
ペットの家族化が進み、愛犬の七五三をお祝いする飼い主が増えてきています。それに伴い、ペットの健康祈祷をしてくれる神社も増えてきました。本稿では、東海や関西などにある犬の祈祷を行っている神社や、特別な日に着せたい着物やおしゃれな衣装などを紹介します。七五三らしい着物を着て、記念写真を撮影するのにもぴったりですよ。
犬にも七五三があるの?
本来、七五三は人間の子どものためのものです。
しかし近年では、自分のペットにも七五三を行う飼い主さんが増えており、犬の七五三に対応してくれる神社も増えてきているようです。
ペットの家族化による犬の七五三の普及
七五三は室町時代から始まったとされ、江戸時代には広く全国に広まったようです。
当時は現在のように医療も発達しておらず、乳幼児の死亡率はかなり高いものでした。そのため、無事に3歳、5歳、7歳を迎えられた子どもの成長に感謝し、長寿を祈るために神社に参拝するという行事が七五三です。
現在の日本では少子化が進み、多くの家庭で犬や猫などのペットを迎えるようになりました。
犬を迎える意味も、かつては狩猟のためや番犬のためといった意味合いが大きかったでしょうが、現在では家族の一員として迎える家庭が多くなっています。
愛犬を家族のように大切に思い、愛犬の健康と長寿を願って七五三を行う飼い主さんが増えてきたのです。
神社もペットブームを反映
七五三のお参りをする神社でも、ペットの飼い主さんの要望を反映して、愛犬の七五三を執り行ってくれるところが出てきました。
もともと日本には八百万の神がおり、人間のみならず他の生き物の魂の安寧を祈る神社も存在しているなど、多様性に富んでいるのでしょう。
そんな神社が、ペットの幸せを願う飼い主さんの要望に応えてくれるのはうれしいことですね。
犬の七五三はいつ?
七五三は年齢を表すものです。その年齢にあたる年に、神社にお参りしたりご祈祷をしてもらったりします。犬のお祝いをする年齢も、基本的には人間の七五三に準じます。
七五三は11月15日
七五三の日にちは11月15日です。
11月15日は本来は旧暦のもので、現在の暦でいうとおよそ1カ月前に当たります。七五三が11月15日に行われる理由には諸説あるようですが、旧暦の11月は収穫が終わった時期であり、冬至も旧暦では11月中であったために、重要な月とされていました。
そして旧暦の15日は、鬼が出歩かない日とされた二十八宿の鬼宿日であったことから、吉日とされていました。そのようなことから、11月15日が七五三のお参りをする日となったようです。
現在では必ずしもその日にお参りできない方も多いので、10月下旬から11月中旬の土日や吉日にお参りする方も多いようです。
数え年3歳、5歳、7歳のときにお祝いする
数え年とは、生まれた年を1歳として、その後新年を迎えるたびに1歳ずつ年をとっていくという年齢の数え方です。
昔の日本には誕生日という概念がなく、新年を迎えた時点で誰でも1歳をとりました。人間の子どものお祝いは男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳となっていますが、犬の七五三の場合は、性別はあまり気にせずに行われているようです。
犬と七五三で神社に行く際の注意点
愛犬と一緒に七五三のお祝いで神社に行く際には、神社の神聖さや他の参拝者への配慮がとても大切です。神社は神様が宿る場所であり、貴重な文化財もあります。以下の基本的なルールを守り、愛犬と安全かつ気持ち良く参拝できるようにしましょう。
神社のルールを事前に確認
まずは、神社が犬の同伴を受け入れているか、事前に確認することが大切です。神社によっては、ペットと一緒に入れない場所もあります。公式サイトや電話で問い合わせて、愛犬を連れていけるか確認してから訪れましょう。
マナーウェアの着用
犬が境内で粗相をしてしまうのを防ぐために、マナーウェア(オムツなど)を着用させることをおすすめします。神社は神聖な場所なので、排泄物のトラブルを避ける配慮が必要です。
リードの使用と犬の管理
神社の敷地内ではリードをしっかりと付け、短く持つことで、犬が自由に動き回らないようにしましょう。他の参拝者や他の犬とのトラブルを避けるためにも、愛犬の行動には注意が必要です。また、混雑した場所では抱っこやペットカートを利用して、安全に移動することも考えましょう。
境内の入れるエリアを守る
本殿周辺や建物の中は、愛犬とご一緒できない神社が多くあります。神社に到着したら、犬が入れる場所と入れない場所を確認し、看板や表示をよく見るようにしましょう。境内の散策や屋外でのお参りを、愛犬と一緒に楽しんでください。
