「白柴は体が弱い」って本当? 特徴や性格、希少な理由などを解説

「白柴は体が弱い」って本当? 特徴や性格、希少な理由などを解説

日本が世界に誇る、日本犬。中でも柴犬は、日本国内外でブームを巻き起こしており、絶大な人気を誇っています。さまざまな柴犬グッズが販売され、ブログやツイッターなどのSNSを通して有名になる柴犬もいる程です。今回は、そんな柴犬の中でも真っ白い「白柴」についてご紹介します。体が弱いと言われてしまう理由や、毛の色、鼻の色などについても触れていきます。

白柴の特徴

白柴

柴犬の毛色には「赤毛」「黒毛」「胡麻」「白毛」の4種類あり、その中の白い毛の柴犬が一般的に「白柴」と呼ばれています。しかし、普段私たちが呼んでいる「白柴」という呼び方はいわゆる愛称であり、血統書には「淡赤」と表記されます。赤毛の柴犬と比較すると白柴の割合はとても少なく、希少性が高いです。


外見

「白柴」と呼ばれていますが、正式名称が「淡赤」であることからもわかる通り、実際には少し赤みがかった色をしています。特に背中やしっぽにこの色が現れやすく、うっすら茶色い毛が生えているのがわかります。

鼻の色

白柴の鼻は、黒や茶色のほかにピンクっぽい色になることがあります。個性的で可愛い見た目のピンクの鼻ですが、その理由には以下のような理由が考えられます。

  • 遺伝
  • 子犬のときは黒かったのに、時間が経つにつれて色がピンクっぽくなっていく場合には、その理由の一つに遺伝も考えられます。色素が薄い白柴にとって、珍しい現象ではありません。

  • ウィンター・ノーズ
  • 冬になると鼻の色が変わる現象です。ウィンター・ノーズが見られる代表的な犬種にはラブラドールレトリーバーなどが挙げられ、白柴のように比較的色素が薄い犬種が多いです。夏の間はメラニンの作用によって黒くなることもありますが、夏になってもピンクのまま変化しなくなる場合もあります。

  • 銅欠乏症
  • ワンちゃん用にバランスを考えて作られた市販のご飯を食べていれば、基本的に不足することはない栄養素ですが、たとえば手作りのご飯で摂取する栄養が偏ると、鼻の色が薄くなり、ピンクっぽくなることがあります。どうしても心配な方は、獣医さんに健康状態を診てもらいましょう。



性格

ほかの色の柴犬同様に、飼い主に対してとても忠実な性格です。運動意欲もあり、おもちゃで遊ぶことも好きです。一方で、気が強く神経質という一面も持ち合わせているので、早い段階からトレーニングが必要です。

豆柴の性格

「豆柴」は、小さい柴犬同士をかけ合わせて作られた単に「小さい柴犬」であり、「豆柴」という犬種は公式には認められていません。気質などを考慮せずに無理のあるブリーディングによって繁殖された豆柴は、普通の柴犬よりも気性が荒かったり神経質だったりと、難しい性格であることも少なくありません。


白柴の寿命

白柴

一般的な中型犬の平均寿命と同じ、13〜15歳となっています。近年は生活環境の向上や医療技術の発展により、少しずつ寿命も伸びています。

「白柴は弱い」はウソ

平均寿命からもわかるように、白柴もほかの柴犬と同じくらいの丈夫さと体力を持っています。ときどき「白柴は弱い」と言われるのは、その見た目からアルビノを連想する人が多いからだと思います。

しっかりと環境を整えずに飼うアルビノの平均寿命が短いことは事実ですが、白柴はアルビノではありません。ほかの色の柴犬と異なるのは、毛と鼻の色だけです。


白柴が少ない理由

にこにこ白柴

白柴の割合は、柴犬全体の1割ともいわれており、黒柴と並んで希少な色の柴犬です。こんなに可愛いのになかなか出会えないのは残念なようにも感じますが、その理由には意図的な目的があります。

