短足犬種を12種類紹介!足が短い理由や飼う上で注意すべき点など

短足犬種を12種類紹介!足が短い理由や飼う上で注意すべき点など

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「コーギー」や「ダックスフンド」といった代表的な胴長短足の犬種は国内外からも絶大な人気を誇っています。短足犬種は主に小型犬に多く、見ているだけで幸せな気分になる方も多いはず。今回は短足犬の種類や、足が短い理由、飼育上で注意すべき点を紹介します。

短足犬とは

コーギー

役目に合わせて改良された短足犬種

代表的な短足な犬といえば「コーギー」や「ダックスフンド」です。

彼らはもともと何かしらの使役犬で、その役目に合わせてこのような体型に改良されてきました。

例えばコーギーはもともと牧畜犬で、牛に蹴られるのを防ぐために短足で体高の低い形に改良された犬種です。

ダックスフントは狩猟犬で、アナグマやキツネの巣穴により入りやすくするために、細長い体型になっていったのです。


愛らしさを追求した上の短足犬種

一方で「ペキニーズ」や「パグ」のように、最初から愛玩犬だったにも関わらず短足な犬種もいます。

人為的に、見た目の愛らしさを追求して改良されていったものと考えられます。

短足犬種が生まれる理由(短足犬特有の遺伝子変異)

アメリカの科学誌「サイエンス」の発表によると、ダックスフンドをはじめとする短足犬種と、短足でない犬種との間にはDNAの配列にわずかな差があるようです。

短足犬種には「FGF4」というたんぱく質をつくる配列の重複が見られたのだそうです。

必要な配列でも過剰発現することで、足が伸びる前に骨化するため、短足になるということですね。

この遺伝子変異はハイイロオオカミというオオカミにも見られるため、野生でも短足のオオカミが生まれないとも限りません。

ただ、野生のオオカミで短足となるとそのまま繁栄するとは考えづらく、おそらく自然淘汰されてしまいます。

そのため短足の犬種は、人間が目的に合わせて交配を繰り返して生み出したものに他なりません。


短足犬の種類

コーギー

コーギー子犬

コーギーは「ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類に分けられます。

JKCの登録数としてもペンブローグが5000匹以上いるのに対してカーディガンは100匹未満なため、街で見かけるコーギーはほぼペンブローグでしょう。

カラーでいうとブリンドルという色はペンブローグでは認められていないため、ブリンドルであればカーディガンといえます。



ダックスフンド

歩くダックス

ダックスフンドには「スタンダード」「ミニチュア」「カニンヘン」の3つのサイズがあります。よく見かけるのは「ミニチュア」か「カニンヘン」でしょう。

毛色はさまざまで、毛の長さも「スムース」「ワイヤー」「ロング」と種類があり、見た目だけでたくさんのバリエーションがある個性豊かな犬種です。



ペキニーズ

ペキニーズ

ふさふさの長毛と鼻ペチャなお顔が愛らしいペキニーズも、短足犬種の有名どころです。

「小さい」と思って抱っこしてみると、案外ズッシリと重さを感じる骨太な小型犬です。

もともと愛玩犬として歴史があり、タイタニック号から生還した犬たちの中にもペキニーズがいたそうです。



バセットハウンド

バセットハウンド

元々はキツネやウサギなどを狩る狩猟犬でありながら、性格はとてものんびりしていて穏やかなバセットハウンド。

胴長短足な上に特徴的な大きいたれ耳を持つため、歩いていると耳が地面に擦ってしまう子もいます。



ダンディ・ディンモント・テリア

ダンディディンモントテリア
Photo by ri.cotaさん Thanks!

キツネやネズミ、カワウソなどの狩りをしていた小型の狩猟犬です。テリアとしては珍しく、とても温厚で従順な気質なのだそう。

クランバー・スパニエル

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Photo by mymelle10さん Thanks!

