
エキゾチックショートヘアーってどんな猫?性格や寿命、体重の特徴、里親の迎え方などを紹介!
ぶさかわの代名詞として大人気のエキゾチックショートヘアーは、篠原涼子さん主演ドラマ「オトナ女子」に出演していた「ちくわ」役の猫としても有名です。エキゾチックショートヘアーの容姿はペルシャ猫にとても似ていますが、短毛でグルーミングの手がかかりません。今回はエキゾチックショートヘアーの子猫からの飼い方、性格やぶさかわな特徴、病気や寿命、里親やブリーダーからの迎え方を紹介します!
エキゾチックショートヘアーとは

エキゾチックショートヘアーは英語で「Exotic Shorthair」と書きます。エキゾチックショートヘアーの「ショートヘアー」はアメリカンショートヘアーの交配に由来しますが、「エキゾチック」という部分の名前の由来はよく分かっていません。
丸い顔や低い鼻が特徴的で、何とも愛嬌のある顔立ちをしています。その顔は「ぶさいくでかわいい!」と一部から絶大な人気を博しています。
エキゾチックショートヘアーの歴史
1960年代「グルーミングの手間がかからない短毛のペルシャ猫を飼いたい」という要望が高まり、ペルシャ猫を基礎に短毛の猫やアメリカンショートヘアーと交配させて誕生したのがエキゾチックショートヘアーといわれています。エキゾチックショートヘアー同士を交配させたとしても、長毛の子供が生まれることがあり、歴史が比較的浅いため純血種としての国際的なルールがまだ定められていません。
そのため、エキゾチック「ロングヘア」として認定したり、ペルシャ猫として認定したりするなど血統書登録団体によって認定方法が異なります。
エキゾチックショートヘアーの性格
エキゾチックショートヘアーはペルシャ猫譲りの性格をしているため、温厚で優しくて、甘えん坊な子が多いです。また、アメリカンショートヘアーのように好奇心旺盛な一面も持ち合わせています。エキゾチックショートヘアーの特徴
エキゾチックショートヘアーの特徴は、筋肉質でがっちりした体の上に生えているペルシャ猫譲りのゴージャスな毛並みです。胴体と太くて短い足のバランスを支える立派な太い尻尾もエキゾチックショートヘアーの魅力の一つです。
エキゾチックショートヘアーの平均寿命や体重
エキゾチックショートヘアーの平均寿命は10歳〜13歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なのに比べて少し短いです。また、平均体重はメスが3kg〜6kg、オスが4kg〜7kgとされています。基本的に猫は1歳の頃の体重が適正な重さだといわれています。健康に過ごせるように、こまめに体重チェックをしてあげましょう。
エキゾチックショートヘアーの毛色
エキゾチックショートヘアーの毛色のバリエーションはさまざまです。代表的なレッドやロシアンブルーのようなブルーの子もいます。レッド
ブルー
クリーム
エキゾチックショートヘアーのかかりやすい病気
エキゾチックショートヘアーは遺伝子的な問題で白内障や肥大性心筋症、多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)にかかりやすいといわれています。白内障
目の中が白くにごってしまい、視力が下がってしまう病気です。肥大性心筋症
心臓の筋肉が厚くなってしまう病気です。進行すると、歩き方がおかしくなったり、呼吸を苦しそうにしたりします。多発性嚢胞腎
両方の腎臓の中に水のたまった袋の嚢胞(のうほう)が出来てしまい、腎臓の働きを弱めてしまう病気です。この病気はペルシャ猫やペルシャ猫と血縁関係のある猫に多くみられます。いずれの病気も完治は難しいものの、早期に発見することで症状を和らげることができます。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
エキゾチックショートヘアーの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
エキゾチックショートヘアーの迎え方
エキゾチックショートヘアーの迎え方を紹介します。保護猫から迎える

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。
募集情報を見る
ブリーダーから迎える
血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。ブリーダーさんから探してみると見つかるかもしれません。
ペットショップから迎える
ペットショップでは血統書付きのエキゾチックショートヘアーを見つけることができます。エキゾチックショートヘアーを迎える前に理解を!
エキゾチックショートヘアーは温厚な性格のため猫を飼ったことがない人にとってもおすすめの種類ですが、遺伝性の病気が発症する恐れがあります。エキゾチックショートヘアー限らず、猫は「かわいいから」という理由だけでなく、きちんと一生お世話をするということを再確認してから家に迎えましょう。
なお、本稿は以下を参照して執筆しています。
- 参照:TICA