子犬のしつけはいつから始める?しつけでの優先順位や基本的なしつけを紹介

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犬と暮らす上で必要なしつけですが「いつからしつけを始めたらいいのか」「どのような順番でしつけするべき?」など、不安に思うことがあるはず。今回は、子犬のしつけについて大切なポイントやトイレトレーニングや「おいで」など基本的なしつけを紹介します。

子犬のしつけはいつから?

おもちゃで遊ぶ子犬

犬は迎えた年齢問わず、迎えたその日からしつけを始めましょう。

犬の学習は生まれたときから始まっていて、一般的に生後3〜16週齢(生後4カ月)くらいまでが、最も吸収されやすい大切な時期「社会化期」と考えられています。

子犬のしつけの前にやるべき準備

トイプードルの子犬

家族間でのルールを事前に決めておきましょう。

しつけで一番大切なことはルールの統一です。家族の誰か一人でも、甘やかしてしまうと何が正しいのか犬も混乱して覚えるのに時間がかかってしまいます。また、覚えさせたくないことを覚え、問題行動へ発展する恐れもあります。

子犬が来てから、慌てなくていいように「ケージの位置」「ケージから出すタイミング」「鳴いてるときは構わない」「コマンドの統一」など事前にルールを決め、シミュレーションしておくようにしましょう。

子犬のしつけの優先順位

仰向けの子犬

「トイレトレーニング」「おすわり」「待て」よりも「抱っこしながら外の環境に慣れさせる」「掃除機やドライヤーなどの音を聞かせる」「どこに触れても嫌がらないように体中優しく撫でる」などのいろいろな刺激に慣らすことを何よりも優先してください。

人の社会でも臆することなく、楽しめる子に育てられるかは、社会化期にどれだけの経験をさせてあげられるかがポイントです。


子犬のトイレトレーニング

ケージにいる犬

多くの人が悩む「トイレのしつけ」ですが、1つのことを徹底すること、1つのことを意識することで、子犬のトイレは簡単に教えることができます。

トイレは失敗しない環境作り

トイレトレーニングの大切なことは「失敗させないこと」です。一見難しいですが、失敗しない環境作りが大切です。

ケージ内はもちろん、子犬を出して遊ばせる場所もトイレシートを敷き詰めます。そうすれば、いつ、どこで子犬が排泄してもそれは失敗にはならず、成功経験を積むことができます。

「成功したらたくさん褒める」。これはしつけの基本です。

失敗しても叱らない

子犬がトイレを失敗したときに「め!」「だめ!」と大きな声を出したり、叱ったりしてはいけません。

犬はなぜ怒られているのかわかりません。そして、犬によっては「排泄すること自体」を恐れるようになり、トイレを我慢してしまう犬もいるでしょう。

考えるべきポイントは「どうしたら失敗させないか」「どうしたら成功させてあげられるか」です。

失敗してしまったときの対処法

ときには飼い主さんも子犬も失敗してしまうこともあるでしょう。そのときは落ち着いて、静かに片付けることが大切です。

反射的に声を出してしまいがちですが、ぐっとこらえてください。犬にとって高い声は褒められたと思いやすく、反対に低い声は怒られたと思いやすいといわれています。

褒められたと思えば、わざと違うところでするようになる可能性があり、怒られたと思えば違う場所でしたり、排泄を我慢するようになります。

食後のタイミングでトイレをさせる

子犬の頃は食べたらすぐ排泄します。食後は「排泄するまではケージから出さない」とすることで、より早くトイレの場所を教えることができます。

きれい好きな犬はケージ内(食事やベッドの近く)では排泄することを嫌がる犬もいます。そういう子には、ケージとは違う場所にトイレを用意してサークルで囲ってあげることもおすすめです。

トイレの大きさを少しずつ小さくする

飼い主さんも少しずつ子犬のトイレのタイミングがわかってきたり、子犬自身もトイレの場所をわかってきたら、少しずつトイレシートを減らして、トイレの面積を小さくしていきましょう。

そうすることで、段々と決まった場所でできるように誘導していきます。失敗の経験はさせないように、子犬の様子をみながら少しずつ小さくしていきましょう。



子犬のハウス(クレート)トレーニング

ハウスからお手をする子犬

ハウス(クレート)トレーニングはとっても大切なしつけの1つ。犬にとって安心できる場所を作ってあげることで、お留守番時やお出かけ、災害時など環境の変化でも落ち着くことができます。

