「犬の十戒」「虹の橋」飼い主として犬を迎える時、飼う時に誓いたい愛の言葉・詩

犬や猫を迎えた時、飼う時に誓いたい言葉「犬の十戒」を知っていますか? 作者不明ですが、「犬を飼うとはどういうことなのか」「犬からのメッセージ」として英語、中国語、韓国語など世界中の言葉で綴られています。常に愛犬との誓いとして心に留めておきたい短編詩を、同じく短編詩「虹の橋」とともに紹介します。

犬の十戒とは

英語では「The Ten Commandments of Dog Ownership」と呼ばれ、犬と暮らす上で常に心に留めておきたいことが短編詩で綴られています。作者不詳とされており、そのまま中国や韓国などでも語訳され、世界中に広まりました。

本当に犬が私たちに伝えてくれた言葉なのかもしれません。これからペットを迎えようとする方には、自分が最期までその子を愛し抜くことができる人間かどうか。すでにペットを飼っていらっしゃる方は、自分が純粋な彼らに対して常に誠実に向き合えているかどうか。この詩を読みながらぜひ一度考えてみてください。

原文(和訳)

犬と男の子

1.
My life is likely to last ten to fifteen years.
Any separation from you will painful for me.
Remember that before you buy me.

私の一生は、10年〜15年くらいしかありません。
ほんのわずかな時間でも、あなたと離れていることは辛いのです。
私のことを飼う前に、どうかそのことを考えてください。

犬の平均寿命は14歳-15歳です。元気に過ごしていても、突然ガンなどの病気にかかり、死んでしまうこともあります。1日1日を大切に過ごしてあげましょう。

2.
Give me time to understand what you want me.

私が「あなたが私に望んでいること」を理解できるようになるまで時間が必要です。

犬とトイレ

犬は思い通りには動いてくれません。犬にも自分の意思があるからです。人目線にならず、犬目線でしつけをすることが大切です。

3.
Please your trust in me-it’s crucial to my well-being.

私を信頼してください……。それだけで私は幸せです。

犬と散歩

4.
Don’t be angry at me for long and don’t look me up as punishment.
You have your work,your entertainment and your friends.
I have only you.

私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないてください。
あなたには仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。
でも……、私にはあなただけしかいないのです。

お腹をすかせた犬

犬と過ごす中で、嫌なことも大変なこともたくさんあります。でも、迎えたからには大切に愛を持って育ててあげましょう。

5.
Talk to me sometimes.
Even if I don’t understand your words,
I understand your voice when it’s speaking to me.

時には私に話しかけてください。
たとえあなたの言葉そのものはわからなくても、
私に話し掛けているあなたの声を理解しています。

犬カフェ

6.
Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

あなたが私のことをどんな風に扱っているのか気付いてください。
私はそのことを決して忘れません。

犬だっこ

7.
Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を叩く前に思い出してください。
私はあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるということを。
私はあなたを噛まないようにしているということを。

寝ている犬

犬にとっては自然な行動であっても、飼い主さんにとって困る行動であれば、どんな行動であれ「問題行動」となります。きちんと何が原因かを理解した上で、愛犬の気持ちを理解してあげましょう。

8.
Before you scold me for being uncooperative,obstinate or lazy.
Ask yourself if something might be bothering me.
Perhaps I’m not getting the right food,or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

私のことを、言うことを聞かない、頑固だ、怠け者だと叱る前に、私がそうなる原因が何かないかとあなた自身考えてみてください。
適切なごはんをあげなかったのでは? 日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのでは? 心臓が年を取るにつれて弱ってはいないだろうか? などと。

バテいる犬

夏場の暑い季節は私たち人間と同じく暑さを感じ、熱中症になります。きちんと体の健康を想ってあげましょう。

9.
Take care of me when I get old : you,too,will grow old.

私が年を取ってもどうか世話をしてください。あなたも同じように年を取るのです。

老犬

犬も歳を重ねると老化します。

10.
Go with me on difficult journeys.
Never say, “I can’t bear to watch it. “or” Let it happen in my absence.”
Everything is easier for me if you are there.
Remember, I love you.

