【トレーナー解説】犬とアジリティーを楽しもう!必要なトレーニングや競技会で使われる道具をトレーナーが紹介

【トレーナー解説】犬とアジリティーを楽しもう!必要なトレーニングや競技会で使われる道具をトレーナーが紹介

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ドッグスポーツの中でも人気なアジリティー。愛犬とトレーニングしてみたいと思っても、どんなものかわからない方も多いのではないでしょうか。アジリティーに挑戦する前に自宅・室内で練習できるコマンドから、スポーツアジリティーで使われる道具、必要なトレーニングなどをドッグトレーナーの西岡が解説します。

犬のアジリティーとは

アジリティを楽しむ犬

アジリティーとは障害を越えスピードを競う競技で、呼び名のアジリティー(Agility)には「俊敏」「機敏」などの意味があります。

ドッグスポーツの中でも人気のアジリティーはいわば犬の障害物競争です。コースの上にハードルやトンネル、シーソーなどが置かれ、スタート位置から決められた順に障害をクリアし、ゴールまでのタイムを競います。

犬に指示を出すハンドラーは、時間内にコースの順番を覚え、犬にどういう指示を出すかを考えなければいけません。

犬のスピードを落とさずに的確な指示が出せるか、また犬がその指示をきちんと聞けるかがなど、犬とハンドラーの信頼関係が求められる競技です。

犬のアジリティーで使われる道具

障害として使われる道具は難易度によって異なりますが「ハードル」「トンネル」「タイヤ」「スラローム」は基本的なもので最も多く使われます。

そのほか、障害の中にはコンタクトゾーンと呼ばれるものがある障害(タッチ障害)があります。障害の始めと終わりに色の違う部分があり、安全のために必ず犬が踏むことが決められています。

ハードル

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最も基本的な障害で使われます。犬の体高により競技クラスが異なり、それに伴いハードルの高さが決められています。

犬はハードルのバーを落とさず飛び越えることが求められます。バーを落とすと減点対象です。

チューブ・トンネル

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長い筒状の中を通る障害ですが、コースによりトンネルの角度は異なります。

タイヤ

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タイヤと呼ばれる輪っかの中心を飛び越える障害です。タイヤの下や脇をすり抜けてはいけません。

スラローム

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縦に等間隔に並べられたポールの間をジグザグに進む障害です。

犬の左肩からスタートすることが決められていて、スタートを間違えた場合や途中でポールを抜かした場合は減点され、失敗した場所またはスラロームの最初に戻りやり直さなければいけません。

シーソー


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犬が自身の体重を利用しシーソーを倒し降りる障害です。シーソーが倒れきる前に飛び降りることがないように、犬が必ず踏まなくてはならないコンタクトゾーンがあります。

Aフレーム


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アルファベットのAのような直角三角形のフレームを犬が上り下る障害です。高い位置から飛び降りることがないように、コンタクトゾーンがあります。

ドッグ・ウォーク

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高さがあり、幅の細い台の上を歩く障害です。スロープにコンタクトゾーンがあります。

その他の障害

見かけることが少ない障害には、飛ぶ距離が求められる「ロングジャンプ」や、決められた時間その場所にいなければならない「テーブル」、動くパーツを落とさないように飛び越える「レンガ」、出口が布で覆われている「クローズド・トンネル」などがあります。

犬のアジリティートレーニングとしつけ

コマンドを受ける犬

アジリティーの練習はアジリティー道具がないとできないため、アジリティーのトレーニングを行っているしつけ教室や訓練所に通うことが一般的です。

ここではアジリティーに必要となる簡単なトレーニングや、教えておくと便利なコマンドを紹介します。

呼び戻し

競技ではリードやハーネスなどを付けて出場することができません。

屋外の競技リンク(コート)では簡易ネットが張られていますが、脱走した犬を止めるためのものではありません。脱走させないことはもちろんですが、きちんと呼び戻しができることが必要です。

クラス難易度が上がれば、コースも難しくなりハンドリングの際にも呼び戻しはとても重要になってきます。




待て

競技のスタート時や、コンタクト障害など「待て」が必要なタイミングがあります。

ハンドラーがある程度離れても待っていられるようにしつけておくといいでしょう。



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アイコンタクト

ルールを教える上でも必要なのがアイコンタクトです。コンタクトゾーンでの「待て」にも必要となります。




障害もコマンドとして教える

犬にルールを教えることと同時にコマンドを教えることも必要です。

ハードルを飛び越える「ジャンプ」などのコマンドも大切ですが、次はどの障害なのかを伝えるために、Aフレームは「A(エー)」、ドッグ・ウォークは「ウォーク」など競技で使われる障害の名前もコマンドとして教えるといいでしょう。

旋回の向き

難易度が上がるとコースも複雑になり、目の前にある障害を越えるだけではなくなります。

ハードルを飛び越えた後、目の前にあるトンネルには入らず飛んだハードルの180度の位置にある別のハードルを飛ばなければいけないこともあります。

その時に便利なのが、旋回方向を教えることです。右回りか左回りかを教えることでタイムロスをなくすことにつながります。

ハンドリング

犬を誘導したり、指示を出したりする時に手を使うこともあります。右手を出せば右手に、左手を出せば左手に付いて来てくれるというのも、必要なハンドリングです。

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愛犬とアジリティーにチャレンジしよう!

草原で楽しそうな犬

日々の中にアジリティーを取り入れることで、基本的なしつけ以外にもできることが増えていきます。

できることが増えると、愛犬との生活がより楽しめるかもしれません。


参考文献




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