
【獣医師執筆】犬に砂肝を与えても大丈夫!与え方や注意点、量などを解説
居酒屋での定番メニューの一つ「砂肝」は、犬が食べても大丈夫な食材です。ただし、生で与えるのは危険です。本記事では、砂肝に含まれる栄養成分や犬への砂肝の与え方の注意点などを解説します。犬に砂肝は大丈夫ですが、量を守って与えましょう。
犬は砂肝を食べても大丈夫

たんぱく質
たんぱく質は、人間だけでなく犬にとっても、丈夫な体づくりのために必要な栄養です。たんぱく質は体内では生成されませんので、食品などから摂取する必要があります。ビタミンK
健康な血液と骨の維持に欠かせない成分です。この成分が欠如すると血が止まりづらかったり、骨が弱くなってしまったりします。リン
リンは歯や骨を丈夫に保ったり、神経や筋肉を正常に保ったりする効果があります。犬に砂肝を与える際の注意点

生の砂肝を犬に与えるのはNG
砂肝に限らず、鶏肉・牛肉・豚肉など肉全般を犬に生で与えることは、感染症の恐れがあるため危険です。必ず茹でる、焼くなどして火を通すようにしてください。茹でる時間は、火が完全に通るまでしっかり茹でましょう。砂肝の与え方は加熱し細かく刻む
砂肝は大きいまま与えると、消化不良や小型犬の場合は誤飲で詰まってしまう危険性があります。そのため、必ず加熱した砂肝を細かく刻んで与えるようにしましょう。砂肝の加工食品はNG
私たちが砂肝を食べるときは、塩やタレなどで味付けされたものを口にすることがほとんどです。味付けした砂肝は、犬にとっては塩分や砂糖などの過剰摂取につながります。また、市販のタレやソースを使っている場合は、にんにくや玉ねぎなど、犬が食べてはいけない食材が使われていることも。そのため人用に味付けした砂肝は、犬に与えないようにしてください。
犬に砂肝を与える量
総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、毎日1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量は「ペトコトフーズ」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。
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アレルギーは大丈夫かどうか
犬によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があるので、初めて与える際は少量にし、摂取後に様子を見られるときに与えましょう。初期症状として皮膚の疾患が現れる可能性が高いので、フケが出たりずっと肌をかゆがっていたりしていたら、早めに病院に相談してください。
以下は主な症状です。
- 下痢
- 嘔吐
- 肌をかゆがる
- 目の充血
食物性アレルギーの場合、原因となるものを取り除いてあげれば問題ありませんが、アレルギーは摂取後すぐに症状が現れる訳ではなく1カ月後という場合もあります。そのため何の食材が原因か分かりづらいことが多いので、アレルギー症状が疑われたら動物病院で検査をすることをおすすめします。
大量摂取による結石リスク
砂肝には犬が結石になる原因のミネラルであるリンを含んでいます。大量に摂取すると結石のリスクが増えます。また、腎臓病やミネラルを抑える必要がある場合は避けた方が良いでしょう。犬に砂肝は大丈夫だけど生は絶対にNG

しっかり加熱した砂肝は犬が食べても大丈夫!
生の状態は絶対にNG
人用に味付けされた砂肝はNG
細かく刻んだものをあげましょう
愛犬におやつを与えるならペトコトフーズのおやつがおすすめ

ペトコトフーズのおやつは四国産若どりや鹿児島県産の紫いも、青森県産のりんごなど国産食材をふんだんに使用し、獣医師が監修した保存料無添加のおやつです。
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※おやつやトッピングとして与える場合、与える量は1日の最適カロリー量の10%以内になるようにしてください。1日の最適カロリー量はペトコトフーズの「フード診断」(無料)で簡単にわかります。
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