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【ペットの防災:避難編】災害時、ペットと安全に避難するために。同行避難・在宅避難や注意点などを紹介

ペトコト編集部

【ペットの防災:避難編】災害時、ペットと安全に避難するために。同行避難・在宅避難や注意点などを紹介

いつ起こるかわからない地震や台風などの災害。日常生活が送れなくなったときを想定してペットとの避難について考えておく必要があります。今回は知っておきたいペットとの避難の種類(同行避難・同伴避難・在宅避難・車中泊避難)やメリット・デメリット、避難所で起こりうる問題を紹介します。自身と大切なペットにあった避難方法をこれを機にご検討ください。

目次
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この記事のまとめ

  • ペットとの避難には、在宅避難・車中泊避難・避難所への避難・動物避難所などの選択肢がある
  • 避難所にたどり着いても屋内に入れるとは限らない
  • 「同行避難」はペットと一緒に避難する行為、「同伴避難」は避難所でペットを飼養管理している状態。どちらもペットと同室で過ごせることを保証する言葉ではない
  • クレートトレーニング、マイクロチップの登録と情報更新、自治体への事前確認など、備えが大事

避難所にペットは避難できる?

犬と猫

災害によって避難が必要になった場合は、ペットを連れて避難すること(=同行避難)が環境省のガイドラインで基本とされています。ただしペットの受け入れ可否や生活環境は避難所ごとに異なります。

環境省が熊本地震(2016年)で行った避難所の巡回調査は、熊本市を除く16市町村の136か所(のべ147か所)を対象に実施されました。このうち、調査時にペットの同行避難が確認されたのは50か所(36.8%)でした。

さらに避難所の屋内でペットを飼養していることが確認されたのは、益城町や南阿蘇村など9市町村の15か所。同行避難が確認された50か所の約3割にとどまりました。

能登半島地震(2024年1月)の記録からも、ペットの受け入れ方や飼養場所が避難所ごとに異なっていたことが分かります。

環境省が石川県と協働して2024年1月23日〜2月14日に、輪島市・珠洲市・志賀町・穴水町・能登町の避難所を巡回した聞き取り調査(のべ119か所)では、調査時またはそれ以前に同行避難があったとされる避難所は56か所。調査した避難所の約半数にあたります。

一方で、聞き取り調査を行った時点で実際にペットの同伴が確認されたのは27か所(23%)にとどまりました。

記録集はその理由として、他の避難者に配慮して避難所を退所したケース、ペットだけを自宅に置いてきたケース、そして避難所が飼養の条件としていた別室での飼養やケージでの飼養ができなかったことが退所につながったケースを挙げています。

ペットが過ごしていた場所は、次のように分かれていました。

能登半島地震の避難所でペットが過ごしていた場所。飼い主と同じ部屋17か所、車中10か所、飼い主の自宅5か所、屋内の別室・玄関など4か所、屋外(車中以外)1か所。複数回答
能登半島地震の避難所でペットが過ごしていた場所。2024年1月23日〜2月14日に実施された避難所巡視で確認されたもので、単位は避難所数、複数回答のため合計は一致しません。同記録集の本文では車中も屋外飼養の一形態として扱われており、「屋外(車中以外)」は駐輪場などを指します。環境省「令和6年能登半島地震における被災動物対応記録集」表1-2-5をもとに作成

飼い主と同じ部屋で過ごしていた避難所が17か所、屋内の別室や玄関などが4か所。屋外では車中が10か所で、それ以外の屋外(駐輪場など)が1か所でした。飼い主は避難所にいてペットは自宅で飼養していた例も5か所で確認されています。

受け入れ方は自治体単位で決まっていたわけではありません。珠洲市は「一般の指定避難所への屋内同伴は不可。ただしペット同伴を認めた避難所では可とする(飯田公民館)」と回答しており、同じ市の中でも避難所によって屋内での同伴の可否が分かれていました。

屋内で一緒に過ごせるかどうかは、避難所ごとの方針や運用の違いに左右されます。避難所にたどり着いても、ペットと同室で過ごせるとは限らない。この前提で備えておくことが、当日の選択肢を増やします。

