【開発レポートVol.6】座談会で明らかになった「猫のごはんの悩み」

【開発レポートVol.6】座談会で明らかになった「猫のごはんの悩み」

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こんにちは、元保護猫のホタテ&ポテトと暮らすペット栄養管理士の山本です。開発レポート第6弾では、ニャドバイザーにご参加いただいて実施した「ニャドバイザー座談会」の様子を紹介します!

「ニャドバイザー座談会」とは

ニャドバイザーとは、猫のための理想のごはん開発プロジェクトにご参加いただいている、120家族212匹の飼い主さん&ネコちゃんたちのこと。これまでもアンケート調査や試作品の試食などご協力いただいてきましたが、さらに家族ごとに深堀りしたお話を聞かせていただくため座談会を実施しました。

本当は対面でお話しできると良かったのですが、コロナ禍ということもありつつ、全国のニャドバイザーさんとお話しできるようにオンライン形式で実施しました。今回ご参加いただいたのは、15家族の飼い主さん&猫ちゃんたち。スタッフも含めて愛猫家たちが楽しんでいる空気感が伝わると思いますので、先に集合写真をお見せします。

ニャドバイザー座談会の様子

画面が猫まみれ……! 猫たちに負担をかけることなく撮影できるのも、オンライン開催の良いところですね。


グループに分かれて「ごはんのお悩み」バナシ

座談会では、簡単にPETOKOTOスタッフの自己紹介をした後、4つのグループに分かれて「愛猫の食のお悩み」をテーマに意見交換しました。自由な意見交換につながればと司会をニャドバイザーさんたちにお願いしたのですが、どのグループも素晴らしい進行で活発な議論ができたと思います。ご担当いただいた皆さんに改めてお礼申し上げます。

Group A

ニャドバイザー座談会の様子

4つのグループの中で最多5人のニャドバイザーさんにご参加いただいたこちらのグループでは、膀胱炎や結石など「泌尿器のお悩み」、歯磨きや歯石など「歯のケアに関するお悩み」が多い印象でした。

泌尿器疾患の予防には水分摂取が重要ですが、「ウェットフードは歯石が不安」というお悩みも。犬の飼い主さんからもよく聞くお悩みですが、実はドライとウェットで歯石の付きやすさに違いはありません。飼い主さんが安心してウェットフードを与えられるように、改めて情報発信を頑張らねばと思いました。

Group B

ニャドバイザー座談会の様子

2番目のグループには、PETOKOTOのCATとしてご協力いただいているチュートリアル・徳井さんの投稿を見て応募したという方も参加されていました!

こちらでも「ウェットフードを食べさせたい」という声があり、理由は「ドライフードの酸化が気になる」とのことでした。酸化を防ぐためには酸化防止剤の添加が必要になりますので、利便性とのバランスが悩ましいところです。

フレッシュキャットフード(ウェットフード)への懸念点として挙げられたのは「価格」でした。いくら「健康的なごはんで長生きしてもらう」と言っても、無理なく続けられる価格であることが重要ですね。

Group C

ニャドバイザー座談会の様子

僕も参加したこちらのグループでは、4人中2人は参加のきっかけがPETOKOTOデザイナーで猫専門イラストレーターの国井をフォローしていたことでした……!

お悩みで特徴的だったのは、「多頭飼いで食べ分けが難しい」ということ。特に、療法食が必要な子が別の子の通常ごはんを食べてしまったり、その逆も然り。うちも1匹が太り気味なので同じ悩みを持っています。

この悩みは、いわゆる「置き餌」の時間が犬より長いことも一因だと考えられます。フレッシュキャットフードになれば衛生面からも長く置いておくことが難しくなりますので、猫のごはんは「与え方」も改めて考える必要がありそうです。


Group D

ニャドバイザー座談会の様子

4つ目のグループは「食べてたごはんを急に食べなくなる」「新しいごはん探しが難しい」「おやつは何でも食べる」といった「偏食のお悩み」が多く見られました。

猫は膀胱炎や結石が多く、予防も含めて下部尿路ケアのごはんが選択されることが少なくありません。しかし療法食は猫にとって魅力的でないことが多く、飼い主さんはごはん探しで苦労しがちです。「新鮮で美味しいフレッシュタイプの療法食があったらいいな」という意見が多く見られました(個人的にも切実に)

猫の理想のごはんをつくるために

PETOKOTOスタッフ

PETOKOTOスタッフにも猫の飼い主がたくさんいるのですが、ニャドバイザーさんたちからお話を伺うことで改めて気づいたことがたくさんありました。特に「猫のごはんは選択肢が少ない」と思う方が多い一方で、「こういうごはんが欲しい」と具体的な答えには行き着いていない印象を受けました。

実際、犬ではさまざまなメーカーから「PETOKOTO FOODS」のようなフレッシュドッグフードが販売されているのに対して、フレッシュキャットフードは海外も含めて数えるほど。まだ誰も「猫の理想のごはん」を見つけられていないのが現状です。

だからこそ、PETOKOTOはニャドバイザーのみなさんと試行錯誤しながら猫の理想のごはんづくりを進めていきたいと考えています。

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ニャドバイザーの募集は締め切りましたが、応募が間に合わなかった方や開発スタートのニュースを見た方から、「理想のごはんづくりに協力したい」「開発状況を教えてほしい」「いつ完成するのか知りたい」といった声も頂いています。

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