繁殖の制限

柴犬の色は遺伝子によって決まりますが、白柴は赤毛同士の遺伝子からも、白毛同士の遺伝子からも生まれる色です。一方で、白毛同士から赤毛が生まれることはありません。つまり、白柴はほかの色よりも生まれる可能性が高いので、増やせば増やすほど全体の中での割合が高くなってしまい、バランスを崩してしまうということです。

バランスが崩れれば最終的に、生まれにくい遺伝子を持つ色は絶滅してしまいます。そこで、赤毛を保護するために、白柴が増えすぎないよう繁殖を制限したり、ショーで入賞する可能性を下げたりして、数をコントロールしているのです。

柴犬のミスカラー

柴犬の「白」はジャパンケンネルクラブにも正式に登録されている色ですが、前の項目でもご紹介したとおり、美しさを競うショーでは入賞しにくいのが現状です。もちろん前例がないわけではありませんが、黒柴や赤柴にある「裏白」と呼ばれる白い模様なども審査の対象になっているため、繁殖以外の観点でも白柴は魅力を伝えきれないのです。

しかし、白柴には白柴にしかない良さがあります。審査で認められる美しさだけがすべてではないので、「ミスカラー」という響きにあまりネガティブな印象を抱かないでいただきたいなと思います。


白柴の毛色の変化

白柴に限らず、複数の色がある犬種の場合、生活している中で色が変わることは珍しくありません。白柴にはうっすらと茶色い模様がありますが、これが濃くなったり、全体的に茶色くなるのは自然なことです。

さらに、アンダーコートがフカフカな冬と、それが抜けた後の夏とでは、毛の雰囲気も大きく異なります。


白柴のしつけ

白柴

白柴を含む柴犬のしつけには、正しい知識と覚悟、飼い主の努力が必要です。柴犬は日本犬特有の忠実さを持ち合わせていますが、しつけの方法を間違えてしまうと、家族に対しても攻撃するようになってしまいます。

また、柴犬は気が強いだけでなく、自分に関わる犬や人に対して特に神経質になる一面もあります。そのため、早いうちから家族以外の人や犬と触れ合う時間を設けるという、社会化トレーニングが必要です。そうすることで、飼い主と愛犬との信頼関係を築くことができるのです。

必ず教えたいコマンド

柴犬を家族に迎えたら、なるべく早い段階で教えるべきコマンドがあります。愛犬が混乱してしまわないよう、指示する時のコマンドは必ず統一するようにしましょう。コマンドは、犬の興奮を抑えたいときや、緊急時に役立ちます。

待て

待て」は、本能的な衝動で行動することが多い、ご飯やおやつの前に取り入れると効果的です。また、家の中だけでなく外でもできるようになると、行動をコントロールすることができ、緊急時にも役に立ちます。


おすわり

おすわり」や「すわれ」は、座ったらおやつをあげるということを繰り返して教えます。興奮時はもちろん、信号待ちで飛び出さないよう落ち着かせることで危険を回避することができます。


ハウス

ハウス」は、クレートケージに行かせるためのコマンドです。そのほか、来客時や就寝時、さらには災害時にも必要になります。

おいで

遊びや運動を兼ねて「おいで」のトレーニングをすると身につきやすいです。難易度は高くないコマンドなので、さまざまなトレーニングと合わせて身につけさせると良いでしょう。

柴犬のしつけについては、関連記事もぜひ参考にしてみてください。


白柴と暮らしたい方へ

凛とした雰囲気をまとい多くの人を魅了する白柴は、今では日本のみならず、海外でも人気があります。そんな可愛い白柴を家族に迎え入れるには、ペットショップやブリーダー、譲渡会、里親を探しているサイトからコンタクトを取るなど、いくつかの方法があります。

保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI(お結び)」にも、柴犬や、柴犬の雑種が登録されています。審査を通過した信頼できる複数の保護団体が、保護犬の新しい家族を募集をしているので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。

omusubi

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