猫の短毛種18種!代表的な種類や性格、お手入れ方法などを紹介

猫の短毛種18種!代表的な種類や性格、お手入れ方法などを紹介

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短毛種の代表的な猫種だと「アメリカンショートヘア」や「ロシアンブルー」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、短毛猫はそれだけではありません。今回は代表的な短毛種の猫や、短毛種にも必要なお手入れであるブラッシングなどを解説します。

猫の短毛種の種類

代表的な短毛種の猫たちを紹介します。

アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアの先祖はネズミ捕りをする猫として活躍したこともあり、狩猟本能が強く、動く物を見つけると元気いっぱいに追いかけます。

フレンドリーな性格をしているので、小さな子どもとも仲良くできます。


アビシニアン

アビシニアン

アビシニアンは別名「猫界のクレオパトラ」と呼ばれている、美しい容姿を持った猫です。

アビシニアンは短毛種ですが、アビシニアンの突然変異によって生まれた長毛のソマリという猫種もいます。


エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘアはペルシャとアメリカンショートヘアの交配種です。

「ブサカワ猫」の代名詞ともいえる猫種で、真ん丸な目と短い鼻が魅力的です。


オシキャット

オシキャット
Photo by dutch_spotsさん Thanks!

オシキャットは斑点模様が美しい猫種です。

アビシニアンとシャム猫、アメリカンショートヘアを掛け合わせることによって作出されました。ちなみに、斑点模様を持つ猫種はオシキャットの他に、ベンガル猫やエジプシャンマウなどが挙げられます。


エジプシャンマウ

エジプシャンマウ
Photo by 1110prinblogさん Thanks!

エジプシャンマウは「自然派生で斑点模様を持つ唯一の猫種」です。

エジプシャンマウの正確な起源についてはまだ分かっていませんが、古代エジプトの壁画に「斑点模様を持つ猫」が描かれていることから「エジプシャンマウは最古のイエネコの一種ではないか」と推測されています。


オリエンタルショートヘア

オリエンタルショートヘア

オリエンタルショートヘアはシャム猫の突然変異によって生まれた猫種です。

まるでモデルのように端正な容姿をしていて、小さな顔と細長い手足が特徴的です。


コラット

コラット

コラットはタイに古くから生息していた猫種です。頭の形がハートのようであることから、別名「幸せをもたらす象徴」と呼ばれています。

毛色はブルーのみなので「ロシアンブルー」「シャルトリュー」と一緒に「ブルー御三家」として知られています。


シャルトリュー

シャルトリュー

シャルトリューの起源について詳しいことは分かっていませんが、少なくとも16世紀には存在していたといわれています。

別名「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」と呼ばれ、古くからフランスの人々に愛されてきました。


ロシアンブルー

ロシアンブルー

ロシアンブルーはクールな見た目をしていますが、犬のように献身的な性格をしています。

繊細な一面も持ち合わせているため、来客が多い家にはあまり向きません。


コーニッシュレックス

コーニッシュレックス
Photo by yumi22masudaさん Thanks!

コーニッシュレックスは、くりくりのパンチパーマをかけたような毛が特徴の猫です。

モデルのようにスリムで独特な顔立ちが魅力です。


デボンレックス

デボンレックス

デボンレックスはくりくりな毛が特徴的な猫種です。

小さな頭に卵のような形の大きな目と幅が広い大きな耳と独特のルックスをしていることから別名「エイリアンキャット(宇宙人のような猫)」と呼ばれています。


シンガプーラ

シンガプーラ

シンガプーラは体重が2〜3kgしかなく、現存する純血種の中で世界一小さいといわれている猫です。

ティッキングといって1本の毛でありながら、根元が薄く先端が濃くなっているなど少なくとも2種類の帯があることが特徴的です。色はセーブルのみです。


シャム猫

シャム猫

シャム猫(サイアミーズ)は、光沢のある被毛とスレンダーな体が魅力的で、タイで古くから「神聖な猫」として扱われていた短毛種の猫種です。

また、トンキニーズやバリニーズ、オリエンタルショートヘア、スノーシューなど、さまざまな猫種の基礎となったことでも知られています。


スノーシュー

スノーシュー
Photo by lil.peanut.huaさん Thanks!

スノーシューは、アメリカンショートヘアとシャム猫を掛け合わせることによって作出されました。

名前は四足が雪のように真っ白であることに由来しています。


トンキニーズ

トンキニーズ

トンキニーズはシャム猫とバーミーズを掛け合わせることによって作出されました。

トンキニーズの毛はとても滑らかで、まるでシルクのような肌触りをしています。


バーミーズ

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Photo by haguhugさん Thanks!