ハウス(クレート)に慣れさせる

ハウス(クレート)トレーニングは子犬に「嫌だ」と思わせないことがポイントです。

子犬自身が興味を持って出入りできるように、食事をハウスの中でさせたり、おもちゃを使って遊ばせたりしながら慣れさせてあげましょう。

始めはクレートの扉は外すか固定する

ケージではなくクレートでのハウストレーニングをするのであれば、初めは扉を付けない、もしくは勝手に閉まらないように固定してください。

子犬が、遊びながら出たり入ったりを繰り返しているときに、扉が衝撃で閉まると「びっくりした」「はさまって痛い思いをした」「怖かった」など嫌な印象を与えてしまうことになります。嫌な思いを経験させないために、できる対策を取っておきましょう。

抱っこでハウスさせない

小さい子犬は急いでいるときなど、抱っこでハウスさせがちですが「自分でハウスに入る」ことを教えるためにも抱っこは控えましょう。

そして、ハウスに入ったからとそれで終わりにしないでください。一度扉を閉めた後は、もう一度出してあげて、扉が閉まってもまたすぐ出してもらえることを教えます。

毎回同じタイミングで終わりにすると、犬は覚えるため、終わりにするタイミングはランダムするのがいいでしょう。



子犬の呼び戻し「おいで」トレーニング

室内でリードをしている子犬

最初のうちは家の中でもリードを付けておくといいでしょう。短い距離から「おいで」の練習をすることができ、危険な行動や行ってほしくない場所など事前に防ぐことができます。

「行きたい」は最大のご褒美

呼び戻しの練習は、犬の「飼い主の元へ行きたい」という気持ちをうまく利用して教えることができます。

協力者にリードを持ってもらい、飼い主さんは少し離れた距離から名前を呼びテンション高めで「おいで!」と言いましょう。犬が行きたいとリードを引っ張ったら、リードを離してもらいます。

行きたいのに行けない状態から、行けたという状態は喜びであり、ご褒美になるため、特別おやつをあげる必要はないので、たくさん褒めてあげるだけで十分です。



子犬のアイコンタクトトレーニング

飼い主を見つめる犬

アイコンタクトは、コミュニケーションを取る上でとても大切なことです。「名前を呼ばれたら飼い主を見る」ことは簡単なようで意外と難しいかもしれません。

目が合わないうちは誘導する

おやつがほしい、おもちゃがほしい場合には、名前を呼んでも飼い主さんの手元(欲しいもの)を見ていることが多いです。

それを利用して、意図的に飼い主さんの目の位置に持ってきましょう。そして、少しずつ手の位置をずらしていき、視線があった時だけ、手に持っているものを与えます。

そうすることで少しずつ、アイコンタクトができるようになります。

犬が見やすい高さで練習

犬が座った状態で、飼い主が立った状態では犬から飼い主さんの顔を見るのは難しいでしょう。特に小型犬など、後ろに下がるか首をめいいっぱいあげないとアイコンタクトできません。

アイコンタクトを教えるときは、犬と視線が合いやすい高さを意識することもポイントです。



子犬の散歩トレーニング

散歩する小型犬

散歩デビュー前に自宅で練習

散歩のしつけ方法はいくつかあります。ワクチンが終わるまでは家の中で練習しましょう。

お散歩デビューでは、家でできていても慣れない環境、初めての環境ではできなくて当然です。最初は家の周りを散策する程度で、散歩のトレーニングは環境に慣れてからがいいでしょう。

引っ張ったら止まる

犬が行きたくてリードを引っ張ったら、その場で立ち止まります。これは呼び戻しのしつけと似ています。

「行きたいけど、行けない」という環境を作り、飼い主さんの横に戻ってきたら、歩き出せるという学習をさせます。初めは、フードを使って飼い主の横に誘導して、アイコンタクトができたら歩き出すので構いません。

繰り返すことで、誘導がなくても飼い主さんが止まったら自然と横に戻ってくるようになりますし、リードを引っ張らなくなります。

ただしこの時の注意点として、立ち止まった時に犬が引っ張るからと腕を伸ばしたりしてはいけません。リードは少したるむ長さで、おへその前で持つことを意識して、そこから動かさないようにしましょう。


子犬のしつけは余計なことは教えない

寝転ぶ小型犬

子犬のしつけは初めてのことで飼い主さんがわからなくて、知らず知らずのうちに教えたくない行動を覚えさせていることがあります。

家具をかじる、夜鳴きをするなど、つい反応してしまいたくなる行動ばかりですが「叱る」「構う」「おやつを与える」などはその場の一時しのぎでしかなく、むしろ行動を強化していることにつながります。

無視をすることもしつけの一つ。犬の気持ちに立ったしつけを行いましょう。