
犬がキシリトール入りの食べ物を食べてしまうと非常に危険です。キシリトールは、虫歯予防の目的でガムや歯磨き粉に入っていることは有名ですが、実はその他にも甘味料としてお菓子や飴などにも使われています。犬がキシリトールを食べてしまうと中毒症状を引き起こし、死亡してしまうこともあり、小型犬であればキシリトール入りのガム1粒でも致死量になり得ます。今回は、キシリトール摂取によってどのような症状が起こるのか、またその理由などを解説します。
目次
この記事のまとめ
- キシリトールは犬にとって非常に危険な甘味料
- 摂取すると急激なインスリン分泌により低血糖や肝障害を引き起こす
- 小型犬ではガム1粒でも中毒や死亡の危険がある
- 症状は10〜30分程度で現れることがあり緊急対応が必要
- 誤食した場合は症状がなくてもすぐ動物病院へ連絡する
犬にキシリトールを与えてはいけない理由

犬がキシリトールを摂取すると血糖値を制御するインシュリンが急激に大量放出され深刻な低血糖に陥ったり、肝機能の低下が引き起こされたりしてしまうことが分かっています。
そのため、犬がキシリトールを摂取してしまうと重い中毒症状を引き起こし、命を落としてしまう可能性があるため、絶対に与えてはいけません。
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犬がキシリトールを食べた際の症状
キシリトール中毒では初期症状として嘔吐や下痢が考えられ、1時間以内に発作や昏睡に陥ると考えられます。また、中毒症状が重い場合は肝不全になってしまうこともあります。キシリトールの中毒症状は10分〜30分と早い段階で発症する確率が高いので、早急な対応が必要です。誤飲をしてしまった場合は食べてしまった量を把握し、症状が出ていなくてもすぐに動物病院に連絡を取りましょう。
犬がキシリトールを食べた場合の致死量
キシリトールは犬にとって非常に毒性が強いため、10kgの犬に対し1gでも危険とされています。日本で有名なキシリトール入りのガムには一粒約0.5gのキシリトールが配合されています。小柄な小型犬の場合、たった一粒のガムを噛んだだけでも中毒症状を起こしてしまう恐れがあります。
虫歯予防のガムやタブレット以外にも、砂糖よりもカロリーの低い甘味料として、シュガーレスをうたう焼き菓子やピーナッツバターなど、さまざまな製品にキシリトールは使われていますので注意が必要です。
犬がキシリトールを食べてしまった時の治療や対処法

犬がキシリトールを含むものを食べてしまったと分かったら、すぐに動物病院に連絡しましょう。
キシリトールの摂取による中毒症状は1時間以内に重篤化してしまう恐れがあるので、まずは電話で病院に連絡し獣医師の指示を受けましょう。
獣医師の判断によっては病院に向かう前に嘔吐を促すよう指示がある可能性があります。その場合は獣医師の指示通りに動いてください。
キシリトール以外に犬の歯を守る方法

犬の口内ケアをしようと思ったらキシリトールを与えるのではなく、歯磨きをすることをおすすめします。
犬は元々虫歯にはなりにくいといわれていますが、歯石や歯周病になってしまうと麻酔が必要な治療を受けることになります。そのため日頃少しずつ行う口内ケアはとても大切です。
歯磨きなどを嫌がる犬に日常的にケアをしていくコツは、手間を惜しむことです。今は舐めさせるだけで口内ケアをしてくれる商品などもあります。
思いつきでキシリトールを与えてみるようなことは決してせず、自分がかけられる時間と愛犬に合った口内ケアを検討してみてください。
犬とキシリトールでよくある質問
Q.
犬がキシリトールガムで死亡することはある?
A.
はい、あります。キシリトールは犬にとって強い毒性があり、少量でも急激な低血糖や肝不全を引き起こし、最悪の場合は死亡することがあります。特に小型犬ではガム1粒でも危険な量になることがあります。
Q.
キシリトールは犬に毒?
A.
はい、犬にとっては毒性のある成分です。摂取するとインスリンが大量に分泌され、血糖値が急激に低下してしまいます。
Q.
犬がキシリトールを食べたらどうすればいい?
A.
すぐに動物病院へ連絡してください。症状が出ていなくても急速に悪化する可能性があります。食べた量や時間を確認して伝えることが重要です。
Q.
キシリトール中毒の症状は?
A.
嘔吐、下痢、元気消失、震え、けいれん、昏睡などが見られることがあります。症状は摂取後30分〜1時間以内に現れる場合があります。
Q.
キシリトールはどんな食品に含まれている?
A.
ガムやタブレット菓子、歯磨き粉、キャンディー、シュガーレス食品などに含まれています。犬が誤って食べないよう保管場所には注意しましょう。
愛犬にはキシリトールは絶対に与えないで!
キシリトールは絶対に与えないで
誤飲してしまった場合はすぐに動物病院へ
犬の口内ケアは歯磨きをしましょう
犬に食べさせてはいけないものを把握し、誤飲などを避ける対策を行うことも飼い主さんの責任です。
参考文献
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