
犬は栗を食べても大丈夫!与えてもいい量や注意点を解説
栗は犬が食べられる食材です。愛犬と季節の食材を楽しみたいですよね。今回は殻(鬼皮)や渋皮など与える際の注意点から、食べてもいい量、簡単にできるモンブランレシピまで紹介します。
犬は栗を食べても大丈夫

犬は栗を食べても大丈夫です。栗には炭水化物やビタミンB1、ビタミンC、鉄、食物繊維などが多く含まれます。渋皮には渋味がありますが、抗酸化作用のあるタンニンが含まれています。
ビタミンB1は、糖質からエネルギーを作り、皮膚を健康に保つ働きがあります。ビタミンCは抗酸化作用や皮膚を健康に保つ働きがあり、一般的に加熱すると減少しますが、栗はデンプンがビタミンCを守るため減少率が低いとされています。
タンニンは栗の渋皮に含まれている成分で、ポリフェノールの一種です。抗酸化作用によってコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化のリスクを下げる効果が期待できます。
犬に栗を食べさせる際の注意点

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトコトオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。
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下痢
栗には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維はお通じの流れを良くする働きがあります。ただし、犬が下痢をしていたり、消化能力が弱っている場合はあげないようにしましょう。アレルギー
栗に対してアレルギーを持っている子もいます。栗のアレルギーは稀といわれていますが、最初は少量を食べさせることからスタートしてあげましょう。目が充血する、体を痒がるなどといった症状が見られた場合、アレルギーを発症している可能性があるので、動物病院で診察してもらいましょう。
栗の与え方

生の栗は硬く消化づらいので、柔らかくなるまで加熱してからあげましょう。鬼皮(殻)や渋皮は取り除くようにしてください。渋皮は取らずに犬が食べても問題ありませんが、鬼皮はとても硬く、消化器官に詰まったり傷をつけたりする恐れがあります。
市販の加熱済みの甘栗は、原材料が栗だけであれば犬に食べさせても問題ありません。モンブランや栗ようかん、マロングラッセなどの加工品には砂糖などが多く使用されているので、与えないようにしましょう。
栗を使ったおやつレシピ「お手軽モンブラン」

さつまいもを使ったお手軽モンブラン
連載「PETOKOTOおやつ部」では、手に入りやすいさつまいもを使った「お手軽モンブラン」のレシピを紹介していますが、もちろん栗で作っても大丈夫! 簡単にできますので、以下の記事を参考にしながら、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ

皮膚や粘膜の健康維持、免疫機能の促進などの効果がある
アレルギーや下痢に注意
なお、本稿は以下を参照して執筆しております。
- 参照:すぐわかる栄養成分ナビゲーター(グリコ)
- 参照:わかさ生活
- 参照:日本臨床医学フォーラム
気になることがあれば専門家に聞いてみよう!

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