意外と知らない猫の読み方!愛猫・成猫・猫種を正しく読めますか?
普段目にすることの多い「愛猫」「成猫」といった猫にまつわる熟語ですが、「ねこ」なのか「びょう」なのか「みょう」なのか。意外と正しい読み方なのかわからず使っている方も少なくないと思います。また、世界中で愛されている猫は、フランス語やスペイン語など英語圏以外でどのように呼ばれているのでしょうか。今回は、猫の読み方について紹介します。
猫の読み方とは?
まずは「猫」の読み方から見ていきましょう。この漢字を見て多くの方は「ねこ」を読むと思いますが、猫は訓読みの読み方。音読みで読む場合は、「びょう」「みょう」といった読み方もあります。読み方が難しいと感じる言葉の多くが「びょう」と読むものが多いです。猫を使う熟語の読み方
猫を含む熟語の読み方、またその意味についても見ていきましょう。
愛猫
- 読み方:あいびょう
- 意味:かわいがって大事にしている猫。猫をかわいがること。
成猫
- 読み方:せいびょう
- 意味:十分に成長した猫。
老猫
- 読み方:ろうびょう。(作品によっては「おいねこ」と読まれることも。)
- 意味:年老いた猫。
猫種
- 読み方:びょうしゅ
- 意味:猫の種類のこと。
番猫
- 読み方:ばんびょう
- 意味:番犬にちなみ、番をする猫のこと。
狂猫
- 読み方:きょうびょう
- 意味:狂犬病に対し、狂猫病と使うこともあるようですが、狂猫病という病気はありません。
猫を含む四字熟語
中国の故事をもとにした猫を含む四字熟語も多くあります。窮鼠噛猫
- 読み方:きゅうそごうびょう
- 意味:一般的には「窮鼠猫を噛む」として知られている言葉の四字熟語です。猫に追い詰められたネズミが反撃する様子から、弱い者も追い詰められると予想外の力を出して強い者を脅かすことがあることの例え。
照猫画虎
- 読み方:しょうびょうがこ
- 意味:「猫に照らして虎を画く」と読むこともあり、形だけを模倣すること。トラの絵を書くためにトラではなく猫を手本にして書く様子から。
猫鼠同眠
- 読み方:びょうそどうみん
- 意味:猫がネズミを捕まえずに一緒に寝るというのは本来ありえないことから、上の立場や取り締まる側が怠けていたり、共謀したりして悪事を働くこと。
外国語での「猫」の読み方
英語で猫は「Cat」(キャット)ですね。他の言語ではどのように呼ばれるのでしょうか? 代表的な言語を紹介します。
- フランス語:Chat(シャ)
- 中国語:Mao(マァォ)
- スペイン語:Gato(ガト)
- ヒンドゥー語:billi(ビッリー)
- アラビア語:قِطّ(キット)
- ポルトガル語:gato(ガトー)
- ロシア語:кошка(コーシカ)
- ドイツ語:Katze(カッツェ)
- 韓国語:고양이(コヤンイ)
- イタリア語:gatto(ガット)
いずれかの言語は、どこかで目にしたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
猫の読み方だけでなく難しい言葉がたくさんある
猫にまつわるさまざまな読み方についてご紹介していきました。スマートフォンの普及から、漢字が読み書きが苦手になってきていると感じることも多いかと思います。猫を使った熟語も読み方が難しいものが多数ありましたね。
「愛猫家」といった言葉は普段よく使ったり、特によく目にしますが、案外読み方を知らなかったという方もいたのではないでしょうか。一方で、猫に関係のある単語の多さから、時代や場所を問わず人間と猫の密接な関係を改めて感じた方も少なくないと思います。これを機に猫にまつわる言葉の読み方や意味を、改めて少し考えてみるのも面白いかもしれませんね。