最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。
「見ているのがつらいから」とか
「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないでほしいのです。
あなたがそばにいてくれるだけで、私はどんなことでも安らかに受け入れられます。
そして……、どうか忘れないでください。

私があなたを愛していることを。

犬と花

愛する犬との別れは必ずやってきます。悲しいけどたくさんの愛を持って送り出してあげましょう。

犬の十戒を元に生まれた名作

「犬の十戒」は、日本では『犬と私の10の約束』という映画の原案としても知られています。ゴールデンレトリーバーの愛犬ソックスと過ごす10年間の中で犬との大切にすべき10のことが紡がれていきます。犬との愛に溢れた生活は涙なしでは見れません。書籍でも販売されていますので、ぜひご覧ください。



犬と私の10の約束

もう一つの動物を思う短編詩「虹の橋」

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犬の十戒と同じく、作者不詳の短編詩として有名なのが、「虹の橋」です。一緒に生きるペットは、友であり、パートナーであることを改めて考えさせてくれます。今回は、原文英文と和訳をご紹介します。

原文英文・和訳

Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.
天国の少し手前に、「虹の橋」と呼ばれる場所があります。

When an animal dies that has been especially close to someone here, that pet goes to Rainbow Bridge. There are meadows and hills for all of our special friends so they can run and play together. There is plenty of food, water and sunshine, and our friends are warm and comfortable.
この地上にいる誰かと愛し合っていた動物たちが死ぬ時、「虹の橋」へと向かいます。そこには草地や丘があり、彼らは仲間と走り回ったり、遊んだりすることができます。たくさんの食べ物と水、そして太陽の光に恵まれ、彼らは暖かく、快適に過ごしているのです。

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor. Those who were hurt or maimed are made whole and strong again, just as we remember them in our dreams of days and times gone by. The animals are happy and content, except for one small thing; they each miss someone very special to them, who had to be left behind.
病気だった子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、傷付いていたり、不自由な体になったりしていた子も、元の体を取り戻すことができます。まるで過ぎた日の夢のように。みんな幸せで満ち足りていますが、一つだけ不満があるのです。それは自分にとって特別な誰か、残してきた大切な誰かが、ここにいない寂しさを感じているのです。

They all run and play together, but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance. His bright eyes are intent. His eager body quivers. Suddenly he begins to run from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.
彼らは、みんな一緒に走り回って、遊んでいます。しかし、ある日、その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。彼の瞳はきらきらと輝き、体は喜びに小刻みに震え始めます。突然、その子は草原を走り出し、どんどん速くなっていきます。

You have been spotted, and when you and your special friend finally meet, you cling together in joyous reunion, never to be parted again. The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head, and you look once more into the trusting eyes of your pet, so long gone from your life but never absent from your heart.
そこに待っていたのは、ずっと待っていた大切な誰か(友であり飼い主)でした。ついに再会することができたのです。再会を喜び、抱き合いながら涙をお互いに流すのです。もう二度と離れないと誓って。幸せなキスとともに、大切なペットに優しく暖かい手で包みます。そして、愛するペットの信頼にあふれた眼を見つめて、長くお互い離れ離れだったけど、心は何時も離れていなかったことに気付くのでした。

Then you cross Rainbow Bridge together……
そこから、あなたは一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。

愛する犬への感謝を忘れずに

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ダックスフンドフレンチブルドッグトイプードルチワワ。全ての犬に大切な命があります。犬を迎えた時は守ろうと誓っても、いざ犬を飼っているとどうしても守れなくなっていることもありますよね。そんな時は、定期的に「犬の十戒」「虹の橋」を読むようにするといいのではないでしょうか。改めて感謝の気持ちを感じるとともに、共にいられる時間がいかに大切かを認識し直す機会になるかもしれません。

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第2稿:2017年12月6日 公開
初稿:2016年9月7日 公開

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