
犬は小松菜を食べて大丈夫!栄養豊富だけどいくつか注意点も
小松菜は緑黄色野菜で栄養価も高い食材です。和食の材料として万能な小松菜は、さまざまな料理に登場しています。そんな小松菜は、犬が食べても大丈夫な野菜の一つ。犬の手作りごはんにも使われることが多い食材ですが、与える際にはいくつか注意点もあります。愛犬に小松菜を与える前に、アレルギーや尿路結石症など、どんな懸念点があるのかをしっかりと把握しておきましょう。
犬は小松菜を食べても大丈夫!

小松菜はアブラナ科の野菜で、茹でれば犬も食べることができます。緑黄色野菜として比較されやすいのがほうれん草です。小松菜はほうれん草よりもアクが少なく、犬にとって有害なシュウ酸の含有量も、1/15ほどしかありません。
しかし、犬に小松菜を与える際にはいくつか注意点があります。
犬に小松菜を与える際の注意点

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。
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甲状腺に問題がある犬には与えない
アブラナ科である小松菜には、ゴイトロゲン(グルコシノレート)という成分が含まれています。ゴイトロゲンは、ヨウ素の吸収を阻害する働きがあります。そのため、必要とする甲状腺ホルモンの分泌に影響し、甲状腺に負担をかけるといわれています。アブラナ科の食物を大量摂取したことによって、犬の甲状腺の機能が低下したという臨床報告は見受けられませんが、もともと甲状腺に疾患のある犬は念のため注意しましょう。
生のまま与えない
生の小松菜にはシュウ酸が含まれており、尿路結石症になる可能性があります。尿路結石症とは、尿の通り道に結石という小さな石の塊のようなものができてしまい、尿を体外へ排出できない状態を指します。排出できないと体の中に尿がたまってしまい、腎臓に大きな負担がかかります。最悪の場合腎臓が機能しなくなり、尿毒症(腎臓が機能しなくなり、体外へ老廃物や毒素を排出できない症状)という病気になり死に至る可能性もあります。腎臓の不調は気づきにくいことで有名です。以下の症状が見られたら、獣医師に相談するようにしましょう。
- 頻尿になる
- (トイレをする姿勢になってから)尿が出るまでに時間がかかる
- おしっこをする時に痛そう(キャンと鳴く、震えるなど)
- 食欲がない
- おしっこに血が混じっている
シュウ酸は水に溶けやすいので、小松菜を茹でた後に水にさらせば、ある程度は除去することができます。
アレルギーの可能性
アレルギーは、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることにより発症する可能性がある後天性アレルギーがあります。小松菜を初めて与える際は、少量からスタートしましょう。以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
小松菜を食べた際に上記のような症状が現れた場合は、獣医師に相談しましょう。
小松菜の栄養素

βカロテン
「目のビタミン」とも言われ、白内障の予防や角膜の健康維持の効果があります。また、皮膚や被毛の健康状態を保つ効果もあります。ビタミンC
ビタミンCは、体を若々しく保ち、ガンを抑制する働きがあります。人間と違い、犬は体内でビタミンCを作ることができますが、年齢や体質によっては不足してしまうこともあります。ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。細胞膜トラブルの原因となる活性酸素に対抗する働きがあるため、ビタミンEって酸化防止効果あるのか皮膚のトラブルやガン、消化器疾患、更には老化防止にも効果があると言われています。カルシウム
カルシウムは、別名「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。骨や歯を丈夫にするだけではなく、神経や筋肉の活動を円滑に進むようにサポートをする役割があります。まとめ

甲状腺に問題がある犬には与えない
シュウ酸によって発症する尿路結石症に気をつける
与える際は、茹でた後に水にさらし、細かく刻んであげる
栄養豊富な小松菜ですが、気をつけなければいけない点もいくつかあります。小松菜を与える際は、愛犬の体調を見ながら少量ずつ与えるようにしてください。

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