
整腸剤として知られる人用の「ビオフェルミン」は、犬に与えても問題ありません。飲ませる量は1日2回、小型犬なら1/4錠、中型犬は1/2錠、大型犬は1錠を目安にするといいでしょう。ビオフェルミンの与え方や期待される効果、注意点などを獣医師の佐藤が解説します。
この記事のまとめ
- ビオフェルミンは犬に与えても大丈夫
- 犬用整腸剤のほうが腸内環境により適しているため推奨される
- 目安量は小型犬1/4錠、中型犬1/2錠、大型犬1錠を1日2回
- 症状が改善しない場合や長引く場合は動物病院の受診が必要。
- 与え方は食後か、薬を砕いてご飯に混ぜるなど工夫が有効
犬にビオフェルミンを与えても大丈夫
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ビオフェルミンは、主にビフィズス菌と2種類の乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌)から成るビオフェルミン製薬の整腸剤です。人への効果として、便秘や下痢がうたわれています(参照:新ビオフェルミンS錠)。
病院で処方され、抗生物質にも耐性がある「ビオフェルミンR錠」とドラッグストアで手に入る「ビオフェルミンS錠」の2種類があります。どちらも犬に与えることは問題ありません。ただし、犬と人では腸内細菌の種類が異なります。犬には犬用の整腸剤を与えるほうがより効果的でしょう。
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ビフィズス菌と乳酸菌の違い
ビフィズス菌は乳酸菌の一種と思われることもありますが、実は異なる種類の菌です。特に生息場所が異なり、ビフィズス菌が主に「大腸」に生息するのに対し、乳酸菌は「小腸」や「乳製品などの発酵食品」に生息します。どちらも整腸作用があり、両方を体に取り入れることによって効果を高めることができます。
犬へのビオフェルミンの効果
ビオフェルミンは腸内に善玉乳酸菌を届け、ワンちゃんの腸内環境を整えてくれます。そのため下痢や便秘の改善が期待できます。
一時的な胃腸の不調を原因とする口臭改善につながるケースもあるようですが、慢性的に口臭がある場合は病気の可能性もあります。詳しくは以下の関連記事もご覧ください。
犬へのビオフェルミンの与え方
必要な量は、犬の体の大きさや体調、持病の有無によって異なります。あくまで目安としては、1回あたり、小型犬は1/4錠、中型犬は1/2錠、大型犬は1錠を1日2回飲ませるといいでしょう。
食後に与えるか、薬だけで与えられない場合には、細かく砕いていつものごはんに混ぜるなどして与えましょう。細粒タイプのほうが砕く手間がない分、与えやすいかもしれません。
犬にビオフェルミンを与える際の注意点
ビオフェルミンは一時的な胃腸炎や消化不良であれば有効ですが、消化器の病気によっては効果が見られず、様子を見る時間が増えることで病気の発見や治療を遅らせてしまうリスクもあります。お腹が痛そうでも食欲や元気があり、症状が軟便程度の場合に動物病院を受診するまでの対処として利用してください。
犬とビオフェルミンに関するよくある質問
さいごに
ビオフェルミンは犬にも整腸作用が期待できます。ただし、人と犬では持っている腸内細菌が違いますので、動物用の整腸剤を与えることをおすすめします。また、改善が見られない場合はできるだけ早く動物病院へ行くようにしてください。
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※お腹が弱いワンちゃんには、しっかり解凍してから与えるようにしてください。
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