犬はりんごを食べても大丈夫!与え方や注意点などを紹介

犬はりんごを食べても大丈夫!与え方や注意点などを紹介

りんごは犬が食べられる果物です。豊富な食物繊維が胃腸の働きを良くし、下痢や便秘の症状を改善してくれます。ジューシーでサクサクとした食感が大好きなワンちゃんも多いはず。ただ、腎臓が弱っている子は避けたほうがいい理由やアレルギー、種・皮の食べ方など注意点もあります。今回は獣医栄養学専門医のニック獣医師監修のもと解説します。

犬はりんごを食べて大丈夫

りんご

りんごはカリウムや食物繊維が豊富な果物で、犬が食べても大丈夫な食材です。皮や果肉に含まれるりんごポリフェノール(プロシアニジン)は、抗酸化作用や胃腸を整えたり肝臓の働きをサポートしてくれる効果があります。

健康的な食材であることから、イギリスには「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざがあるほどです。ただ、甘みも強いため与え過ぎは肥満や糖尿病の原因になりますし、丸飲みして詰まるリスクや種の毒性など気を付けたい点もあります。

りんごの適切な与え方

りんご

小さくカットして

愛犬にりんごを与える場合は、食べやすいサイズに細かく切って与えましょう。大きな塊を丸ごと誤飲してしまうと、りんごが体内に詰まり、腸閉塞になってしまう可能性があります。

老犬の場合は、さらに消化を良くするためにすりおろしたり、ミキサーでりんごジュースにしたりして与えても良いでしょう。その際に塩や砂糖などの調味料は入れてはいけません。

皮を与える場合は、きちんと洗ってから与えるほうが安心です。無農薬栽培でない場合は、皮に農薬物質が残留している可能性があります。

冷凍して

Photo by anju_goldengarlさん Thanks!

暑い夏の熱中症対策として氷をおやつにしている方も多いと思いますが、小さく角切りにしたりんごを一緒に冷凍すれば美味しいりんごアイスができます。りんごの栄養も同時に摂ることができるのでオススメです。

また、りんごを使った市販のおやつなら、手軽にりんごを与えることができます。

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りんごを与える際の注意点

山本観光果樹園でりんご狩りを楽しむ黒ラブ
Photo by rain_bringer.1026さん Thanks!

種と芯は取り除く

りんごの種や茎、芯には犬にとって有害な成分が含まれていますが、大量に食べない限り問題はありません。残す理由はありませんので、トッピングやおやつとして与える際は取り除くようにしましょう。

Dr. Nick's Comment! リンゴの種子にはアミグダリンという化合物が含まれ、犬がリンゴの種子を食べると腸内で毒性のあるシアン化水素が発生します。特にすり潰して粉状になっていると吸収率が高まります。しかし10kgの犬の場合、粉にしたリンゴの種を何十個も食べなければ問題にはなりません。ですから犬がリンゴを食べる際に含まれる程度の種であれば、心配する必要はありません。

与えすぎに注意

りんごには多くの糖質が含まれるため、与え過ぎは肥満や糖尿病の原因になります。おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。

1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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アレルギーの可能性

アレルギーを持っている子もいるので最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。

アレルギー症状の中には下痢なども含まれていますが、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚の痒み
  • 元気がなくなる
  • 目の充血

りんごに限らず、犬にとって初めての食べ物を与える際は、摂取後しばらく様子を見られる時にしましょう。

もし、りんごを食べて体調を崩した場合は、早めに動物病院に連絡をしてください。その際に、「いつ・どの程度」食べたかをきちんと説明するようにしましょう。


まとめ

果実庭でりんご狩りを楽しむパピヨン
Photo by koyumayu_mamaさん Thanks!
与える際は種や芯を取り除きましょう。
食べやすい大きさにカットしましょう。
与え過ぎは肥満や糖尿病の原因になります。
人間にとって美味しい食材でも、犬にとっては危険な食べ物もたくさんあります。それらをきちんと理解した上で、楽しいペットとの食ライフを過ごしてくださいね!


ニック・ケイブ(Nick Cave)獣医師 ニック ケイブ先生
ニュージーランド・マッセー大学獣医学部准教授、米国獣医栄養学専門医
マッセー大学獣医学部小動物内科にて一般診療に従事した後、2000年に獣医学修士を取得(卒業論文は『食物アレルギーの犬と猫の栄養管理』)。2004年よりカリフォルニア大学デービス校で栄養学と免疫学の博士号を取得し、小動物学臨床栄養の研修を修了。同年、米国獣医師栄養学会より米国獣医栄養学専門医に認定。2005年より小動物医学および栄養学の准教授、獣医栄養学の専門医としてマッセー大学に戻る。家族、2匹の犬、猫、そしてヤモリと暮らしている。

参考文献

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