【獣医師監修】ボンベイ猫ってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方
ボンベイ猫は「黒ヒョウを小さくしたような猫を作りたい」と考えたブリーダーによって作出された猫種です。毛色はブラックの一色で、エナメルのような光沢をもっています。私たちがよく知っている黒猫とよく似ている気もしますよね……。区別するポイントはどこなのでしょうか。今回はボンベイ猫の飼い方や歴史、特徴について紹介します。
ボンベイ猫の基礎知識
ボンベイ猫は英語で「Bombay」と表記します。ボンベイ猫はインドに住んでいる黒豹のような見た目を持っていることから、インドの黒豹が生息しているボンベイという街にちなんで名前が付けられました。
なお、街の名前としての「ボンベイ」は現在「ムンバイ」に変わっています。
ボンベイ猫の歴史
ボンベイを作り出したのは、アメリカのブリーダーでニッキー・ホーナーという女性でした。以前から小さい黒豹のような猫を飼いたいと思っていたニッキーは、ベンガル猫のようにヤマネコとイエネコを交配させるのではなく、アメリカンショートヘアーとバーミーズを交配させることで実現できないかと考えました。
そして艶のある毛並みと金銅色の目を持つ、まるで黒豹のようなボンベイ猫を誕生させることに成功したのです。
ボンベイ猫の性格
ボンベイ猫はアメリカンショートヘアの好奇心旺盛でのんきな一面と、人が大好きなバーミーズの一面の両方を合わせ持った猫です。飼い主さんがお出掛けに行って返ってくると玄関でお出迎えしてくれたり、家の中を歩くとまるでボディーガードマンのようについてきてくれます。
ボンベイ猫は誰にでも優しく接してくれる猫なので、小さな子どもがいる家庭にもおすすめの猫です。
ボンベイ猫の特徴
ゴールドもしくは銅色に光る丸くて大きな目が魅力です。エナメルのように光沢のある毛並みは、シルクのように滑らかな肌触りが特徴です。微量ですが人間の手から脂が出ていますので、飼い主さんがボンベイ猫を毎日撫でることには、光沢を保つためにも効果的です。
ボンベイ猫の平均寿命や体重
ボンベイ猫の平均寿命は13歳〜15歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので寿命は平均的といえるでしょう。ボンベイ猫の平均体重はメスが2.5kg〜4kg、オスが4kg〜5kgです。
ボンベイ猫の毛色
ボンベイ猫の毛色は、ブラックの一色です。ボンベイ猫のかかりやすい病気
ボンベイ猫は遺伝性の病気にはかかりにくい猫種ですが、アメリカンショートヘア同様に太りやすい体質を持っています。体重管理には入念に気を配ってあげましょう。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた際には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
肥大型心筋症
猫の心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こることによって心臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。詳しくは、以下の関連記事を御覧ください。泌尿器疾患
おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。ボンベイ猫のキャットフード
1. 総合栄養食を適量与える
総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。
※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
実際に、市販のドライフードを製造する工程の1つである高温加熱処理が、タンパク質の品質劣化を招き、熱に弱いビタミンを破壊し、さらには発がん性物質を生成してしまうことが、研究により判明しています。
そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。ペトコトフーズもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食で、主食としてもOKですし、トッピングとしてもご利用いただけます。
また、水分量が70%ほどあるので、尿の活性化で腎臓病予防としても機能します。実際に従来のドライタイプのキャットフードよりも、水分がより多く含まれたフレッシュフード等を食べている猫の方が尿路結石になるリスクが約50%下がることが研究により明らかになっています。新鮮で美味しく、健康なごはんを選ぶことが長生きできる秘訣です。
ペトコトフーズの公式HPを見る
ボンベイ猫の迎え方
保護猫から迎える
保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、純血の猫も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。
OMUSUBIで保護犬猫を探す
ブリーダーから迎える
血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。ブリーダーさんから探してみると見つかるかもしれません。
ペットショップから迎える
ペットショップでは血統書付きのボンベイ猫を見つけることができます。ボンベイ猫を迎える前に理解を!
ボンベイ猫はとてもフレンドリーな性格なので、初心者にもおすすめな猫です。ただし、猫は「可愛いから」という理由だけでなく、きちんと一生お世話をするということを再確認してから家に迎えましょう。
獣医師相談のインスタライブ開催中!
ペトコトフーズのInstagramアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」を定期開催しています。愛猫 のごはんについて気になることがある方は、ぜひご参加ください。
アカウントをフォローする