
  • 室外機の周りに物を置かない
  • 短い外出のたびにエアコンを入り切りしない
  • 設定温度は室温に応じて適切に調節する
  • エアコンのフィルターはこまめに掃除する
  • 古い家電を省エネ家電に買い換える

ペットがいる家庭向けの電気料金プランも

電力自由化によって、ペットがいる家庭向けのプランや、電気代の一部が動物福祉に役立てられるプランを用意している電力会社もあります。

ペットのいる家庭向けの電気料金プラン
プラン名特徴
親指でんき「わんにゃんプラン+」室内でペットを飼っている家庭向けの料金プラン
どうぶつでんき電気代の一部が動物福祉団体への寄付にあてられる

料金やサービス内容は変わることがあるので、切り替えの前に各社のサイトで最新の情報を確認してください。

犬にエアコン(クーラー)を使用する際の注意点

飼い主に甘える犬

エアコンは、使い方を間違えると犬の体に負担をかけることもあります。次の点に気を付けましょう。

人感センサーに注意

エアコンの人感センサーは、犬や猫を感知しない場合があります。

留守番の際は、人感センサーの機能は止めて、温度を設定して運転させるのがよいでしょう。

冷たい風が直接当たらないようにする

エアコンの風が直接当たる場所にケージやベッドがあると、体が冷えすぎてしまいます。風向きを調整し、寒いと感じたときに移動できる場所やブランケットも用意しておきましょう。

クーラー病に注意

クーラー病(冷房病)は、外気と室温の温度差によって自律神経が乱れ、「食欲不振」「下痢」「嘔吐」といった症状を起こすものです。

子犬や小型犬、老犬は気温の変化に敏感なため、クーラー病にかかりやすいと考えられています。いつもと変わったことはないか、より注意深く観察しましょう。

エアコン(クーラー)だけでは危険?愛犬が留守番中の停電リスク

犬用の水飲みと犬

暑さに弱い犬にとってクーラーは非常に有効ですが、それだけで安心してはいけません。

留守番中に何らかの理由で停電し、ペットが熱中症になった事例もあります。クーラーをつけておくこと以外にも、しっかりと対策をしておきましょう。

留守中の室温をスマホで確認する

温度センサー付きの見守りカメラやスマートリモコンを使えば、外出先から室温を確認したり、設定した温度を超えたときに通知を受けたりできます。停電やエアコンの故障にも早く気付けるので、長時間のお留守番が多い家庭では心強い道具です。

飲み水は数カ所に設置

留守番の際は、新鮮な飲み水を数カ所に置いてあげると、犬もこまめに水分補給をすることができます。

飲み水は「頭数+1」カ所に用意するのがおすすめです。

ろ過装置の付いた自動給水器とあわせて、停電になったときのために、陶器製など電気を使わない水飲みも用意しておくと良いでしょう。

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GEX ピュアクリスタル セラミックス 犬用 1.5L

GEX ピュアクリスタル セラミックス 犬用 1.5L

陶器製の器に、フィルターでろ過した水が流れ続ける給水器です。器が陶器なので、万が一停電してポンプが止まっても、そのまま水飲みとして使えます。

冷却グッズも併用する

クーラーだけに頼らず、愛犬が自分で体温を調節できるよう冷却グッズを置いておくと、万が一の停電のときも安心です。

扇風機やサーキュレーター

扇風機やサーキュレーターをクーラーと併用して空気を循環させると、必要以上に室温を下げなくても涼しく過ごせます。

ただし、事故を防ぐため、カバーを付けたり、犬が触れない場所に置いたりして、安全な環境を作りましょう。部屋の空気を循環させるイメージで配置するのがポイントです。

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アイリスオーヤマ サーキュレーター マカロン型 PCF-MKM15

アイリスオーヤマ サーキュレーター マカロン型 首振り PCF-MKM15

8畳程度の部屋に対応した、コンパクトなマカロン型のサーキュレーターです。左右の首振りで、エアコンの冷気を部屋全体に行きわたらせられます。

犬の熱中症予防にはクーラー(エアコン)が必須

犬は暑さに弱く、熱中症になりやすい動物です。熱中症になってしまった場合の症状と応急処置を紹介します。YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは、獣医師の佐藤先生が犬の熱中症について解説した動画も公開しています。

犬の熱中症の症状

軽度〜中程度の症状

  • 呼吸が荒くなる
  • 流涎(よだれを流す)
  • 立ちすくみ、ボーッとしている
  • ふらつく
  • ぐったりして元気がない

重度の症状

  • 嘔吐
  • 下痢
  • チアノーゼ(歯茎が白くなり、舌や粘膜が青紫になる)
  • 痙攣
  • 失神・昏睡状態

重度の症状を呈すると、死亡に至る可能性があります。体温が40〜43℃になると非常に危険な状態です。

犬が熱中症になったときの応急処置

意識がある場合

体温が39℃になるまで流水をかけて冷やしてください。氷水は使わないようにしましょう。皮膚の血管が縮んで熱が逃げにくくなるうえ、震えによってかえって熱が生まれ、逆効果になります。

意識がない場合

すぐに動物病院に連れて行きましょう。その際、可能であれば気道をふさがないように、舌を外に出した状態で運んであげてください。

同時に「首」「脇の下」「股」など、太い血管がある部位にタオルなどで包んだ保冷剤をあてて冷やすようにしてください。このとき、体温が38℃以下になるほど冷やすと逆効果になるため、冷やしすぎないように注意しましょう。

動物病院に向かう前に連絡を入れておくと、到着してすぐに処置を受けられます。

さいごに

暑そうな犬

体温調節が苦手な愛犬のために対策をしてあげられるのは、飼い主さんしかいません。

クーラーと冷却グッズを上手に活用して、愛犬と一緒に夏を乗り切りましょう。

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