
猫はなぜパソコンを邪魔してくるの?キーボードに乗る理由や対策を解説
今や日常生活の中にパソコンやスマートフォンがあるのは当たり前となり、おうちでパソコンを使う人も少なくないでしょう。猫ちゃんがいる場所でパソコンを使おうとすると、高確率でネコちゃんが邪魔しにやって来ますよね。手にたわむれたり、パソコンやキーボードに乗ってしまったりと作業を中断されることもしばしば。猫はなぜパソコンをしていると邪魔しに来てしまうのでしょうか。
猫がパソコンの邪魔をしてくるのはどうして?

飼い主がPC作業をしていると、猫がやってきて邪魔をしてくる……そんな経験、ありますよね。実は猫には猫なりの理由があるんです。
1. 猫は珍しい物が好き
猫は、本来は警戒心が強く、臆病な動物です。自分の慣れ親しんだ世界が好きで、知らない場所や知らない人間のことは好きではありませんし、それらを避ける傾向があります。しかし、怖がる必要がない場所で、自分に害を及ぼさないものであれば、猫はいろいろなものに興味、関心を抱きます。
たとえば、買い物袋や通販の段ボールに近づいて匂いを嗅いだり、かじったりするのはそのためです。パソコンも猫にとっては珍しく、飼い主が注目している物体。音も出るし、光るし、動くし、気になって当然ですね。そんなわけで、猫はパソコンに近づいて触ったり乗ったりしてしまうのです。
2. かまってほしい
猫が、飼い主さんが操作しているパソコンのキーボードの上に乗ってしまうことがありますね。またはキーボードの上をのしのしと歩いてしまうこともあります。筆者もしばしば、キーボードの上に寝そべられたり、筆者には判読不明な猫語を連打してくれたりすることもあります。
猫が飼い主さんが使っているパソコンのキーボードの上に乗ってしまうのは、飼い主さんにかまってほしいという気持ちである可能性があります。パソコンを使っているときだけではなく、飼い主さんが新聞を読んでいたり、本を読んでいたり、スマートフォンを見たりしているときなども、何らかのちょっかいをかけてくる子は少なくないでしょう。
これは飼い主さんの意識がパソコンやスマートフォンなど、自分以外のものに向いていることに少し不満や不安を感じてとる行動です。これ見よがしにキーボードに寝そべってしまう猫は、どうにかして飼い主さんにかまってほしいという気持ちを行動に移しているのでしょう。
3. 指が動くのが面白い
パソコンを操作するときはキーボードを打ったり、マウスを動かしたりしますよね。高速で動く指や、予測できないマウスの動きは、動きに敏感な猫の目を惹きつけてしまいます。
現在はペットとして人と一緒に暮らしている猫ですが、猫の祖先はリビアヤマネコという野生種の猫です。リビアヤマネコは現在でも中東からエジプトの砂漠地帯に住んでいる、外見がキジトラ猫そっくりの野生で生きる猫で、狩りをして暮らしています。
小型の肉食獣であるリビアヤマネコの獲物は小さな動物や鳥、虫、爬虫類などです。そのため猫は動くものにとても敏感に反応しますし、強くひきつけられてしまうのです。動くものに敏感なので、パソコンを操作する飼い主さんの手に思わず猫が反応して、結果的に邪魔をしてしまうのです。
4. カーソルを捕まえたい
パソコンの画面で動くカーソルに夢中になる猫、いますよね。カーソルの予測不能な動きに、猫は本能的に惹きつけられてしまうのです。
筆者の愛猫は、小さいパソコン画面ではそこまで反応しませんが、テレビと接続して大きな画面に映すと、カーソルを目で追いかけて猫パンチを繰り出します。画面が気になって、バンバン叩く姿がなんとも可愛らしいのです。
5. 温かいから
猫種にもよりますが、猫はもともと砂漠出身なので寒いのが苦手。暖かい場所が好きで、自分で心地が良い場所を探すのも得意です。パソコンは熱を放出しているので温かいですね。そのため、その温かさを感じとって猫が思わずパソコンに寝そべってしまうことがあるのです。
猫にパソコンの邪魔をされないための対策