無駄吠えに注意
神社は静かに参拝する場所です。愛犬の無駄吠えに十分注意し、もし犬が興奮して吠えるようであれば、境内に入るのを控えるか、犬がリラックスできるように対策を講じましょう。
他の参拝者への配慮
神社には、犬が苦手な人やアレルギーを持つ人が参拝していることもあります。犬が他の参拝者に無断で近づいたり、飛びついたりすることがないよう、しっかりリードを持って周囲に配慮しましょう。特に小さな子どもがいる場合、犬が急に動くと驚かせてしまうことがあるため、十分な注意が必要です。
混雑を避けて訪れる
神社が混雑する時間帯や時期には多くの参拝者がいるため、犬を連れて行くと、他の参拝者とのトラブルや犬が踏まれる危険性があります。できるだけ混雑する時間帯を避け、落ち着いた環境で参拝するよう心がけましょう。
犬の七五三におすすめの着物(衣装)やグッズは?
愛犬の七五三をお祝いするなら、晴れ着も着せてあげたいと思う飼い主さんもいるでしょう。女の子用の華やかな晴れ着や、男の子用の紋付袴なども売られています。
装飾が派手で飾りもたくさん付いているので、長時間着るのには向いていませんが、短い時間だけ着せて記念撮影をすると良い思い出になるかもしれませんね。
また、着物を着せないまでも、いつもよりちょっとおめかしした衣装を着せてあげたり、七五三風のグッズを使ったりするのもいいでしょう。犬の七五三におすすめの着物や衣装、グッズを紹介します。
【犬の七五三におすすめの着物】犬用家紋付き袴
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【犬の七五三におすすめの着物】ペット用袴
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【犬の七五三におすすめの衣装】ストライプタキシード
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【犬の七五三におすすめのグッズ】犬用千歳肉
七五三といえば千歳飴。しかし、犬に飴を与えることはできません。千歳飴の代わりに、千歳肉をあげてみるのはいかがでしょうか?
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犬の七五三におすすめの神社
七五三といえば、やはり神社へのお参りですよね。愛犬と一緒に参拝でき、ペットのご祈祷を行っている神社を紹介します。ご祈祷の受付日時や初穂料は変わることがあるので、お出かけ前に各神社の公式サイトで確認してください。
【関東・埼玉県の犬の七五三におすすめの神社】朝日氷川神社
健康長寿祈願、除災招福、病気平癒など、飼い主さんの希望に合わせてご祈祷してもらえます。ご祈祷の後は、お神札やお守りと一緒に、神様からおやつがいただけますよ。
| 施設名 | 朝日氷川神社 |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県川口市朝日1-3-15 |
| ペットのご祈祷 | 午後のみ・要予約(当日予約は不可) |
| 初穂料 | 7,000円〜 |
| その他 | ご祈祷後にお神札・お守り・おやつの授与あり |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
【関東・神奈川県の犬の七五三におすすめの神社】座間神社
境内に「伊奴寝子社」(いぬねこしゃ)という、ペットの健康や幸せを守るための神社があります。小さな祠の前に、かわいらしい狛犬と狛猫がいます。
健康長寿、無病息災、傷病平癒、開運招福、邪気祓いのご利益があるとのこと。ペットのご祈願は、成犬式・成猫式や七五三にも対応しています。
| 施設名 | 座間神社 |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県座間市座間1-3437 |
| ペットのご祈祷 | あり(受付 9:00〜17:00) |
| 初穂料 | 5,000円〜 |
| その他 | 境内に伊奴寝子社。成犬式・成猫式・七五三にも対応 |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
【関東・群馬県の犬の七五三におすすめの神社】日本七社 冠稲荷神社
境内に「ペット社殿」があり、ペットのご祈願は屋外のお社の前で、愛犬と一緒に受けられます。七五三のご祈願にも対応しています。ペット用のお札・お守り・絵馬も授与所でいただけます。
