猫が迷子になった!帰ってくる確率を上げる方法&迷い猫を保護したら

猫が脱走してしまった! そんなときは慌てずに猫が帰ってくるための対応をしましょう。性格や飼い方にもよりますが、室内飼いの猫が自分で帰ってくる確率は高くありません。普段から脱走・迷子対策をすることはもちろん、逃げてからの対応次第で帰ってくる確率を上げることができます。迷い猫を見つけた際にどう保護するかと併せて解説します。

猫が迷子になったときの捜索方法

迷子猫のチラシ

大切な猫の姿がどこにも見当たらず迷子の可能性があるときは、まずは以下のことを行ってください。


家の中・近所を探す

脱走したかはっきりしない場合は、まず家の中をくまなく探しましょう。いつもいない場所に忍び込んでいたり、飼い主さんが気付かずに閉めて閉じ込めてしまっていたりする場合もあります。想像もしないようなところに身を潜めているかもしれません。こういったときのために、室内飼いでも首輪に鈴を付けておくことは大切です。

それでも見つからなければ外に出て、近所を探します。個体差がありますが、基本的に猫の行動範囲はそれほど広くありません。室内飼いの猫であればなおさら、遠くに行くことはありません。まずは家の周りに隠れていないかを確認しましょう。脱走した直後であればすぐに見つかるはずです。怯えて捕まえられない可能性もありますので、いつも使っているキャリーを持っていくと逃げ込んでくれるかもしれません。

外に出て探すときは他にも注意したいことがいくつかありますので、以下で詳しく解説します。


警察や保健所、愛護センターなどに連絡する

日本ではまだまだ野良猫を見る機会がありますが、首輪を付けていれば遠目でも飼い猫であることはわかります。見かけた人や保護した人が警察や保健所・愛護センターに届けてくれるかもしれません。


警察署

日本の法律でペットはモノとして扱われます。そのため、飼い猫であっても迷子になってしまうと「落とし物」(拾得物)扱いです。迷子の猫を保護した人が警察署に届けて保管されている可能性もあります。その際、猫が迷子になった直後は焦ってしまうかもしれませんが、110番ではなく住んでいる最寄りの警察署のに電話しましょう。


保健所

保健所には、飼い主不明の犬・猫が収容されています。「飼い主不明の犬・猫=保健所に届けるもの」と考えていることも少なくないので、保健所に連絡が行っている可能性もあります。万が一保健所に届いた際に特定することができるよう、いなくなった日時、猫の名前や特徴、首輪の色などを伝えます。また、マイクロチップが装着されていれば保健所での飼い主さんの特定が容易になります。


動物愛護センター

地域によっては保健所ではなく動物愛護センターが設置されている場合もあります。保健所と同様に迷い猫が保護されていたり、情報が入っていたりするかもしれませんので、まずは連絡しましょう。


動物保護団体・地域猫活動

地域によっては動物保護団体が活動していたり、地域猫活動が行われていたりするかもしれません。警察や保健所ではなく団体に保護されていたり、地域猫活動をしている住人が保護もしくは見かけていたりするかもしれません。迷い猫探しのアドバイスをもらえることもありますので、相談してみましょう。

動物病院

どこかでけがをして保護され、動物病院に連れて行かれている可能性も考えられます。処置を受けたあとも飼い主が見つからなければ一時的に預かっていることもあります。迷子猫の情報を掲載してくれる病院もありますので、近隣の動物病院に相談してみましょう。

SNSで情報を拡散する

最近はTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを利用して迷子になった動物を探すことも増えています。実際にSNSによって時間がたってからでも飼い主さんのもとに戻ることができた事例もあります。特徴がわかるように鮮明な写真や動画を残しておくことも大切です。

迷子猫専用掲示板などを利用する

迷子になった猫を探す目的で立てられた掲示板などもあります。インターネットで「猫 迷子 掲示板」などのキーワードと都道府県などで検索してみてください。情報を掲載してもらうタイプや、自分で書き込むタイプの掲示板があります。

SNSのように個人で情報を拡散できるアカウントを持っていなくても、多くの人に見てもらえる場所です。

チラシを作って掲示板などに貼る

チラシを配るというのはオーソドックスな方法ではありますが、近所の人に広く知ってもらうにはベストな方法です。チラシにはいなくなった日、猫がはっきり映っている写真、猫の名前や特徴、見かけたときの連絡先などを書いておきましょう。

連絡先は携帯電話の番号が書いてあればOKです。冷やかしやいたずらの電話などがかかってくることもありますので、どの番号を載せるかはよく考えてからにしましょう。大量印刷を考えるならチラシ作成は印刷業者に依頼したほうがいいかもしれません。

迷子のチラシ作成を専門とする業者もあります。家庭用のプリンターでは雨でにじんでしまうことが多いので、加工をせずに貼っておいても字や写真が見えなくなってしまいます。

ペット探偵に捜索を依頼する

迷子になった動物の捜索を専門とする業者もあります。どうしても見つからない場合は、実績や料金体系などに注意をして依頼しましょう。

猫の迷子で外に探しに行くときの注意点

覗いている猫

いつも室内で過ごしている子がどうしても室内で見つからない、または脱走してしまった場合、外へ探しに行くことになりますが、その際はいくつかの点に注意してください。

いつものトーンで愛猫の名前を呼ぶ

たとえ飼い主さんの声であっても、大声におびえて出てこなくなってしまうこともあります。焦らず、いつもと同じトーンで名前を呼んであげましょう。よく耳を澄まして、反応がないか確認しながら少しずつ進んでいくようにしましょう。