日本ではまだあまり知られていませんが、海外ではとても人気の猫種の一つで「アメリカンバーミーズ」「ヨーロピアンバーミーズ」とバーミーズにはさまざまな種類があります。

別名「ドッグ・キャット」とも呼ばれていて、犬のように従順な性格をしています。


ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアー

ブリティッシュショートヘアは『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫のモデルとしても知られています。

一般的な猫種に比べると、しっかりとした毛が高密度で生えていることが特徴です。


ボンベイ猫

ボンベイ猫

ボンベイ猫は「黒ヒョウを小さくしたような猫を作りたい」と考えたブリーダーによって作出された猫種です。

とてもワイルドな見た目をしていますがヤマネコの血は入っておらず、アメリカンショートヘアとバーミーズを掛け合わせることによって誕生しました。なお、毛色は黒のみです。


「短毛種」兼「長毛種」の猫種

毛の長さは猫それぞれによって異なる「短毛種」であり「長毛種」である猫種を紹介します。

アメリカンカール

アメリカンカールは外側にカールした耳が特徴的な猫種です。

大人になっても子猫のように甘えん坊で、人とコミュニケーションを取ることが大好きなことから、別名「猫界のピーターパン」とも呼ばれています。


ミヌエット

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Photo by angie.minuetさん Thanks!

ミヌエットはペルシャ猫とマンチカンの混合種です。

以前は「ナポレオン」という名前でしたが「ナポレオン皇帝やフランス国民に失礼にあたる」という意見から2015年に「ミヌエット」に改名されました。


マンチカン

マンチカン

マンチカンは「猫界のダックスフンド」とも呼ばれ、短い足でおなじみの猫種ですが、実は足の短いマンチカンは全体の2割〜3割程度だといわれています。

ほとんどのマンチカンは普通の猫と同じ足の長さをしているのです。


ラパーマ

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Photo by yumi22masudaさん Thanks!

ラパーマはソバージュのような被毛が美しい猫種です。

日本ではまだまだ馴染みの薄い猫種の一つですが「生きている宝石」とも呼ばれ、世界中にファンがいます。


スコティッシュフォールド

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スコティッシュフォールドは折れた耳が愛らしいことから、日本では人気の猫種です。

ただし、耳が折れている理由は「骨軟骨異形成症」という病気を引き起こす遺伝子に起因しており、将来手や足など耳以外の部分に発症する可能性もあります。


セルカークレックス

セルカークレックス
Photo by rina_takeiさん Thanks!

セルカークレックスはまるで羊のように、モコモコとした毛が魅力的な猫種です。

ペルシャの血が入っていることから、少し短いマズルが特徴的です。


ピクシーボブ

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ピクシーボブはお団子のような尻尾が特徴的な猫種です。

頭がとてもよく、人とコミュニケーションを取ることも容易なため、別名「人の言葉が分かる猫」と呼ばれています。


ベンガル猫

ベンガル

ベンガル猫はイエネコとヤマネコを人工的に掛け合わせることによって生まれた猫種です。

猫の中では大変珍しく、水を怖がらないことが特徴です。

ちなみに、ヤマネコとイエネコの両方の血を持つ猫種はベンガル猫以外にもトイガーやサバンナキャットなどが挙げられます。


ジャパニーズボブテイル

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ジャパニーズボブテイルは日本で自然派生した尻尾の短い猫が、アメリカから逆輸入されたという極めて珍しい経歴を持つ猫種です。

「招き猫」や「ハローキティー」のモデルにもなっていて、海外では特に人気があります。


短毛種の猫の性格

個体差はあるため、一概に述べることができませんが、短毛猫は活発な性格をした子が多くいます。

純血種だけでなく、雑種猫でも短毛の毛を持つ子は、運動神経が良く、明るい性格をしている子が多い傾向にあります。

短毛種の猫のお手入れ方法

短毛種の猫の場合でも、定期的なブラッシングを行うことをおすすめします。

長毛種に比べ、被毛が密集していないため、獣毛のソフトなブラシやラバーブラシでブラッシングをすることで、皮膚への過剰な刺激を防ぐことができます。


短毛猫と素敵な暮らしを!

短毛猫は毛が絡まる心配はありませんが、放っておくと猫が毛玉を飲み込んでしまうことも。

定期的にブラッシングをするように心掛けて、猫が心地よく過ごせるようにしましょう。