自宅と周辺の安全が確認できる場合は、「在宅(自宅)避難」「車中泊避難」も選択肢になります。

ペットとの避難の種類

行き場のない犬

ここでは避難の方法を4つに分けて紹介します。公的に定められた分類ではありませんが、選択肢を整理しておくといいでしょう。

在宅(自宅)避難

自宅が倒壊や焼損、浸水などの危険性がない場合に避難所には行かず、自宅で生活を送る方法です。

最大のメリットとして普段の生活と似た環境下で過ごすことができるため、ペットにとってストレスが少ないことが挙げられます。

一方、デメリットとしては十分な備蓄品が必要なこと、ラジオやテレビなどがない場合、適切な情報収集がしにくいことが挙げられますが、事前の準備で補うことができます。

在宅避難を選ぶ前に

在宅避難は「自宅にとどまれる」ことが前提です。自宅に倒壊、火災、浸水、土砂災害などの危険がある場合や、自治体から避難情報が発令されている場合は、自治体の情報を確認し、危険な場所から指定緊急避難場所や安全な親戚・知人宅などへ避難してください。ペットと暮らしていても、この順番は変わりません。

そのうえで、猫は環境の変化に大きなストレスを感じやすい動物です。自宅と周辺の安全が確認できる状況であれば、猫と暮らしている方は在宅避難も想定して備えておくと、当日の選択肢が増えます。

車中泊避難

車中泊避難は避難生活に自家用車を使用する方法です。

内閣府の「在宅・車中泊避難者等の支援の手引き」は、車中泊避難にはプライバシーを確保できる、ペットの世話ができるといった利点がある一方で、エコノミークラス症候群の危険があり、健康管理が課題になると指摘しています。実際に車中泊を選んだ理由として「ペットがいるため」も挙げられています。

ただし車中泊避難は健康上のリスクがあるため、長期化は避けたい方法です。自治体が車中泊避難者向けの場所や支援拠点を設けている場合は、できる限りそこを利用してください。

手引きが挙げる対策は、車内で足を伸ばして寝られる状態にすること、適切な人数で使うこと、換気、水分補給と適度な運動、季節に応じた断熱や防寒です。

車中泊で特に注意したいこと
  • 降雪時にエンジンを使用する場合は、マフラー周辺が雪でふさがれていないか継続的に確認し、こまめに除雪してください。可能な限りエンジンを切り、一酸化炭素中毒を防ぎましょう
  • 夏は車内が高温になり、人もペットも熱中症の危険があります。ペットだけを車内に残さないでください
  • 同じ体勢で長時間過ごすとエコノミークラス症候群のリスクが高まります。足を伸ばせる状態を確保し、こまめに体を動かして水分をとってください
  • 排泄物は適切に処理し、車を停める場所が安全か、救助活動の妨げにならないかも確認しましょう
参照:内閣府(防災担当)「在宅・車中泊避難者等の支援の手引き」 2024年6月

車内の暑さはペットにとって大きなリスクです。熱中症のサインと応急処置は以下の記事で確認しておいてください。

避難所へ避難(自治体)

避難指示があったり、自宅や自家用車での避難生活が危険な場合の手段です。

避難所のメリットは、情報や支援物資が届きやすいことです。ペット用のフードやトイレシーツが配布された例もあります。

被災時は、慣れない環境での生活や飼い主さんの不安を感じ取ることで、ペットが体調を崩しやすくなります。過去の災害では、獣医師会などによる健康相談や診療が行われた例もありました。熊本地震では熊本県獣医師会が常設の健康相談コーナーを2か所に設けたほか、避難所などを巡回しての応急診療や健康相談も行われています。能登半島地震では石川県獣医師会が、要請のあった珠洲市・輪島市・志賀町・能登町の4市町で無料の巡回診療を実施しました。

