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ラガマフィンってどんな猫?性格や体重、寿命の特徴、里親の迎え方などを紹介!
ラガマフィンはラグドールを品種改良して生まれました。見た目はラグドールと非常によく似ているため、ラガマフィンを純血種として認めていない血統書登録団体もあります。今回はラガマフィンの歴史や性格、体重や毛色などの特徴、かかりやすい病気や寿命、ブリーダーや保護猫からの迎え方などについて紹介します。
ラガマフィンとは
名前の由来は、国際ラグドール愛好会の一人が冗談半分で「ぼろきれを着た少年」「いたずら小僧」という意味の英単語である「Raggmuffin(ラガマフィン)」と血統書登録団体に仮登録をしたことです。後から名前の変更を試みたものの却下されたため、今でも「ラガマフィン」という名前が使われています。
ラガマフィンの歴史
ラガマフィンはラグドールを品種改良して生み出されました。ラグドールはアメリカ・カリフォルニア州のブリーダー、アン・ベイカーが誕生させた猫種です。アン・ベイカーはラグドール誕生から約10年後の1971年に「国際ラグドール協会(International Ragdoll Cat Association)」を設立し、所属しているブリーダーのみがラグドールの名称を使うことができるフランチャイズのようなビジネスを始めました。
アン・ベイカーの方法に反感を抱いたブリーダーたちの一部が結集し「国際ラグドール愛好会(Ragdoll Fanciers Club International)」という組織を設立しました。そして彼らはラグドールを基礎に、ペルシャ猫やメインクーンなどの猫と交配させ、ラガマフィンを生み出したといわれています。
ちなみに現在はブリーダーたちの努力によりTICAやCFAなど主要な血統書登録団体がラグドールを登録しているため、国際ラグドール協会に登録をしていないブリーダーもラグドールという名前を使うことができます。
ラガマフィンの性格
ラガマフィンの性格はラグドールに非常によく似ていて、狩りに対する本能が弱いため引っ掻きにくい傾向があります。とても寛容な性格の持ち主なので、小さな子どもに対しても嫌がることなく優しく接してくれるでしょう。抱っこされることを嫌がらないので、腕の中でそのまま寝てしまう子もいます。
ラガマフィンの特徴
見かけによらず筋肉質でがっちりとした体つきのラガマフィンは、成長スピードが非常に遅く、成猫になるまでに3〜4年かかるのが特徴です。毛の色と目の色の組み合わせはさまざまなので、ラガマフィン一匹ずつ見た目が異なることもラガマフィンの魅力の一つといえるでしょう。
ラガマフィンとラグドールの違いは?

ラガマフィン(左)、ラグドール
ラガマフィンとラグドールは非常によく似ています。個体差もありますが、以下が見分けるポイントされています。
ラガマフィンの毛の色
ラガマフィンの毛の色のバリエーションはさまざまですが、ラグドールの毛の色は白っぽい毛がベースになっています。ラガマフィンの目の色
ラガマフィンの目の色は猫によってさまざまですが、ラグドールの目の色はブルーのみです。ラガマフィンの平均寿命や体重
ラガマフィンの平均寿命は10歳〜13歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので少し短めといえるでしょう。また、ラガマフィンの平均体重はメスが4.5kg〜7kg、オスが7kg〜9kgです。
ラガマフィンの毛色
ラガマフィンの毛色のバリエーションはさまざまです。ブラックスモークタビー&ホワイト
レッド&ホワイト
クリーム
ラガマフィンのかかりやすい病気
ラガマフィンは遺伝的な問題によって病気にはなりにくいといわれていますが、猫は腎臓病になりやすい体質を持っています。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
ラガマフィンの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
ラガマフィンを迎える前に理解を
ラガマフィンの魅力をお伝えできたでしょうか?ラガマフィンの毛は長いのでほっといておくと、絡まってしまったり、毛玉ができてしまったりする恐れがあります。ラガマフィンを家に迎えた際は週に2〜3回ほどブラッシングをしてあげて、猫が健康に過ごせるようにしてあげましょう。
なお、本稿は以下を参照して執筆しています。
- 参照:CFA