シンガプーラってどんな猫?性格や体重、毛色、寿命などの特徴、里親の迎え方などを紹介!

シンガプーラってどんな猫?性格や体重、毛色、寿命などの特徴、里親の迎え方などを紹介!

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シンガプーラは体重が2〜3kgしかなく、現存する純血種の中で世界一小さいといわれている猫です。サテンのような毛は光の加減によってきらきらと輝き、別名「小さな妖精」として親しまれています。子猫の間に何度も変わる瞳の色も魅力の一つです。今回はシンガプーラの性格、体重、毛色、寿命、里親などの迎え方について紹介します。

シンガプーラとは

シンガプーラ
Photo by matsui_oreilleさん Thanks!

シンガプーラは英語で「Singapura」と表記します。シンガプーラはシンガポールの公用語でもあるマレー語で猫という意味を表す「kucing(クチン)」と愛するという意味を表す「cinta(チンタ)」という言葉を組み合わせた「kucinta(クチンタ)」という愛称で呼ばれ、シンガポールで親しまれています。

シンガプーラの歴史

シンガプーラの起源は、1974年、シンガポールに赴任していたアメリカ人のメドゥ夫妻が街角で見つけた小さな猫が始まりだといわれています。

夫妻はこの猫たちをアメリカに連れて帰り、「シンガプーラ」と名づけて繁殖を始めました。シンガプーラは世界のイエネコの中でも最も小さく、メスは成猫でも2kgほどです。そのため「小さな妖精」などともいわれています。

メドゥ夫妻は以前からバーミーズとアビシニアンを飼っていました。シンガプーラの特徴がアビシニアンと似ているため「シンガポールで自然派生した猫ではなく、バーミーズとアビシニアンの子どもなのではないか?」という疑いもあり、純血種として認めていない血統書登録団体もあります。

シンガプーラの性格

シンガプーラは探究心がとても強い猫です。そのため飼い主さんの肩や食器棚など、あらゆる所に登りたがるでしょう。

甘えたがりな性格の持ち主なので、一緒に寝るためにシンガプーラが寝室を訪れることも珍しくありません。神経質で人見知りが激しい一面も持ち合わせている猫なので、来客が多い家庭にはあまり適していません。

シンガプーラの特徴

純血種の中では世界で一番小さいといわれている、妖精のような小柄な体型が特徴です。

アイラインを引いているようなきりっとしたアーモンド型の目や小柄であるものの、筋肉質でとても引き締まっている体も魅力の一つです。

シンガプーラとアビシニアンの違いは?

アビシニアンとシンガプーラ
アビシニアン(左)、シンガプーラ(右)

シンガプーラとアビシニアンは極めて似ています。個体差はありますが、以下が見分けるポイントです。

シンガプーラの輪郭

シンガプーラの輪郭が少し丸みを帯びているのに対して、アビシニアンの輪郭は逆三角形になっています。

シンガプーラの目の形

どちらもきれいなアーモンド型の目をしていますが、シンガプーラの方が目の幅が広く、少し上がり気味のアイラインをしています。

シンガプーラの平均寿命や体重

シンガプーラの平均寿命は10歳〜16歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので平均的な寿命といえるでしょう。

また、シンガプーラの平均体重はメスが2kg〜3kg、オスが2.5kg〜3kgです。基本的に、猫は1歳の頃の体重が適正な重さだといわれています。

健康に過ごせるように、こまめに体重チェックをしてあげましょう。

シンガプーラの毛色

シンガプーラの毛は、ティッキングといって1本の毛に少なくともの2種類の帯があり、根元が薄く先端が濃くなっていることが特徴的です。色はセーブルのみです。

シンガプーラのかかりやすい病気

シンガプーラ
Photo by matsui_oreilleさん Thanks!

シンガプーラは遺伝的な問題によって病気にはなりにくいといわれていますが、シンガプーラの出身国である高温多湿なシンガポールに比べて、日本の冬は寒い上に乾燥しているため皮膚病になりやすいです。

温度調節には入念に気を配ってあげましょう。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた際には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。

シンガプーラの食事

PETOKOTO FOODSforCATS

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。

1. 総合栄養食を適量与える

猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。

総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

猫のボディ・コンディション・スコア

2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ

猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。

そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSforCATS
PETOKOTO FOODSの公式HPを見る


シンガプーラの迎え方

保護猫の里親になる

保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI」

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。

募集情報を見る

ブリーダーから迎える

血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。

ペットショップから迎える

ペットショップでは血統書付きのシンガプーラを見つけることができます。

シンガプーラと運命の家族に!

シンガプーラは、「小さな妖精」とも呼ばれる美しい猫です。探究心が強く甘えん坊な一方で、神経質で人見知りが激しい面もあります。

家族に迎える時には、見た目だけでなくどんな特徴を持った猫なのかよく知った上で迎えるようにしましょう。運命の家族と出逢えますように!

参考文献