ただしこれは地域や災害の状況によって行われるもので、必ず受けられる支援ではありません。常備薬や療法食は飼い主が用意しておいてください。

避難所の状況は災害の種類や規模、被災の程度によって大きく変わります。物資がすぐ届くとは限らず、避難所そのものが被災することもあります。共同生活によってストレスがかかりやすいこと、清潔を保ちにくいこともデメリットとして挙げられます。

また、避難所でのペットの受け入れ可否や程度は自治体によって異なるため、事前にお住まいの自治体に「避難所の所在地」はもちろん、「避難所でのペットの生活環境」「ペットを連れて行く際の注意事項」などを確認しておくことをおすすめします。

動物避難所の選択肢も

自治体の指定避難所以外にも、民間の受け入れ先を探せる「うちトコ動物避難所マップ」(NPO法人全国動物避難所協会・認定NPO法人人と動物の共生センター運営)があります。動物の種類やお住まいの地域から検索できます。

ここで知っておきたいのが、「動物避難所」は公的に定義された言葉ではなく、同協会が独自に定義した言葉だということです。施設の形態にも違いがあります。

形態による違い
  • 動物のみ預かる避難所:ペットホテルや動物病院、ペットサロン、ペットショップなど。ペットを預け、飼い主は別の場所に避難します
  • 人と動物がともに避難する避難所(同協会の解説では「寝泊りできる避難所」):ペット同伴可能な宿泊施設のほか、ドッグランやカフェも登録されています。運営団体も「必ずしも同室での避難ではありません」と注意を促しており、施設によっては駐車場での車中避難になる場合もあります
  • 指定避難所:学校や公民館など市町村が指定した避難所のうち、ペット同伴が可能な施設。登録があった施設のみの掲載です

このほか同協会は、商業施設の駐車場などで一時的な車中避難のスペースを提供する「車中避難」も形態のひとつとして定義しています。

民間の動物避難所の利用には、基本的に施設ごとに設定された利用料(預かり料・宿泊料など)が必要です。また運営団体は「設置事業者自身も被災する可能性があり、動物避難所が開所されない場合もあります」としています。平常時に形態と条件、費用を確認し、一度実際に利用しておくと安心です。

参照:NPO法人全国動物避難所協会・認定NPO法人人と動物の共生センター「動物避難所とは」/「ご利用方法」

「うちトコ動物避難所マップ」で探す

指定避難所の側でも、運用の工夫で受け入れが実現した例があります。能登半島地震では、珠洲市が民間団体と連携して飯田公民館をペット同伴専用の避難所として開設し、飼い主とペットが同じ部屋で過ごせる屋内受け入れが行われました。15名の避難者が犬8頭・猫2頭とともに過ごしたことが記録されています。

また志賀町と珠洲市では、自治体の要請を受けた環境省が避難所の敷地内にトレーラーハウスを各1台設置し、ペットの飼育スペースを確保しました。

受け入れの形は一つではありません。お住まいの地域にどんな備えがあるかを知っておくだけでも、当日の判断が変わります。

「同行避難」と「同伴避難」の違い

「同行避難」と「同伴避難」は似ていますが、指しているものが違います。同行避難は「行為」、同伴避難は「状態」です。

同行避難

災害の発生時に、飼い主がペットを同行し、指定緊急避難場所等まで避難すること。ペットと一緒に移動する避難行動そのものを指す言葉です。

環境省のガイドラインは、同行避難について「避難所等において飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではない」と明記しています。同行避難したとしても、避難所によって受け入れ可・不可、受け入れるけれど居住スペースは分ける、など対応は異なります。

同伴避難

災害発生後に、避難所など避難した場所(敷地内や建物等)で飼い主がペットを飼養、管理している状態を指します。

こちらも同伴避難=ペットと同室で生活できる、とは限りません。屋外でケージ管理だったり、屋内にペット用の別室があったりと、ペットの飼養環境は避難所によって異なります。

覚えておきたいこと
  • 同行避難は「ペットと一緒に避難する行為」
  • 同伴避難は「避難所でペットを飼養管理している状態」
  • どちらも「同じ部屋で過ごせる」という意味ではない
  • 同室の可否は避難所ごとに判断される

直近の災害では何が起きたか(能登半島地震・2024年)

