犬はキャベツを食べても大丈夫? 甲状腺腫や結石のリスクに注意

犬はキャベツを食べても大丈夫? 甲状腺腫や結石のリスクに注意

栄養が豊富で健康に良いとされるキャベツ。一年を通してスーパーで売られているので食卓に上がる機会も多いと思いますが、実はキャベツは犬にとって注意しなければいけない成分を含んでいます。今回はキャベツの栄養素や犬にキャベツを与える際の注意点、葉や芯など、部位で変わる栄養素について紹介します。

キャベツは与え方に注意が必要

おすわりする犬

犬はキャベツを食べても大丈夫ですが、与え方には注意が必要です。

キャベツには、尿路結石をつくる可能性のあるシュウ酸や甲状腺機能低下症になってしまう恐れのあるゴイトロゲンを含んでいます。長期的、また大量に与えてはいけません。

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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シュウ酸

キャベツにはシュウ酸が豊富に含まれています。シュウ酸は体内でカルシウムと結びつきシュウ酸カルシウムとなります。

やがてそれが結晶化すると腎臓、尿管、膀胱、尿道の中に結石となってしまいます。結晶が尿管や尿道につまってしまうと、排尿ができないために腎臓機能が停止をし、最終的に腎不全になってしまいます。


ゴイトロゲン

キャベツや大根、ブロッコリー等のアブラナ科に属している野菜にはゴイトロゲンという成分が含まれています。

ゴイトロゲンは、体内において甲状腺ホルモンをつくるために必要なヨウ素の吸収を阻害してしまいます。甲状腺ホルモンは代謝の調節を司る働きがあり、ゴイトロゲンを過剰に摂取してしまうと、甲状腺機能低下症という病気になってしまう恐れがあります。

キャベツの栄養素

キャベツ

キャベツは胃腸薬でおなじみのキャベジンが豊富な野菜です。その他にも水溶性ビタミンの一種の葉酸やビタミンC、ビタミンUの他にも健康な血液と骨の維持に欠かせないビタミンKを含んでいます。

ビタミンC

キャベツにはビタミンCがたくさん含まれています。ビタミンCは、アスコルビン酸とも呼ばれ、生体内の異物解毒や免疫機能を促進します。

葉酸

葉酸は体の細胞の生まれ変わりや成長をサポートするという大切な役割を持ったビタミンの一種です。

ビタミンK

ビタミンKは出血した際に血液を固めて止血したり、骨にあるタンパク質を活性化したりして丈夫な骨を形成する働きをします。

キャベジン(ビタミンU)

キャベジンは胃酸の量を調節し、過剰な分泌を抑えることで胃酸過多によるトラブルを防ぎ、胃の健康を保つことができるのです。キャベジンはキャベツから発見された成分なのでこの名前がつけられました。

食物繊維

食物繊維は消化されないため、お通じを良くするのに効果的です。ただし、下痢をしていたり消化能力が弱っている場合に摂取すると逆効果です。

キャベツは食物繊維が豊富な野菜というイメージですが、実はそれほど含んでいません。しかし、芽キャベツには一般的なキャベツの2倍以上の食物繊維が含まれています。下痢や嘔吐をしている犬にはあげないようにしましょう。

調理方法や部位で変わるキャベツの栄養

キャベツ

生のキャベツ

生のキャベツは加熱等により栄養価が失われていないため、とても健康的です。ただし生野菜は消化されにくいので、細かく切ってあげるとよいでしょう。

茹でたキャベツ

キャベツは水溶性ビタミンをたくさん含んでいます。そのため、加熱してしまうとキャベツに含まれているビタミンのほとんどを失ってしまいます。キャベツは短時間で加熱することをおすすめします。

キャベツの葉

キャベツの葉は犬が食べても大丈夫です。ただし、前述したシュウ酸はキャベツの内葉より外葉に含まれています。外葉は農薬がかかっている恐れもあるため、できるだけ内葉をあげましょう。

キャベツの芯

芯は根の一部なので、土から吸い上げた農薬が凝縮されやすい場所です。加熱しても完全に農薬が除去できるわけではないので、犬にキャベツの芯はあげないようにしましょう。

キャベツを使ったおすすめレシピを紹介

犬

愛犬にキャベツを使って手作りご飯を作りたい場合は、ゴマと一緒に調理をすると便秘解消にも役立ちます。

キャベツとささみのごま和え

ペトことではキャベツとささみとすりゴマを使った簡単なレシピを紹介しています!

材料

  • キャベツ
  • ささみ
  • すりゴマ

工程

  1. キャベツをみじん切りにして、少ししんなりするまで電子レンジでチンする
  2. ささみに火が通るまでレンジでチンする
  3. ささみを指で割いてほぐす
  4. キャベツとささみ、ごまを和える
  5. 人肌程度に冷めたらドックフードの上に乗せる

レシピ動画や詳細は関連記事をご覧ください。


まとめ

犬の横顔

キャベツは与え方と与える部位に注意
与えすぎは尿路結石からの腎不全、甲状腺機能低下症のリスク
キャベツの外葉、芯には農薬が多い
犬にキャベツを与えるなら内葉
キャベツは犬にとって良い成分だけでなく病気のリスクのある成分も含まれています。与える部位、与え方に注意して、愛犬の健康を守りましょう。

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