犬は唐辛子を食べても大丈夫? 食糞や噛み癖防止スプレーについて解説
食べると体がぽかぽか温まる唐辛子。冬の寒い時期はもちろん、夏でもスタミナがつきそうと人気の激辛メニューに欠かせない香辛料です。でも身近にあるからこそ、好奇心旺盛な愛犬がパクリッと食べてしまったなんてことも。食糞や噛み癖防止などのしつけに使われることがある唐辛子ですが、犬が食べても大丈夫なのか、その成分とともに紹介します。
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犬が唐辛子を食べてはいけない理由

唐辛子には、ビタミンA・Eや鉄、カリウムなどが含まれますが、代表するものは辛味成分の「カプサイシン」です。
犬にとって辛味成分は胃腸を刺激し、嘔吐や下痢などの症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
参照:グリコ 唐辛子のおはなし
犬が唐辛子を食べるとどんな症状が出る?

もしも犬が唐辛子を食べてしまった場合、少量であれば慌てずに犬の様子を見てあげましょう。
量によっては胃腸だけでなく、呼吸器官や食道器官にも炎症が出てしまうこともあります。いつもと様子が違うようなら動物病院を受診してください。
主な症状
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲減退
- 食べるスピードが遅い
唐辛子入りのしつけ用品は使っても大丈夫?

唐辛子は犬にとって刺激が強過ぎるものです。少量であれば大きな害はないですが、基本的に唐辛子は「犬に与えてはいけないもの」です。
例えしつけとして使用し効果が出たとしても、それは本来のしつけではなく、犬がその嫌悪的な刺激に慣れてしまえば効果はなくなってしまいます。効果が出ないからと唐辛子の量や使用量を増やして、愛犬の体調が悪くなってしまっては元も子もありません。
唐辛子は食糞防止に有効?
愛犬の食糞の問題に悩む飼い主は少なくありません。食糞の防止として唐辛子を使った商品もありますが、犬にとって刺激物であることに変わりありません。まずは、犬が食糞してしまう理由が何か、食事量の見直しやトイレはすぐに掃除しているかなど、食糞をさせてしまう可能性がないか考えてみましょう。トレーナーや獣医師に相談するなど、犬に負担をかけない方法でしつけてあげましょう。
唐辛子スプレーよりも噛み癖改善にオススメ
愛犬が家具などを噛んでしまい困っている飼い主も多いと思います。噛まれたくない物に唐辛子液のスプレーをするという方法がありますが、食糞同様に刺激物だということを忘れてはいけません。噛み癖のしつけはトレーナーに相談することが1番ですが、一時的な対策として苦味のあるスプレーグッズなどを使う方が良いでしょう。

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