環境省が2025年9月に公表した『令和6年能登半島地震における被災動物対応記録集』から、飼い主にとって参考になる記録を紹介します。

避難所の受け入れ方針は、事前に決まっていた自治体が多い

環境省が災害救助法の適用を受けた石川県内の17市町に実施したアンケート(2024年9月末時点)によると、地震の前から避難所でのペット受け入れについて方針を定めていたのは13自治体(76%)。地域防災計画に「避難所でのペットの受入れ」に関する記載があったのは17市町すべてでした。ただしその多くは「必要に応じてペット動物のための避難スペースの確保等に努める」といった努力規定です。

発災後の実際の運用を見ると、ペットを受け入れる際の条件やルールが設定されている避難所があったのは9自治体(53%)でした。内訳は、屋外(車中を含む)での飼養を条件としたのが1自治体、室内で避難者とペットの飼養スペースを分けることを条件としたのが5自治体、ケージに入れて飼養することを条件としたのが2自治体です。

さらに避難所運営者への聞き取りでは、屋内にペットの飼養スペースがあると答えた避難所は全体の15%にとどまりました。

方針があること=同室で過ごせること、ではありません。だからこそ、住んでいる自治体の運用を具体的に確認しておくことに意味があります。

在宅避難を選んだ理由

環境省が民間団体へのアンケート調査を通じて得た情報では、ペットと暮らす世帯が在宅避難を選んだ理由として、次のようなものが挙がっています。

在宅避難を選んだ理由
  • 避難所はペット不可と断られたから
  • 避難所にいたが、ペットがいることで気を遣うから(吠える・鳴くから)
  • ケージに入ったことがない、しつけができていない
  • 自宅の方がペットのストレスが少ないから
  • 避難所での集団生活が嫌だから

記録集は、これらは一つだけが理由ではなく、複数の要因が重なったケースが多いと考えられる、と補足しています。

この調査は珠洲市・輪島市・能登町の2市1町で行われ、把握された在宅避難のペット飼養世帯は計131世帯(2024年1月末時点、能登町のみ2月末時点)。網羅的な調査ではありません。

クレートトレーニングをしておくかどうかが、避難先の選択肢の数を変えます。日常のしつけが、そのまま非常時の備えになります。

迷子になったとき、身元を証明できたか

石川県が保護収容したのは犬110頭、猫291頭(2024年1月1日〜9月30日・金沢市を除く県内全域)。このうち元の飼い主が見つかったのは犬46頭、猫2頭で、いずれも全頭が返還されました。

注目したいのは、飼い主不明として保護収容された動物の身元表示です。所有者を明示する表示物等を装着していたのは犬10頭で、内訳はすべてマイクロチップでした。鑑札または狂犬病予防注射済票、迷子札付きの首輪を装着していた犬はいません。猫は装着していた個体がありませんでした。

そしてマイクロチップを装着していた犬10頭のうち、3頭は飼い主が判明し、返還されました。

記録に残っていたこと

記録集には「マイクロチップは装着していましたが、飼い主情報が登録されていないため、飼い主が判明しなかった事例がみられました」と記されています。装着しただけでは身元にたどり着けません。登録と、引っ越しなどのあとの情報更新までセットで考えておきたいところです。

迷子札と鑑札の違い、猫のマイクロチップについては以下の記事で詳しく紹介しています。

マイクロチップの装着と登録、どこまでが義務?

制度が分かりにくいところなので、整理しておきます。

マイクロチップの装着・登録の義務(2026年7月現在)
ブリーダーやペットショップなどの販売業者 装着も登録も義務
マイクロチップ入りの犬猫を購入・譲り受けた飼い主 自分の情報への変更登録が義務
すでに飼っている犬猫に、獣医師に依頼して装着した場合 装着は努力義務。装着したら登録は義務
2022年6月1日より前に装着し、AIPOなど民間団体に登録しているだけの場合 環境省データベースへの登録は義務ではない