あまり日本で見かけることはない犬種です。スパニエルの中では最大で、40kg近くまで成長するようです。

短足な犬種といえば小型犬のイメージが強いですが、このサイズで胴長短足のフォルムはとてもインパクトがありますね。

サセックス・スパニエル

こちらもあまりお目にかからない犬種です。

一見コッカースパニエルとダックスのミックスのようですが、サセックス・スパニエルは被毛の色が「リッチ・ゴールデン・レバー」というこの犬種特有の色なのだそうです。

バセー・フォーブ・ド・ブルターニュ

ワインの銘柄のような犬種名だけあって、フランスが原産の小型犬です。

フランスではかなりポピュラーな犬種とのことですが、それ以外の国ではほとんど普及しておらず、JKCにも登録されていません。

バセー・ブルー・ド・ガスコーニュ

こちらもワインのような名前の、フランス生まれの狩猟犬です。

見た目は大きなダックスフントのようで、性格はとても穏やかでしつけが入りやすいのだそうです。

スウェーディッシュ・ヴァルフント

一時絶滅の危機に瀕するほど個体数を減らしていた短足犬種です。コーギーの体にオオカミの顔をくっつけたような愛らしい姿をしています。

原産国のスウェーデンをはじめヨーロッパでは人気が高いとのことですが、JKCには登録されていません。

ドレーファー

横から見るとダックスフントのようで、お顔はビーグルにそっくりなスウェーデンが原産の犬種です。

日本でいう柴犬のように、スウェーデンではかなりメジャーな犬種なのだそうです。

大東犬

ここまで海外が原産の短足犬種ばかりでしたが、実は日本生まれの短足犬もいます。

その名も「大東犬(だいとういぬ)」。沖縄県大東諸島の南大東島で生まれた、日本犬らしい顔つきで胴長短足の犬です。

2005年には頭数が5匹まで減ってしまいましたが、その後保護と繁殖に注力して現在も徐々に数を増やしていっている最中なのだそうです。

いかんせん数が少ないため、平均寿命や生態など分からないことがまだ多く、JKCにもまだ登録されていません。

短足犬と暮らす上で注意したいこと

箱から顔を出すダックスフンド

胴長短足のダックスやコーギーで気を付けたいことは「腰への負担」です。

短足になるよう交配されてきたこれらの犬種は軟骨に異常を持っている場合が多いため、他の犬種に比べて椎間板ヘルニアになるリスクが高いです。

階段の昇り降りをなるべくさせない

階段は低い段差でも、足の短い犬種にとって昇り降りは結構な労力となり腰などを痛めてしまいます。

基本的には階段のある場所はゲートなどで塞ぐようにし、どうしても階段を利用する必要がある場合は抱っこで昇降するようにしましょう。

また、ソファーやベッド、坂道の昇降も犬の腰にとっては負担となるため、抱っこやバギーに乗せるなどの対応をしてあげましょう。

床で滑らないように工夫を

フローリングでつるつる滑ることも、腰に変な力が入るだけでなく、転ぶと骨折や脱臼の危険もあります。

滑らないワックスをかけたり、滑りづらい床材に変更したりすることが重要です。

賃貸であればカーペットやタイルマットを敷く、滑り止めのついた靴下を愛犬に履かせる等のことを検討するのが望ましいです。

抱っこの仕方に注意する

腰が反ったような状態は大きな負担になります。そのため、両脇の下に手をいれてぶらぶらしてしまう抱っこや、招き猫のポーズのように腰を立てた状態になる抱っこは避けた方がいいでしょう。

愛犬が腕の中でフセの状態になるような抱っこを心がけましょう。

同様の理由で、2足立ちでピョンピョンとおやつのおねだりをすることもさせないようにすることも重要です。

体型に気を付ける

人間でもそうですが、肥満は腰痛の元です。

食欲旺盛な犬は見ていて幸せな気持ちになりますが、体重管理は厳しく行いましょう。

普段から様子を確認する

注意していても、腰痛になることはあります。

「食欲があまりない」「お散歩の途中で立ち止まったり座り込んだりする」といった様子が見られたら、少し腰に違和感を持っているかもしれません。

背中から尻尾の付け根あたりを触ってみて、嫌がる素振りがあれば獣医師さんに診てもらうと良いでしょう。

魅力的な短足犬

仰向けになるダックスフンド

短い足で一生懸命走る姿がとってもかわいい短足犬種たち。

短足の犬種の多くは狩猟を目的として改良されてきましたが、愛らしいルックスや人懐っこいところも、彼らが古くから愛されている所以なのではないかと思わずにはいられません。