
ソマリってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!
ソマリは立っている姿が華麗で美しく、まるでバレリーナのようであることから別名「バレエキャット」と呼ばれています。鳴き声も美しく、「鈴を転がしたような声」と表現されるほどです。魅力がたくさんのソマリの飼い方、性格や特徴について紹介します。
ソマリの基礎知識

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ソマリは英語で「Somali」と書きます。ソマリという名前は、系統が同じである猫のアビシニアンの発祥地アビシニア(現エチオピア)の隣りに位置するソマリアにちなんでつけられました。
ソマリの歴史
ソマリはアビシニアンの突然変異によって生まれた猫種です。ブリーダーをしていたメアリー・リングという女性は、突然変異によって誕生した長毛のアビシニアンを地元で行われていたキャットショーに出場させました。長毛のアビシニアンは当時、ブリーダーたちの間であまり良い印象を受けていませんでした。しかしキャットショーの審査員があまりの美しさに絶賛し、その猫を引き取り飼育を開始したことがソマリが新たな猫種として地位を確立する第一歩だったといわれています。
ソマリの性格
ソマリは知的探究心が強くて、周りにいる人のしていること全てが気になって仕方がありません。眺めの良い場所を好み、よく冷蔵庫や本棚の上にジャンプすることがあります。飼い主にとても従順な性格をしており、人間とコミュニケーションを取ることが大好きです。ソマリの飼い主さんは、ストレスがたまらないようにたくさん遊んであげましょう。
ソマリの特徴
ソマリは目尻から頬にかけて引かれている「クレオパトラライン」というアイラインが特徴です。「バレエキャット」といわれるほどの引き締まった体やキツネのようにふわふわな尻尾も魅力の一つです。
ソマリの平均寿命や体重
ソマリの平均寿命は11年〜15年といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので平均的といえるでしょう。平均体重はメスが2.5kg〜4kg、オスが3kg〜5kgです。
ソマリの毛色
ソマリの毛は「ティッキング」といって、1本の毛に少なくともの2種類の帯があり、光の加減できらきらと光るのが特徴です。ルディー
ベースの毛はオレンジがかった色をしていて、おでこから尻尾にかけて黒の線が入っています。
レッド

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ベースの色はルディーと同じオレンジがかった色をしていますが、ルディーのような黒い線が入っていないのが特徴です。
ブルー
猫の毛色をブルーと呼ぶ時は、基本的にグレー(灰色)を指します。
フォーン

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ベースの毛が温かみのあるベージュをしているのが特徴です。
ソマリのかかりやすい病気
ソマリは遺伝的な問題によって「ピルビン酸キナーゼ欠損症」になりやすいといわれています。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
ピルビン酸キナーゼ欠損症
生後2〜3カ月の間に貧血を起こすため、成猫になるまで飼い主が気付かないことが多い病気です。また、他の症状としては元気がなくなったり、食欲不振になったりします。ソマリの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

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