犬はタケノコを食べても大丈夫? 豊富な食物繊維は消化不良の原因に

タケノコは煮物や炒め物、さらには炊き込みごはんに天ぷらと多彩な調理法で楽しむことができるだけでなく、春の訪れを感じることができる季節感ある食材でもあります。そんなタケノコを愛犬と一緒に楽しみたいと思う人もいるかもしれません。でも、タケノコを犬に与えるのはおすすめできません。今回はタケノコが犬に与える影響を紹介します。

タケノコを犬に与えるのはおすすめできません

たけのこ

食物繊維の消化が苦手な犬にとって、タケノコのように食物繊維が豊富な食品は、消化不良の原因になることがあります。また、シュウ酸による「尿路結石症」などを引き起こしてしまうこともあるため、与えないようにしましょう。

タケノコに含まれる成分

たけのこ

春になると店頭に並ぶタケノコ。下ゆでをしてえぐみを取ってから調理するのが一般的ですが、生のタケノコにはどんな成分が含まれているのでしょうか。

食物繊維

食物繊維には、便質を改善し便通を促す不溶性繊維と腸内の不要なものを排出する水溶性繊維があります。タケノコには特に不溶性繊維が多く含まれていて、これは私たち人間と同様、犬にとっても腸内環境を整えてくれる大切な成分の一つになります。しかし、犬は食物繊維の消化が苦手です。そのためタケノコのように食物繊維が豊富な食品は消化不良の原因になることがあります。


カリウム

カリウムはミネラルの一つで、細胞内の浸透圧を維持したり、細胞の活性を維持したりする役割があり、体内の不要なナトリウムを輩出してくれます。疲労回復にも良い効果を与えてくれ、欠乏すると「低カリウム血症」を発症することも。一方で、過剰に摂取すると「高カリウム血症」の原因にもなるので注意が必要です。

シュウ酸

シュウ酸は、タケノコのえぐみやアクの正体です。シュウ酸を多く摂取すると、シュウ酸カルシウム結石の原因になります。これにより、尿の通り道に小さな石の塊のようなものができてしまい体外へ排出できない「尿路結石症」などを引き起こしてしまうこともあるのです。

特にこの疾患は再発率が高く、3カ月後の犬で3%、1年後で36%、3年後で48%という報告もあります。そのため、シュウ酸カルシウム尿石症になったことがある犬は注意が必要です。


犬がタケノコを食べてしまったら……

タケノコごはん

犬がタケノコを食べたからといって、すぐさま命にかかわる危険が訪れるわけではありません。そのため、もし誤って犬がタケノコを食べてしまってもまずは異変がないか様子を見るようにしましょう。

また、繊維質が多いタケノコは、小型犬の場合うまく呑み込めずにのどに詰まらせる場合があります。その場合は、窒息などの危険性もあるため、すぐに動物病院へ連絡して適切な処置を仰いでください。


まとめ

犬の横顔

タケノコを犬に与えるのはやめましょう
タケノコに含まれる成分で消化不良や結石の原因に
小型犬の場合のどに詰まらせて窒息する危険性も
犬がタケノコを食べたからといって、すぐに体に影響が現れることは少ないですが、長期的な摂取は体に良くありません。タケノコに含まれる成分で気になるものがあれば、別の形で愛犬に与えてあげるようにしましょう。