【獣医師監修】コラットってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方

ペトコト編集部

【獣医師監修】コラットってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方

コラットはタイで幸せの象徴とされている猫です。ブルーの美しい毛並みにややつり上がり気味の目は、私たちが良く知っているロシアンブルーにそっくりだと思いませんか?今回はコラットとロシアンブルーの違いや性格、特徴について紹介します。

目次
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コラットの基礎知識

コラットは英語で「Korat」と表記します。コラットという名前はタイのコラット地方で生まれたことに由来します。

コラットの歴史

コラットはシャム猫のように、タイで自然派生した猫です。

コラットの存在は「シ・サワット(幸福をもたらす猫)」として、今から200年前に書かれた文献にも残されています。古くからコラットはタイの人々に愛されていたことが伺えますね。

コラットの性格

コラットは飼い主さんに撫でてもらうことが好きで、少しでも飼い主さんの近くに座ろうとします。寛容な心の持ち主なので、小さい子供とも仲良く遊ぶことができます。

聴覚や嗅覚が普通の猫に比べてかなり優れているので、少しでも嫌な匂いがしたり、大きな音がしたら、ひどく嫌がります。物を落として大きな音をたてないよう、入念に気を配ってあげましょう。

コラットの特徴

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左からシャルトリュー、ロシアンブルー、コラット
コラットは、幸福をもたらす猫といわれている理由でもあるハート型の頭が特徴です。生まれた時はブルーの瞳をしていますが、大人になるにつれてグリーンに変わる瞳も魅力の一つです。

また一般的な猫は約1年で成猫になりますが、コラットは5年かけてゆっくりと成猫になります。子猫の期間を長く楽しむことができるのも嬉しいですね。

コラットとシャルトリューの違い

見分けるポイントは体格です。コラットは一般的な猫と比べると、少し小柄な体型をしています。

シャルトリューは筋肉質でとてもどっしりした体つきをしています。

コラットとロシアンブルーの違い

どちらもスリムな体をしているようにみえますが、コラットは筋肉質です。

コラットを抱っこしてみると見た目より重く感じるかもしれません。毛はロシアンブルーがダブルコートなのに対して、コラットはシングルコートです。

コラットの平均寿命や体重

コラットの平均寿命は11歳〜15歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので平均的といえます。

コラットの平均体重はメスが3kg〜5kg、オスが4kg〜7kgです。

コラットの毛色

コラットの毛色は綺麗なブルーのみです。

コラットのかかりやすい病気

コラットは遺伝的な問題によって、まれに「ガングリオシドーシス」という病気にかかってしまいます。

猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。

ガングリオシドーシス

分解酵素が欠如のために、分解されるべき物質が体内で蓄積し、細胞の機能を停止させてしまう病気です。有効な治療方法は現在見つかっていません。

肥大型心筋症

猫の心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こることによって心臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。詳しくは、以下の関連記事を御覧ください。

泌尿器疾患

おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。

コラットの迎え方

保護猫から迎える

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ブリーダーから迎える

血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで育った環境を実際に知ることができ、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。

ペットショップから迎える

ペットショップでは血統書付きのコラットを見つけることができます。

コラットを迎える前に理解を!

コラットは幸せの象徴といわれるだけあって、見ているだけでとても癒やされますよね。ただしお伝えした通り、コラットの中には遺伝子疾患を持っているこも稀にいます。

コラットに限った話ではありませんが猫を迎える際は、病気が発症したとしても一生お世話するということを再認識してから家に迎えてあげましょう。

参考文献

愛犬・愛猫のもしもの時に備えていますか?

ペトコト保険

ペットも突然病気やケガをすることがあり、その際には高額な治療費がかかることがあります。そんな時に役立つ保険の一例が、ペトコト保険です。

ペトコト保険は、OMUSUBIの運営や登録保護団体への寄付・支援にも活用されており、保護犬・保護猫の未来を守る取り組みにもつながっています。

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