ジャパニーズボブテイルってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!

ジャパニーズボブテイルってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!

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ジャパニーズボブテイルは「招き猫」や「ハローキティー」のモデルにもなった猫です。日本で自然派生した尻尾の短い猫がアメリカから逆輸入されたという極めて珍しい経歴を持っています。今回はジャパニーズボブテイルの歴史や特徴について紹介します!

ジャパニーズボブテイルの基礎知識

ジャパニーズボブテイルは英語で「Japanese Bobtail」と表記します。「Bobtail」は「短い尻尾」という意味です。

少し想像が付くかもしれませんが、「日本にいて」「尻尾が短い」という特徴を持っていたことからこの名前が付けられました。

ジャパニーズボブテイルの歴史

ジャパニーズボブテイル
Photo by maronansuviさん Thanks!

日本には1000年以上前から尻尾の短い猫が生息していたという記録が残っています。

日本には古来から「猫又(ねこまた)」に関連する言い伝えがいくつも存在していました。その一つに「尻尾の長い猫は年を経ると尻尾が二つに避けて、猫又に姿を変える」というものがあります。

昔の人々はこの言い伝えを信じ、尻尾の長い猫は少し恐れていました。一方、尻尾の短い猫は猫又になってしまう可能性がないため古くから大切にされ、日本には現在も尻尾の短い猫が多数生息しています。

短い尻尾の猫の本格的な繁殖活動が行われ始めたのは比較的最近です。1968年、ブリーダーのジュディーというアメリカ人女性が日本に滞在していました。

ジュディーは尻尾の短い日本猫の魅力の虜となり、2匹(オスとメス)の日本猫をアメリカに住んでいる友人のエリザベスに贈りました。さらにジュディーはアメリカへ帰国する際に、たくさんの日本猫をアメリカに連れて行きました。

帰国後にジュディーとエリザベスの努力により、尻尾の短い日本猫は1979年には「ジャパニーズボブテイル」として主要な血統書登録団体の一つであるTICAに登録されました。

ジャパニーズボブテイルの性格

ジャパニーズボブテイルはとても活発で頭の良い猫です。

コミュニケーションを取ることが大好きで、一生懸命話し掛けてくれます。そんな時は返事をしてあげるととても喜びます。お茶目な一面を持ち合わせていて、苦手なはずの水場でもお気に入りのおもちゃがあれば、おかまいなしに行ってしまいます。

とても社交的な猫なので、小さいな子どもがいる家にもオススメです。

ジャパニーズボブテイルの特徴

ジャパニーズボブテイルはまるでポンポンのようなかわいらしい尻尾や、シャープな輪郭が特徴です。

毛色や模様のバリエーションは豊富で、以前までは短毛の猫しか血統書に登録されていませんでしたが、現在では長毛(ロングヘア)の猫も認められています。

ジャパニーズボブテイルは、個体ごとに個性的な容姿をしていることも魅力の一つといえるでしょう。

ジャパニーズボブテイルの平均寿命や体重

ジャパニーズボブテイルの平均寿命は12歳〜15歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので平均的です。

平均体重はメスが3kg〜4kg、オスが3.5kg〜5kgです。

ジャパニーズボブテイルの毛色

ジャパニーズボブテイルの毛色のバリエーションはさまざまです。海外では招き猫のモデルともなったミケ柄が人気ですが、どの毛色の子も本当に魅力的です。

三毛

ジャパニーズボブテイル

レッド&ホワイト

ジャパニーズボブテイル
Photo by maronansuviさん Thanks!

ブラック&ホワイト

ジャパニーズボブテイル
Photo by kyaoru5さん Thanks!

縞三毛

ジャパニーズボブテイル
Photo by _oto_graphさん Thanks!

ジャパニーズボブテイルがかかりやすい病気

ジャパニーズボブテイルは遺伝子が多様なため、先天的な理由によりかかりやすい病気は特にありません。しかし猫は腎臓病になりやすい体質を持っています。

煮干しや海苔などのミネラルやマグネシウムが豊富な食材はあげることは控えましょう。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。

ジャパニーズボブテイルと暮らす飼い主さんの声

japanesebob-coment
Photo by maronansuviさん Thanks!

本当、人が大好きな性格はジャパニーズボブテイル以上の猫はいないと思います!寒いので特にです。夜もみんなくっついてくるので寝不足なんです。愛護センターから迎えた子は特に、寂しがりなんでしょうか...。

抱っこもされることも、大好きです!そんなジャパニーズボブテイルたちの事をいろんな方に知っていただきたいです!!

ジャパニーズボブテイルの食事

PETOKOTO FOODSforCATS

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。

1. 総合栄養食を適量与える

猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。

総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

猫のボディ・コンディション・スコア

2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ

猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。

そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSforCATS
PETOKOTO FOODSの公式HPを見る


ジャパニーズボブテイルの迎え方

ジャパニーズボブテイルの迎え方はさまざまです。猫を迎える際にぜひ参考にしてみてください。

保護猫から迎える

保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI」

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。

募集情報を見る

ブリーダーから迎える

血統や純血であることを優先する場合は信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。

ペットショップから迎える

ペットショップでは血統書付きのジャパニーズボブテイルを見つけることができます。

ジャパニーズボブテイルを迎える前に理解を!

ジャパニーズボブテイルの鳴き声は基本的に一般的な猫と変わりません。しかし大好きな飼い主さんの気を引きたいあまり、少し大きめの声で鳴くこともあります。

ジャパニーズボブテイルを家に迎えた際は、猫の気持ちを理解してあげることを心掛け、飼い主さんと猫の両方が心地よく過ごせるようにしましょう!

なお、本稿は以下を参照して執筆しています。