登録先は環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」で、AIPOなど民間団体が個別に実施している登録事業とは別の制度です。2022年6月1日より前に装着して民間登録団体に登録しているだけの場合、環境省データベースへの登録は義務ではありません。ただし別制度なので、現在の登録先と、そこに登録した連絡先が最新になっているかを確認しておいてください。

なお登録したあとに住所や連絡先が変わった場合、飼っている犬猫が亡くなった場合は、いずれも届出が必要です。

仮設住宅では約1割の世帯がペットと暮らした

2024年9月30日現在の集計では、8自治体で設置された仮設住宅3,248戸のうち、326戸(約10%)でペットが飼養されていました。飼養頭数は自治体が把握できている範囲で犬94頭、猫146頭、その他23頭です。

仮設住宅を設置した自治体はすべて、入居時にペットの飼養ルールを説明していました。そのうち5自治体は室内飼養を入居の条件としていました。

ただしこの戸数は実態より少ない可能性があります。記録集には、入居申し込みの際にペットを飼育している旨を記載すると入居が遅れるという情報が一部の飼い主の間で流れ、申請時に申告を省略した事例や、申請をためらった事例が散見されたと記されています。

参照:環境省「令和6年能登半島地震における被災動物対応記録集」 2025年9月 ※この集計は、環境省が石川県内の17市町に実施したアンケート(2024年9月末時点の情報を記入する形式)にもとづくものです。同記録集には、本文と表、章によって仮設住宅の戸数やペット飼養戸数、飼養頭数が一致しない箇所があり、本記事では第1章本文の数値を採用しています。

ペットとの避難をめぐる問題

道路を歩く猫

環境省のガイドラインで同行避難が基本とされている一方、実際の避難生活には課題が残っています。

物資

人間用の物資でさえも不足する災害時。避難所にいたとしても、ペット用の物資は人間用の物資よりも手に入りにくくなります。

水などの人と共有できる物資は、人の分も足りていないときに「ペットに分け与えるのか」という避難者同士のトラブルは過去の震災でもみられ、議論を呼びました。

そのため飼い主がペット用の備蓄をしておくことがとても大切です。

もしもの時に少しでも安心できるよう、人間と同じようにペットにも防災グッズの用意をしてあげましょう。

音・臭い

ペットの鳴き声や吠える声、そして臭いも、トラブルの原因になることがあります。

避難所は動物好きな方ばかりではありません。トラブルにならないよう、しつけはしっかりとしておきましょう。

アレルギー

人によっては特定の動物にアレルギーを持っている場合もあります。

アレルギーの程度はさまざまなものがありますが、どの程度のアレルギーであっても、その人と動物を近づけないのが一番です。

重い症状になる場合もありますので、避難所でペットと過ごす場合はアレルギーに十分に留意しましょう。

ペットの体調にも心配りを

被災時は、慣れない環境下での生活や飼い主さんの不安を感じ取ることによってペットが体調を崩しやすくなります。

いつも以上にペットの体調に配慮して、異常を感じたら記録し、獣医師に相談できるようにしましょう。

ストレスのサインを知っておくと、避難生活での変化に気づきやすくなります。

ペットを守るために必要な避難・防災準備

犬と猫

グッズ

災害へ備えることは、ペットたちのストレスを最小限に抑えるだけでなく、災害時でもペットの健康や安全を守ることにつながります。

定期的にペット用防災グッズの点検や補充を行い、災害への備えを万全にしましょう。

必需品
ペットの非常食 5日分以上
ペット用の水 5日分以上
フードボウル 1点
薬・療法食 5日分以上
リード・ハーネス 1つずつ
ペット用キャリー 1点
ペット用トイレグッズ 5日分以上
ビニール袋・マナーポーチ 1点ずつ
防災手帳 1点
迷子札 1点
ペットの写真 1枚
あると役立つもの
布類 1枚以上
靴 1点
お気に入りのおもちゃ 1点以上
ボディシートや水のいらないシャンプー 1点以上
アルミシート 1枚以上
ガムテープ 1点以上

環境省は、ペットのフードと水について「少なくとも5日分(できれば7日分以上)」を用意するよう推奨しています。避難所にペット用の支援物資が届くまでに時間がかかることがあるためです。療法食など特別な食事が必要なペットの場合は、さらに長い期間分を見ておくと安心です。

