
ジェネッタってどんな猫?性格や寿命、体重、かかりやすい病気などの特徴、里親からの迎え方などを紹介!
ブリーダーによって次々と生み出される猫種。今回紹介する「ジェネッタ」は、まだ血統として正式に登録されていないとても新しい猫種です。ベンガルとも似ていますが、最大の特徴は「短い足」です。画像・動画とともに足長のジェネッタについても解説します。
ジェネッタの基礎知識

英語表記 | Genetta |
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原産国 | アメリカ |
サイズ | 小型 |
体高 | 約10〜30.5cm |
体重 | 約1.8〜3.6kg |
寿命 | 約12〜16年 |
ジェネッタは、アメリカのキャッテリーで2006年12月13日に生まれたとても新しい猫種です。2019年現在、純血種としては認められていません。
ジェネッタの歴史

ジェネッタは、アフリカに生息するジャコウネコ科の野生動物「ジェネット」をどうしても飼いたいという人たちのために作られた猫種です。ただし、ジェネッタにジェネットの血は流れていません。
ジェネッタは、マンチカン、ベンガル猫、サバンナキャットを掛け合わせて生まれました。ヒョウ柄の被毛が特徴です。
マンチカンと同様に足の長いジェネッタと短足のジェネッタがいますが、足の長いものは「スタンダード」とは認められません。
ジェネッタの性格
ジェネッタはエネルギーに溢れ、遊ぶのが好きで、愛情深い猫です。アクティブで、毎日ある程度の運動量が必要です。頭脳が高いので、頭を使った遊びも取り入れてみましょう。ジェネッタの特徴
ジェネッタとベンガル猫との違い

足長のジェネッタは、ベンガル猫に非常によく似ています。
ジェネッタ自体がまだ研究段階にあるので、ジェネッタを生み出したアメリカの「パウストラックキャッテリー」(Pawstruk Cattery)は「足の長いジェネッタとベンガル猫は、細かくいうと毛並みの質に少し差があるがそれを除けば本当によく似ている。これからの研究で、スタンダードではない(足の長い)ジェネッタを減らしていき、ベンガル猫とは全く違う猫種にしていきたい」と話しています。
ジェネッタの毛色
ジェネッタの毛の特徴は、「スポテッド」(Spotted)というヒョウのような模様です。ベースの色に合わせて、シルバースポテッド、ブラウンスポテッド、スノースポテッドなどと呼ばれます。また、ブラウンにマーブルのような模様の入ったジェネッタもいます。
ブラウンスポテッド

シルバースポテッド

ジェネッタの育て方

ジェネッタは、飼い主といる時間が大好きです。留守が多い家庭には向きません。フレンドリーな性格の持ち主なので、犬を含む、ほかのペットとも一緒に暮らせる猫です。
猫が大好きで、毎日一緒に遊びたいという方にぴったりの猫種です。ストレスを溜めていたずらをしないように、キャットタワーやたくさんのおもちゃを用意してあげましょう。
ジェネッタのケア(シャンプー/ブラッシング)
ジェネッタは抜け毛が少ない猫種です。手入れも非常に簡単で、週に一度ほどのブラッシングでよいとされています。ジェネッタのかかりやすい病気
ジェネッタは、非常に新しい猫種なのでかかりやすい病気に関するレポートは今のところないようです。ただし、マンチカンと同様、足の短いジェネッタはヘルニアに注意が必要です。ジェネッタの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
ジェネッタの迎え方
憧れだけで飼う前に生活スタイルなどを見直し、家族とよく話し合って迎えるようにしましょう。保護猫から迎える

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。
募集情報を見る
ブリーダー・キャッテリーから迎える
ブリーダーやキャッテリーから猫を迎える場合、良いブリーダーを探すことが重要です。アフターケアやこれまでの活動など、気になったことはすべて聞いておくことをお勧めします。ペットショップで迎える
ペットショップでは、猫をお迎えするのに必要な爪とぎなどのおもちゃ、キャットフード、トイレなどを一緒にまとめて購入できるという利点があります。はじめて猫を飼う場合などに便利です。ジェネッタを迎える前に理解を!
野生動物を模して作られた猫、ジェネッタとの暮らしは、アクティブで楽しいものです。しかし、まだ知られていないことが多いので、少ない情報でもきちんと飼えるという自信がある方におすすめの猫種です。参照