【獣医師執筆】犬はもやしを食べても大丈夫!栄養成分や与える際の注意点を解説

佐藤貴紀

獣医師/循環器科担当/認定医

【獣医師執筆】犬はもやしを食べても大丈夫!栄養成分や与える際の注意点を解説

低価格で手に入るもやしは、節約食材としても人気食材の一つ。もちろんその魅力は安さだけではありません。シャキシャキとした食感は良いアクセントとなり、味を主張し過ぎないのでさまざまな料理に使えます。そんなもやしは、犬も食べられる食材です。しかし、犬に与えるときには注意したいことも。今回は、もやしの成分や犬にもやしをあげるときの注意点を紹介します。

目次
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犬が食べて大丈夫なもやしの栄養成分

もやしの栄養成分

カリウム

過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。結石を作りにくくする作用もあります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。

葉酸

葉酸は体の細胞の生まれ変わりや成長をサポートするという大切な役割を持ったビタミンの一種です。

リン

リンは歯や骨を丈夫に保ったり、神経や筋肉を正常に保ったりする効果があります。一方でリンの過剰摂取は腎臓病・尿石のリスクがあり注意が必要です。

ビタミンC

健康な犬は体内でビタミンCを生成できるため、必須ビタミンとは言えません。しかし、抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節炎などに関連する病気の予防および治療に役立ちます。

犬にもやしを与える際の注意点

犬

01【犬にもやしを与える際の注意点】生はNG・加熱を

犬はもやしを食べられますが、必ずさっとレンジで茹でるなど、火を通してから与えましょう。豆もやしも同じです。

茹ですぎると、ビタミンCなどの成分が摂取できなくなります。とはいえ、犬にとってもやしは消化がしにくい食材のため、できるだけ細かく切り、いつものごはんにトッピング程度に与えるようにしてください。

02【犬にもやしを与える際の注意点】与え過ぎ

前提として、犬は総合栄養食のごはんを食べていれば、それ以外は与える必要はありません。

おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
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ペトコトフーズが提供する「食事量計算機(無料)を使っていただくと、1日の最適カロリー量を知ることができます。

例えば1日の最適カロリー量が125kcalのワンちゃんに100gあたり400kcalのドッグフードを与えている場合、1日の最適な食事量は31gとなります。

なお、生後4ヶ月以上、1歳未満の子犬の場合は食事量計算機で表示された1〜1.5倍の量を、生後4ヶ月未満の場合には2倍の量を与えてくださいね。

03【犬にもやしを与える際の注意点】アレルギー

食物アレルギーには、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることで発症する後天性アレルギーがあります。

初めて食べる食材を与える際は少量からスタートさせてあげましょう。アレルギーには以下の症状になる可能性が挙げられます。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚の痒み
  • 元気がない
  • 目の充血

上記のような症状があれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。一方で、アレルギーテストで陽性が出たから食べられないと思う飼い主さんも多いですが、それは間違いです。症状が出ていなければ食べさせても問題ありませんので、特定の食材を食べさせてアレルギー反応が出るか確認してみてください。

まとめ

犬
犬はもやしを食べても大丈夫!
ただし必ずさっと火を通してから与えましょう
与える際はできるだけ細かく刻みましょう
もやしは、さまざまな栄養成分に加え水分を多く含んでいるので、夏の暑い時期に与えるのも良いでしょう。ただ、本来もやしは犬が必ず食べないといけない食べ物ではありません。もやしを食べることで犬の体調が悪くなったり、嫌がって食べようとしなかったりする場合は、無理に与えないようにしましょう。

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暑い季節は半解凍で与えると、体を冷やしながら水分補給できるため熱中症対策にもおすすめですよ。

※お腹が弱いワンちゃんには、しっかり解凍してから与えるようにしてください。

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