柴犬のキツネ顔とタヌキ顔とは? 顔の見分け方や特徴をイラストで解説

柴犬のキツネ顔とタヌキ顔とは? 顔の見分け方や特徴をイラストで解説

柴犬の話になると、よく出る話題の一つが「顔」です。柴犬の顔にはキツネ顔とタヌキ顔があるため、子犬から家族に迎えるときにも顔の形を気にする方がいるようです。さらに「黒柴にはタヌキ顔が多い」という噂もあるほどで、一つの犬種の顔においてここまで話が広がることはなかなか珍しいことです。今回は、そんな柴犬の歴史や顔の見分け方について解説します。

柴犬の顔について

柴犬

柴犬の顔は、毛の色によっても大きく印象が変わります。一般的な赤毛の柴(赤柴)は、目の上とほっぺた、マズルの周りがうっすらと白くなっているのが特徴です。一方で黒柴は、この模様がくっきりと現れるため、「麻呂」などと呼ばれることがあります。

さらに、白柴の顔にはこの模様がはっきりと見ることができないめ、よりニュートラルな印象を受けます。白柴には鼻の色が赤い子も多いので、同じ柴犬でも表情がまったく異なります。


柴犬の歴史

柴犬と紅葉

日本で古くから人と一緒に暮らしている柴犬には、とても長い歴史があります。住んでいた柴犬の種類も地域によって異なっていたので、総称して「地柴」と呼ぶこともあります。このような地域固有の柴犬は、現在ではとても珍しい存在となりましたが、今も日本に存在しており、それぞれの種類の保存会によって保存活動がおこなわれています。

「山陰柴」や「信州柴」、「美濃柴」などがその代表的な地柴の種類に挙げられますが、これらの柴犬とは少し違う経緯を持つ種類に、「縄文柴」という柴犬がいます。地柴と同じように古くから存在し、保存活動がおこなわれている柴犬です。

しかし、「縄文時代の遺跡から出土した犬の骨をもとに当時の犬の特徴が再現された犬」という点で、地柴とは異なる歴史を持つ犬です。現在の柴犬のルーツはこの「縄文柴」にあるといわれています。犬によっては顔に縄文柴の名残が見られることもあります。


キツネ顔とタヌキ顔とは

タヌキ顔キツネ顔のイラスト、骨格

明確な定義があるわけではありませんが、柴犬の顔は「キツネ顔」と「タヌキ顔」という2タイプにわけられることが多いです。どちらともいえない顔の柴犬もたくさんいるので、主観的な見え方になることも多いです。

上記のイラストは左がキツネ顔で、右がタヌキ顔です。キツネ顔のほうがマズルが長い、顔が縦に長いなどの特徴があり、目と鼻の位置も離れています。一方でタヌキ顔は、マズルが短めで目の位置が低めです。

キツネ顔は縄文柴にも似ていることから、一部では「縄文柴(風の顔)」とも呼ばれることがあるようです。それに対してタヌキ顔は「新柴」といわれています。

しかし、似たような骨格の犬でも、キツネ顔とタヌキ顔にわけられることがあります。

タヌキ顔キツネ顔のイラスト、目

このイラストの柴犬たちはどちらも丸顔で、目と鼻の距離も同じくらいです。唯一違うのは、目の角度だけです。

一般的に、目尻が上がっている印象がある顔はキツネ顔、下がっている、もしくは比較的平行な印象がある顔はタヌキ顔といわれています。

「印象」と書いたのは、実際に柴犬の目尻が下がっていることは少なく、目頭と目尻を線で繋げるとだいたい上がっているためです。あくまでも印象なので、表情や角度によっても見え方は異なります

黒柴にはタヌキ顔が多い?

「黒柴=タヌキ顔」の印象を持つ人や、黒柴はタヌキ顔として生まれることが多いと思っている方も多いですが、実際にはキツネ顔の黒柴も赤柴と同じくらい存在します。

このようなイメージがあるのは、目の周りの黒いラインが明確に見えないことや、黒い毛に注目するとタヌキのような模様になっていることが、理由の一つにあげられるのではないでしょうか。

子犬の顔を見分ける

黒柴と赤柴

キツネ顔かタヌキ顔のどちらか特定の顔が好みという方もいると思います。そういう方々が子犬を迎えるときは、大人になったときに好みの顔に成長して欲しいと思いながら、子犬の顔を選ぶかもしれません。

しかし人間と同じように、赤ちゃんの顔から大人の顔を想像することは難しいです。予想打にしない変貌を遂げることがあるからです。体の大きさをはじめ、耳の形や毛の色、顔などは成長とともにどんどん変わっていきます。その変化を楽しみながら、成犬になった姿も無償に愛せる人のみ、子犬を家族に迎えましょう。


まとめ

子犬の横顔
柴犬の顔は「キツネ顔」と「タヌキ顔」という2タイプにわけられることが多い
キツネ顔の特徴は「マズルが長い」「顔が縦に長い」「目と鼻の位置が離れている」
タヌキ顔の特徴は「マズルが短め」「目の位置が低め」
子犬のときにタヌキ顔(キツネ顔)でも成長とともに変わる可能性がある
キツネ顔、タヌキ顔、それぞれに魅力がある柴犬の顔。海外ではあまりこういった討論はみられないので、柴犬発祥地である日本ならではの感覚かもしれません。犬はアクセアリーやぬいぐるみではないので、流行に左右されず個々の個性として愛しましょう。


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