ペトコト防災手帳

表にある「防災手帳」は、ペトコトが無料で配布しているものを使えます。ペットの情報や飼い主の連絡先、備蓄品のチェックリストをまとめておけるので、はぐれたときや避難所で預けるときに役立ちます。

しつけ・トレーニング

被災時に大切なのは「必要以上のストレスを与えないこと」「安心できる環境を与えてあげること」です。

想定される事態への耐性をつけておくことで、必要以上のストレスを回避することができます。

避難時に役立つトレーニング
犬猫共通 クレートの中で落ち着いて過ごせる「クレートトレーニング」
犬 人や環境に慣れさせる
犬 名前を呼んだら戻ってくる「呼び戻し」
猫 リードやハーネスに慣れさせる

それぞれのトレーニング方法は、以下の関連記事をご覧ください。

非常時の備えにも!おいしく長期常温保存できるウェットタイプ

ペトコトフーズの常温ウェットフード

お出かけやもしもの備えにもおすすめなのが、ペトコトフーズの「常温ウェット」シリーズ。保存料無添加ながらレトルト加工により、常温で約2年間保存可能な総合栄養食です。

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ポイント
保存料不使用なのに常温で2年間保存できる安心設計
獣医師監修・ヒューマングレードの自然食材のみを使用
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ペットとの避難を考えることはペットを守ること

ペットと暮らしていると気になる、非常時の避難の問題。

災害や避難を体験したことのない方は想像しづらいことですが、もしもの時にご自身とペットが少しでも安心して過ごせるよう、十分に備えをしておきましょう。

「ペットの防災」シリーズでは、備えから被災後までを分けて紹介しています。あわせてご覧ください。

参考文献

よくある質問

Q.
避難所にペットを連れて行けますか?
A.
連れて行くこと(同行避難)は環境省のガイドラインで基本とされています。ただし避難所に着いた後、屋内に入れるか、飼い主と同じ部屋で過ごせるかは避難所ごとに異なります。屋外のケージ、屋内の別室、車中など運用はさまざまです。お住まいの市区町村に事前に確認しておくと、いざというときに迷わずに動けます。
Q.
「同行避難」と「同伴避難」はどう違いますか?
A.
同行避難はペットと一緒に避難場所まで移動する「行為」、同伴避難は避難所など避難した場所で飼い主がペットを飼養・管理している「状態」を指します。いずれも環境省が用語として整理しているものです。どちらも「ペットと同じ部屋で過ごせる」ことを保証する言葉ではなく、飼養環境は避難所ごとに異なります。
Q.
マイクロチップを入れていれば、はぐれても飼い主が分かりますか?
A.
装着だけでは不十分で、飼い主情報の登録まで済ませておく必要があります。能登半島地震では、石川県が飼い主不明として保護収容した犬のうち、身元を示す表示物を装着していたのは10頭のみで、すべてマイクロチップでした。そのうち3頭は飼い主が判明し、返還されています。記録集には「マイクロチップは装着していましたが、飼い主情報が登録されていないため、飼い主が判明しなかった事例がみられました」と記されています。装着したら登録まで、そして引っ越しなどのあとは情報の更新までを済ませておきましょう。
Q.
マイクロチップの装着と登録は義務ですか?
A.
立場によって変わります。ブリーダーやペットショップなどの販売業者は装着も登録も義務です。マイクロチップ入りの犬猫を購入したり譲り受けた飼い主は、自分の情報への変更登録が義務になります。すでに飼っている犬猫への装着は努力義務ですが、獣医師に依頼して装着した場合は登録が義務です。なお2022年6月1日より前にマイクロチップを装着し、AIPOなどの民間登録団体に登録しているだけの場合、環境省データベースへの登録は義務ではありません。民間登録と環境省の登録は別制度のため、現在の登録先と、そこに登録した連絡先が最新になっているかを確認してください。登録後に住所や連絡先が変わった場合、亡くなった場合は届出が必要です。