猫のにおいがついたものやお気に入りのおやつを持っていく

猫の嗅覚はとても敏感です。猫自身のにおいがついたものや猫がお気に入りのおやつを持っていって、地面に置いたり、家までの道なりに少しずつ猫砂を撒いたりしてみましょう。においに反応して出てくるかもしれません。

特にキャリケースは猫にとって家と同じ安心感が得られる場所です。「病院に連れて行かれる怖い箱」と認識していると見ただけで逃げてしまうかもしれません。普段からベッドとして活用したり、おやつをあげるばしょにしたりして、安心できる場所と認識させておくことが大切です。


探す場所の近所の方に声を掛けておく

猫を見つけたら連絡をもらえるよう伝えながら、周りの人に声をかけておきましょう。迷子の猫を探すために頻繁に近辺をウロウロしていると、不審者だと思われて通報されてしまうこともあるため、近隣トラブルを避ける目的でも声かけやあいさつはしておくべきです。

猫が迷子にならないための対策法

飼い主に抱かれる猫

どんなに気を付けていても一瞬のすきを突いて脱走することはありますが、迷子にならないための対策を強化することで、その確率は格段に低くなります。できる限りの対策をするのも、飼い主の大切な務めです。


猫にマイクロチップを装着しておく

マイクロチップは、直径約2mm、長さ約8~12mmの円筒形のICチップで、それぞれのチップにIDナンバーなどの情報が記録されています。これをあらかじめ猫の皮下に埋め込んでおけば、迷子になって誰かが保護してくれたときに、動物病院などでマイクロチップを読み込んでもらい、飼い主が判明します。

マイクロチップは獣医師が、注射のように細い注入器を使って装着します。「皮下に埋め込む」ということで心配する方もいるかもしれませんが、生体に無害な素材が使われているため、猫に悪影響を及ぼす心配はありません。

ただ、まれにマイクロチップが反応しないことがありますので、リーダーを置いている病院などでテストしておくと安心です。なお、2019年の法改正で新たに迎える犬猫を対象にマイクロチップの装着が義務化されることが決まりました。


猫に首輪・迷子札を装着しておく

首輪と迷子札は、猫が迷子になったときに大きな手がかりとなります。迷子札がなくても、せめて首輪を装着していれば、飼い猫であるということに気付いてもらえるはずです。野良猫でないことがはっきりすれば、見つけた人が保護してくれる可能性が高まります。

猫にとって首輪は不自然なものなので、小さいうちから装着していないと嫌がる子もいるかもしれませんが、つけているうちに慣れます。家の中にいても、常につけておくようにしましょう。


迷子探し商品を利用する

最近はBluetoothを利用して猫の位置情報を把握するという商品もあります。フランス発の「Wistiki」(ウィスティキ)をはじめ、「MAMORIO」(マモリオ)、「Loc8tor Pet」(ロウケイターペット)、「ねこもに」などいろいろな迷子探し商品が発売されていますので、ぜひチェックしてみてください。

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家の出入口にゲートなどを設置する

人がよく出入りする玄関は、二重扉にしてください。突っ張り棒などで取り付けることができるものなど、さまざまなタイプが販売されています。低いゲートだとジャンプ力の高い猫なら飛び越えてしまう可能性もありますので猫用の高さのあるゲートを用意しましょう。

窓には網戸を取り付けたり、開きすぎないようにストッパーを取り付けることで対策を強化できます。

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猫はできるだけ外には出さない

「猫とお散歩」など、憧れることもありますよね。でも、外に出て楽しいと思える猫は数えるほどです。ほとんどが新たな環境に拒否反応を示しますし、好奇心旺盛な子であれば外に出たがるようになってしまうこともあります。

外に出れば戻ってこなくなる可能性があるだけでなく、交通事故に遭う・病気をもらうなどのリスクが高まり、猫にとって良いことは一つもありません。完全室内飼いを徹底し、外へ連れて行くときはケージキャリーバッグに入れようにしましょう。


迷子の猫を保護したらどうする?

抱っこされる黒猫

首輪をつけた迷子の猫を保護することもあるかもしれません。ご自身の元で飼い主が見つかるまで保護することが好ましいですが、どうしても難しい場合は預け先に注意してください。

警察に届け出る

迷子だと思われる猫を保護したら、7日以内に警察へ届け出ましょう。問い合わせだけでは届け出にはならないので注意してください。届け出をしていないと、善意で保護したのに拾得物横領罪になってしまうこともあります。トラブルを避けるためにも、正式な届け出は提出しておきましょう。

また、ペット不可の物件に住んでいるなど、自分では面倒が見られず身柄も警察に預ける場合は、その後どうなるのかきちんと確認しましょう。拾得物とはいっても警察で長期間預かることは困難ですので、最終的に保健所や愛護センターに移動することが一般的にです。

まずは周りの人に猫を預かれる人がいないかどうか探してみてください。預かり先が見つからない場合は、保護団体にも問い合わせて、事情を説明してみましょう。

保健所や動物愛護センターに連絡する

警察同様連絡しておきたいのが保健所や動物愛護センターです。もしかしたら、飼い主さんが迷子の届け出をしているかもしれません。

SNSで情報を拡散する

迷子猫の写真を撮りSNSで「猫を保護しています」という投稿をして、拡散してもらうのも一つの方法です。思わぬところで飼い主さんやその周りの人とつながることもあります。

愛猫が迷子になってもあきらめずに探そう

大切な家族の一員である猫が迷子になってなかなか見つからなかったら、どんどん不安が募ってネガティブに考えてしまうかもしれません。でも、決してあきらめないでください! 懸命に探せばきっと見つかります。「あの子は帰ってくる!」と信じて、できる限りの手を尽くしましょう。