犬は梨を食べられる! 皮やアレルギーに注意も便秘解消などメリットも

8月から9月にかけて旬の梨。まだ暑い季節に冷えた梨を食べるのはおいしいですよね。梨は犬も安心して食べられる果物で、便秘解消や夏バテ予防に効果的です。今回は、梨に含まれる栄養素や犬に与えるメリット、与える際の注意点を紹介します。

写真提供: dog_latte0710さん Thanks!

梨の栄養素と与えるメリット

和梨 洋梨
エネルギー(kcal) 43 54
炭水化物(g) 11.3 14.4
食物繊維(g) 0.9 1.9
たんぱく質(g) 0.3 0.3
カリウム(mg) 140 140
アスパラギン酸(mg) 140 88
ソルビトール(mg) 1.5 2.8


梨は食物繊維が豊富で、その中に含まれるソルビトールは便のph(ペーハー)を下げ、便を柔らかくしてくれます。そのため便をスムーズに排出することができ、便秘解消効果が期待できます。

また、100gあたりの水分量が88gと多い点が特徴的で、熱中症対策には効果的なフルーツです。洋梨は、和梨よりも食物繊維が多く含まれているという違いはありますが、栄養素はほとんど同じなので、犬が食べても問題ありません。


代表的な栄養素

カリウム

カリウムは塩分を排出する働きがあるので、血圧を維持してくれます。また、利尿作用があり、体内の水分量を調整してくれるので代謝がアップします。

アスパラギン酸

非必須アミノ酸の成分で、人間の場合はたんぱく質の代謝を促して、エネルギーを産出する働きを持っています。

ソルビトール

ソルビトールは糖の一種で、便のphを下げることで便を軟らかくしたり、水分を吸水することでお通じが良くなる働きがあります。便秘解消に効果があります。


梨の与え方

2等分された梨

前述の通り、カロリーは低いですが毎日与える必要はありません。与え過ぎてしまうと、糖分やカリウムを過剰に摂取することにより肥満や腎臓病になる恐れがあります。

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

フード診断を受けてみる

与える際は、皮をむき、種をきちんと取り除いてあげましょう。皮は残留農薬のリスクがあるほか、消化にも良くありません。

また、犬が食べやすいように小さめにカットして与えてあげることをおすすめします。特に小型犬の場合は、細かくカットしてあげましょう。

梨の缶詰には、大量に砂糖が入っていることが多く、糖分の過剰摂取は肥満につながるため、缶詰は与えないようにしてください。

梨を与える際の注意点

木になった梨

梨の種の誤飲

梨の種は固いため、誤飲してしまうと胃や腸に残り、嘔吐や下痢、腸閉塞などを起こす可能性があります。そのため、きちんと種は取り除いて与えてあげるとよいでしょう。

また、梨の種にはシアン発生性配糖体が含まれており、過剰に摂取すると、血中酸素が欠乏する恐れがあります。梨だけでなく、りんごや桃、梅にも含まれているので注意が必要です。


アレルギー

アレルギーを持っている子もいるので最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。アレルギー症状の中には下痢なども含まれていますが、必ずしもアレルギーが原因ではない場合もあります。

  • 下痢や嘔吐
  • 皮膚をかゆがる
  • 元気がなくなる
  • 目の充血

梨に限らず、犬にとって初めての食べ物を与えるのは、摂取後はしばらく様子を見られる時にしましょう。食べさせた後に一緒にいられない場合は、その後の様子を観察することができないので、試す機会をずらした方が適当です。

もし、梨を食べて体調を崩した場合の対処法は、早めに動物病院に連絡をすることが懸命です。その際に、どの程度、いつ食べたかをきちんと説明するようにしましょう。


和梨も洋梨もおやつ程度に!

ベッドに伏せる犬

和梨も洋梨も犬が食べられる果物
便秘解消・熱中症対策に有効
与えすぎは肥満や腎臓病に繋がる
梨は犬にあげても大丈夫ですが、アレルギーや与え過ぎには気をつけましょう。最終的には愛犬の健康は飼い主さん次第です。そのため、きちんと正しい情報を理解した上で、愛犬がずっと健康で長生きできるように大切に育ててあげてくださいね。

なお、本稿は以下の情報などを参照して執筆しています。