猫はしいたけを食べても大丈夫? 生や干ししいたけの与え方を紹介

猫はしいたけを食べても大丈夫? 生や干ししいたけの与え方を紹介

天ぷらや煮物、シンプルに焼き物で……いろんな食べ方ができるしいたけは、食卓に登場するシーンが多いキノコの一種です。肉厚のしいたけは一口かじるとじゅわ~っと口の中にうま味が広がり、クセになります。おいしそうにしいたけを食べる飼い主さんの姿に、実は愛猫も興味津々! でも猫はしいたけを食べても大丈夫なのでしょうか。答えはYESです! そこで、しいたけに含まれる成分や、猫にしいたけを与えるときの注意点をまとめました。

猫はしいたけを食べても大丈夫

干ししいたけ

しいたけに含まれる成分は、どれも魅力的なものばかり。もちろん、猫がしいたけを食べても大丈夫です。しかし、注意も必要です。

しいたけに含まれている食物繊維は、お通じの流れを良くするのに効果的ですが、猫によっては消化不良を起こす場合も。
はじめて猫にしいたけを与える場合は、少量ずつから始め、下痢をしていたり、消化能力が弱っていたりする猫にはしいたけを与えないようにしましょう。


生のしいたけは猫に与えても大丈夫?

食物繊維が豊富なしいたけを猫に生で与えると、うまく消化ができない場合があります。
そのため猫にしいたけを与える場合は、加熱して軟らかくなったものを、細かくカットし、食べやすいようにひと手間加えましょう。

干ししいたけは猫に与えても大丈夫?

生のしいたけよりも栄養価が高い干ししいたけを、猫に与えたい飼い主さんもいるのではないでしょうか。干ししいたけを猫が食べることは問題ありません。

しかし、乾燥した状態では、猫の喉を傷つけてしまう恐れがあります。猫にしいたけを与える場合は、細かく砕いていつものごはんにトッピングしたり、軟らかく煮て細かく切ったりしたものをあげてください。

しいたけの成分

しいたけ

しいたけはもともと春と秋が収穫期でしたが、菌床栽培という人工栽培の普及によって1年を通して、気軽にスーパーなどで購入ができるようになりました。

いろいろな料理に使われていて、なんとなく体に良いイメージがあるものの、実際どのような成分が含まれているのか知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。まずは、しいたけにどんな成分が含まれているのか、詳しくみていきましょう。

しいたけの成分(菌床栽培、生、100gあたり)
エネルギー(kcal) 19
たんぱく質(g) 3.0
脂質(g) 0.3
カリウム(mg) 280
ビタミンD(μg) 0.4
リン(mg) 87
食物繊維(水溶性、g) 0.4
食物繊維(不溶性、g) 3.8


カリウム

しいたけに多く含まれるのが、カリウムです。
カリウムはミネラルの一つで、細胞内の浸透圧を維持したり、細胞の活性を維持したりする役割があり、体内の不要なナトリウムを輩出してくれます。

疲労回復にも良い効果を与えてくれ、欠乏すると「低カリウム血症」を発症することも。とても大事な成分であることに間違いはないのですが、過剰に摂取すること「高カリウム血症」の原因にもなるので、注意しましょう。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助ける重要なビタミンです。
小腸や腎臓でカルシウムとリンの収集を促進し、骨や歯を丈夫にするのを助けるため、骨粗しょう症や骨折予防につながります。

食物繊維

食物繊維には、便質の改善し便通を促す不溶性繊維と、腸内の不要なものを排出する水溶性繊維があります。
しいたけには、特に不溶性繊維が多く含まれていて、これは私たち人間と同様に、猫にとっても腸内環境を整えてくれる大切な成分の一つになります。


エリタデニン

エリタデニンは、しいたけやマッシュルームに含まれる成分の一つです。エリタデニンには、血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
そのため、動脈硬化の予防や血圧の上昇を抑えるなどの効果が期待できます。

βグルカン

しいたけをはじめキノコ類に多く含まれるβグルカンは、免疫力を高めてくれる成分です。
細菌やウイルスを排除したり、がん細胞を収縮させたりする働きがあります。


水分補給にもぴったり

水道から水を飲む猫

実は、しいたけ(菌床栽培、生)には100gあたり90g以上の水分が含まれています。
私たち人間と同様に、猫にとっても水分をしっかり取ることはとても大切です。

猫の体内で水分が不足すると、腎臓や泌尿器系の病気にもつながりやすくなります。「猫がなかなか水を飲んでくれない」というときに、しいたけで水分を補ってあげるのもよいでしょう。


猫はしいたけを食べても大丈夫!

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栄養たっぷりの優秀食材・しいたけには、猫の健康をサポートする栄養素がたっぷり含まれています。積極的に与えたいと思った飼い主さんも多くいるでしょう。

でも、もともと肉食である猫にとって、しいたけは必ずしも必要な食材ではありません。体に良いからといって、与え過ぎないように注意しましょう。

また、しいたけを食べさせたことで下痢などの症状が出た場合は無理に与えようとはせず、別のもので栄養を補い愛猫の食生活をサポートしていきましょう。

※本記事は猫にしいたけを積極的に食べさせることを推奨するものではありません。猫に健康的な食べ物は、栄養がバランス良く摂れるように配合された総合栄養食としてのキャットフードです。雑食動物の人と違って猫は肉食動物です。人の体に良いからといって猫にも良いとは限りません。逆に悪影響となったり、必要な栄養の吸収を阻害したりすることもあります。

ただ、食事は飼い主と愛猫の絆を強くする大切な時間でもあります。同じものを食べたいと思ったり、欲しそうにしている愛猫に少しわけてあげたいと思ったりすることもあるでしょう。そんなときは必ず与えても大丈夫なのかを調べ、適切な与え方や量(あくまでおやつとして)を守り、様子を見ながら与えるようにしてください。

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