ヒマラヤンの飼い方|性格・鳴き声・寿命・かかりやすい病気・迎え方などを解説
ヒマラヤンはペルシャ猫とシャム猫の交配によって誕生しました。「ミュージカルのような鳴き声」と比喩されるほどヒマラヤンは柔らかくて美しい声をしています。瞳はサファイアブルーの色をしていて美しいです。そんな魅力がたくさんのヒマラヤンの飼い方、性格や特徴について紹介します。
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ヒマラヤンの基礎知識
ヒマラヤンは英語で「Himalayan」と表記します。ヒマラヤンは見た目がヒマラヤウサギに似ているため、この名前が付けられました。- ヒマラヤン
- ヒマラヤウサギ
ヒマラヤンの歴史
ヒマラヤンは1924年に「ペルシャ猫のような長毛とシャム猫のようなポイントカラー(顔の中心や尻尾などの末端部分の色が濃く、体の中央部は薄い色の毛色)の特徴を持った猫を作りたい」というスウェーデンに住む研究者の発想から生まれました。スウェーデンの研究者は研究を成功させることができませんでしたが、アメリカで研究が続けられました。1935年にアメリカの研究者がペルシャ猫とシャム猫の両方の特徴を持った猫を作ったことが、ヒマラヤン誕生といわれています。イギリスでは比較的早いうちからペルシャ猫とシャム猫の交雑猫が存在し、「クメール」という名前で呼ばれていました。そのためヒマラヤンの原産国はイギリスとアメリカの両方とされることが多いです。

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ヒマラヤンの性格
ペルシャ猫譲りの性格をしているため、温厚で優しい子が多いです。一般的な猫のように、棚や冷蔵庫の上に上がったりするより、飼い主さんに撫でてもらうことの方が大好きです。もし愛情が足りなかったら、大きなブルーの瞳でじっと飼い主さんを見つめて伝えようとするでしょう。ヒマラヤンの特徴
ペルシャ猫のようながっちりとした体つきとシャム猫のようにサファイアブルーの瞳が特徴的です。ヒマラヤンの歯の噛み合わせは非常によく、しっかりとした顎を持っています。「ミュージカルのような鳴き声」と例えられるほどの美しい声も魅力の一つです。ヒマラヤンの平均寿命や体重
ヒマラヤンの平均寿命は14歳〜16歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なのに比べて、少し長めといえるでしょう。平均体重はメスが3kg〜5kg、オスが3kg〜5.5kgです。ヒマラヤンの価格や相場
どこから迎えるかによりますが、平均価格はだいたい20万円前後です。ヒマラヤンの毛色
ヒマラヤンの毛色はチョコレートポイントやブルーポイントなどバリエーションが豊富です。- チョコレートポイント
- ブルーポイント
- クリームポイント
ヒマラヤンがかかりやすい病気
ヒマラヤンは遺伝子的な問題で多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)にかかりやすいといわれています。毛が長いために熱中症にもかかりやすい猫種です。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。- 多発性嚢胞腎
両方の腎臓の中に水のたまった袋の嚢胞(のうほう)が出来てしまい、腎臓の働きを弱めてしまう病気です。この病気はペルシャ猫やペルシャ猫と血縁関係のある猫に多くみられます。