| 施設名 | 冠稲荷神社 |
|---|---|
| 住所 | 群馬県太田市細谷町1番地 |
| ペットのご祈祷 | あり(予約なし・当日受付も可。予約は9:00〜17:00) |
| その他 | 境内のペット社殿の前でご祈願。七五三にも対応 |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
【関東・千葉県の犬の七五三におすすめの神社】愛育(めぐし)神社
愛育神社は見つけるのが少々難しいのですが、小谷流の里ドッグランの帰りに寄りました。犬用のお守りが自販機で販売されていました!(o7___o7___o7さん)
日本初の、動物のお祓いや祈願を行うペット専用の神社です。お祓い・ご祈願料の一部とお賽銭は、動物関連の支援団体へ寄付されるとのこと。
なお、社殿に冷房がないため、7〜9月はお祓いが難しいと案内されています。七五三の時期の10月以降は申し込みやすくなります。
| 施設名 | 愛育神社 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県長生郡白子町南日当2366-18 |
| ペットのご祈祷 | 完全予約制(電話予約) |
| その他 | 7〜9月はお祓いが難しい(社殿に冷房なし) |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
【関東・東京都の犬の七五三におすすめの神社】市谷亀岡八幡宮
ペットの七五三ができる神社として知られ、毎年350組以上のペットがお参りしています。犬だけでなく、猫や兎、小鳥、亀、フェレット、ハムスターなど幅広くペットを受け入れています。
健康長寿や病気平癒など、飼い主さんの希望に沿ったご祈祷が可能。ペット用のお守りも種類が豊富で、地方発送もしてくれます。
なお、2026年は11月7日・8日・14日・15日が子どもの七五三の専用日で、この4日間はペットのご祈祷を行いません。
| 施設名 | 市谷亀岡八幡宮 |
|---|---|
| 住所 | 東京都新宿区市谷八幡町15番地 |
| ペットのご祈祷 | 予約制(土日祝 9:30〜14:30、平日 9:30〜11:30) |
| 初穂料 | 5,000円(お札1体に3匹まで名入れ) |
| その他 | 2026年は11月7日・8日・14日・15日はペットのご祈祷なし |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
【関東・東京都の犬の七五三におすすめの神社】武蔵御嶽(むさしみたけ)神社
こちらの大口真神は「おいぬ様」と呼ばれています。おいぬ様はニホンオオカミのことですが、この名前から犬の参拝が増え、ご祈祷も行うようになったとのこと。愛犬のご祈祷は、屋外の「大口真神社遥拝所」で受けられます。
| 施設名 | 武蔵御嶽神社 |
|---|---|
| 住所 | 東京都青梅市御岳山176番地 |
| ペットのご祈祷 | 予約不要(9:00〜15:30頃。授与所で申し込み) |
| 初穂料 | 1頭3,000円〜 |
| その他 | 年明けから約10日間はご祈祷を休止 |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
【九州・福岡県の犬の七五三におすすめの神社】福島八幡宮
犬や猫など、ペットのご祈祷を行っています。授与品として、ペット守りもいただけます。
| 施設名 | 福島八幡宮 |
|---|---|
| 住所 | 福岡県八女市本町105-1 |
| ペットのご祈祷 | 要予約(午後から) |
| 初穂料 | 1頭8,000円(授与品付き) |
| その他 | 授与品はペット守り。社務所は水曜定休(毎月1日・15日は開所) |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
ほかにも、愛犬と参拝できる神社・お寺や、厄払いができる神社を紹介しています。
さいごに
愛犬の誕生日や七五三をお祝いすることは、犬との生活を楽しくしてくれますね。犬は一緒にお出かけができるペットなので、イベントなども飼い主さんと一緒に楽しめます。
楽しくてワクワクすることがたくさんあるのは、犬にとってもすばらしい犬生といえるのではないでしょうか。
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