パソコンに乗ってくる猫の姿は、かわいらしくて癒される反面、毎回だと作業が思うように進まず困ってしまうこともありますよね。猫にパソコン作業を邪魔されないための対策をご紹介します。
1. まずは猫をかまってあげる
猫がパソコン作業中に邪魔をしてくる理由の多くは、やはり「飼い主さんにかまってほしいから」です。筆者の愛猫たちを見ていても、それが最大の理由であると感じます。
スマートフォンや読書に集中しているときも同様で、猫は飼い主の意識が自分以外に向いていることに不満や不安を感じているのです。まずは、しっかり猫と向き合って気持ちを満たしてあげましょう。
「今すぐ作業を進めたいのに…」と焦ってしまうかもしれませんが、少しだけ猫に向き合う時間を取ったほうが、結果的に作業効率もアップします。
短時間でも、猫の目を見て話しかけながらなでたり、抱っこをしてあげたりするだけで、猫は十分満足してくれます。何かしながらの対応ではなく、ちゃんと猫に意識を向けてあげることがポイントです。
時間に余裕があれば、10~15分ほど猫じゃらしなどでしっかり遊んであげるのもおすすめです。満足した猫は、その後しばらく落ち着いてくれる可能性が高いですよ。
2. キーボードカバーを使う
キーボードや、動く指に興味を持つ猫には、キーボードカバーを使うことで邪魔されにくくなる場合があります。
キーボードカバーとは、キーボードの上に置く台のような製品で、その下にキーボードを収納する形になります。猫は台の上に乗ることになり、飼い主さんはその下でキーボード操作ができるという仕組みです。
3. ほかに居心地の良い場所を作る
パソコンの上が温かいからという理由で猫が乗ってくる場合、お部屋の温度が猫にとって少し寒いのかもしれません。
猫が快適に感じる室温はおおよそ23〜25℃といわれています。部屋を適温に保つことで、わざわざパソコンの上に乗る必要がなくなるかもしれません。
また、猫がパソコンの上に乗るのは、「高さがある」「囲まれている」といった安心できる環境であることも理由のひとつです。猫は高い場所や、囲われたスペースを好む性質があります。
そのため、パソコンの近くに段ボールや猫用ベッドを置いてあげると、そちらを選んでくれる可能性があります。居心地の良い「自分の場所」ができれば、猫も自然と落ち着いてくれるでしょう。
猫がいる場所でパソコンを使用するための注意点

1. パソコンや周囲の物を落とされる可能性がある
猫は小柄ながらも運動能力が高く、ジャンプ力もあるため、テーブルの上にあるものを落としてしまうことがあります。
パソコンや飲み物を置いたままにしておくと、猫が落としてしまう危険があります。実際に筆者も、パソコンを落とされて壊れてしまった経験があります。
さらに、落としたパソコンが他のペットにぶつかってケガをさせてしまうリスクもあるため、使用しないときは猫の手が届かない場所にしまっておくのが安心です。
筆者は、パソコンやマウスをすべて引き出しにしまい、猫に触れさせないようにしています。
2. 電源コードをかじられる危険性
猫の中には配線コードをかじってしまう子もいます。コードをかじられるとパソコンが使えなくなるという点も困りますが、感電など万が一猫に怪我があっては大変です。もしコードをかじってしまう猫だった場合、かじられないように対策しましょう。
3. 勝手にメールを送信
猫はキーボードの上をカチャカチャ歩くことも好きです。そのためパソコンを開きっぱなしにしておくと、猫に猫語のメールを作成され、挙句に送信されてしまうというリスクもなくはありません。筆者は保護活動をしているのですが、里親さんの中には猫にLINEを送られてしまった人もいます。
筆者はメールを送信されたことはありませんが、スマートフォンの音声案内はよく起動されます。猫がいる場所でパソコンを使う際は、パソコンを起動したまま放置しないほうがいいですね。
猫にとってパソコンは楽しいもの

パソコンは猫にとって興味をひかれる要素があるものなので、思わずいたずらをしてしまう猫は少なくないでしょう。飼い主さん的には困るかもしれませんが、猫は悪意を持ってやっているわけでは決してありません。いたずらをされて困るときには放置しないようにするなど、気をつけてあげるのも飼い主さんの役割ですね。
また、パソコン作業中に猫が邪魔をしてくる最大の理由は、飼い主さんにかまってほしいから。飼い主さんが大好きだからこその行動なので、少しの間猫を可愛がってあげると良いでしょう。
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