犬の散歩時間はどれくらい? 時間帯や回数についても解説

犬の散歩時間はどれくらい? 時間帯や回数についても解説

「犬の散歩はどれくらいの時間したら良いんだろう」と思ったことがある方は多いと思います。「小型犬は散歩がいらない」、「大型犬は毎日数時間の散歩が必要」など、聞いたことがある方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。犬は基本的に毎日散歩をしてあげることが理想的ですが、実は量よりも質が大切なのです。今回は犬の散歩について、目安となる時間や質の高め方などを解説します。

犬にとっての散歩とは

犬と散歩する女性

犬を飼ったらしなくてはいけないのが散歩です。散歩をしなくてはいけないことは知っていても、どれくらい散歩をすればいいか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

小型犬だから室内での運動で十分と思っている人もいるかもしれませんが、どんなに小さい犬であっても散歩は必要です。それは散歩の目的が、運動だけではないからです。

散歩の目的

散歩とは運動や排泄をすることも含まれますが、外の刺激に触れることで五感を刺激し、本能的欲求を満たすことができます。すると、問題行動は起きにくくなります。問題行動のきっかけは、なんらかのストレス(欲求不満)が原因のことがほとんどです。そのほかにも、飼い主さんや他の犬とコミュニケーションを取ることで、社会性が身についていきます。

犬の散歩は、ただリードを持って適当な時間歩けばいいわけではありません。名前を呼んだり、信号待ちの時はお座りをさせたり、解放の合図で歩き出したり、積極的にコミュニケーションを取りましょう。


犬の散歩は時間より質が大切

トレーニングする犬

多くの犬は人間によって改良され、狩猟や家畜を束ねるためのパートナーとして生きてきました。そしていつも、私たちの暮らしを助けてくれていたのですしかし現在は、家庭犬として家族に癒やしや喜びを与えるのが仕事と言っても良いでしょう。昔の生活に「決められた運動時間」はありませんでした。それは、それぞれの犬が適正にあった仕事をこなしていたためです。

そのため、小型犬だから何時間、大型犬だからどのくらいの距離を散歩しなければいけないといった基準はないのです。体から小さくても体力のある犬もいますし、体が大きくても老犬であれば長い時間歩くことはできません。

そのためこの記事では、散歩の質を高める工夫と時間は、あくまでも目安として紹介させていただきます。


小型犬の1日の散歩時間

小型犬の散歩は、1回30分程度を2回おこないましょう。抱っこではなく、きちんと地面を歩かせてくださいね。のんびりワンちゃんの歩くスピードに合わせて散歩をしたり、時には短い距離を一緒に走ってみたりするのも良いでしょう。

ジャックラッセルテリアなどのテリア種は「どれだけタフなの?」と、こちらが聞きたくなるくらいエネルギッシュな犬たちです。飼い主さんのペースで30分散歩したくらいでは疲れてくれません。散歩のルートに公園をはさんで、ロングリードでボール投げをしたり、外でのお座り呼び戻しをしたり、違った動きや刺激を取り入れることをおすすめします。

中型犬の1日の散歩時間

中型犬の散歩は、1回30分〜1時間程度を2回おこないましょう。犬の大きさの分類の仕方に決められた定義はなく、中型犬に分類される犬種は幅広いため、体格や体重でも差がでます。小型犬と同様、ただ長く歩けばいいわけではないので、走ったり、トレーニングをしたりするようにしましょう。

中型犬以上になると、家での運動は難しいです。そのため、運動不足になりストレスが溜まってしまい、問題行動を起こしやすくなるため、メリハリのある散歩が理想です。

大型犬の1日の散歩時間

大型犬の散歩は、1回30分〜1時間程度を2回おこないましょう。「中型犬と同じでいいの?」と思う人もいるかと思いすが、30分〜1時間が毎日散歩できる現実的な時間なのです。

そのかわりに、ドッグランや、公園でロングリードをつけて思いっきり走らせてあげることで欲求を満たしてあげましょう。頭を使うことも意外と疲れるので、散歩の時間が短くなってしまった時には、室内でもできるゲームやトレーニングをすることもおすすめです。


犬の年齢に合った散歩のポイント

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子犬の場合

迎えたばかりの子犬はワクチンが終わっていないなどで、散歩させられない時期があります。そういった時期には、スリングを使った抱っこ散歩でいろいろな刺激に慣れさせてあげることで、社会性が身につきます。

お散歩デビューの時期には、運動よりもいろいろな刺激を経験することが大きな目的。長い距離を歩くのではなく、家の周りをゆっくり回るなど、家から近い場所で外の刺激に慣らしてあげましょう。

成犬の場合

成犬の場合は、どんな犬種でも元気いっぱいです。ただ歩くだけのお散歩だけではなく、走ったりトレーニングやボール投げをしたり、違う動きを取り入れてあげましょう。

たまにはお散歩のルートを変えてマンネリを予防することや、休日はドッグランなど思いっきり走らせてあげることもおすすめです。


老犬の場合

老犬の場合は、ワンちゃんのペースでお散歩させてあげてください。車や人通りの多い道よりも、落ち着いてお散歩できる公園がおすすめです。草や土の上は気分が上がりますし、足の裏でいろいろな地面を感じることはよい刺激になります。


散歩する時間帯に注意

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季節やワンちゃんの性格によってお散歩の時間を変えることも大切です。夏は日中地面の温度が60度にもなり、肉球をやけどしてしてまったり、熱中症になる危険性があります。地面が暑くなる前の早朝や、地面の温度が下がり切ってからの夜などにお散歩してあげましょう。

反対に冬は、雪道を長時間散歩すると、低温やけどや凍傷になる恐れがあります。雪が積もらない地域でも、凍結防止に撒かれる融雪剤に要注意です。融雪剤は塩化ナトリウムでできており、皮膚に付くと皮膚炎や皮がめくれてしまいます。また、雪溶け水や融雪剤を誤飲すると、嘔吐下痢などの症状を引き起こします。

そのほか、極度の怖がりさんや攻撃性の高いワンちゃん、見知らぬ人や犬に対して過剰に興奮しやすいワンちゃんは、できるだけ人通りの少ない時間や場所を選んでお散歩しましょう。トレーニングをおこなうのであれば、専門のドッグトレーナーに相談するようにしてください。


楽しく疲れさせる方法を工夫して

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犬の散歩で大切なのは、時間よりも質。時間はあくまでも数字で表したときの目安です。のんびり歩いてるだけでは犬は疲れませんし、犬種や年齢によっても異なります。それに、1日中犬に時間を割ける飼い主さんも少ないでしょう。

長い散歩ができないのなら、いかに犬を楽しく疲れさせることができるかを考えましょう。ボールが好きなら公園でロングリードをつけて、ボール投げでも良いです。外で運動できなかったら、家でできるノーズワークやトリック(芸)を教えるなどで頭を使わせることも、楽しくコミュニケーションを取りながら疲れさせてあげることができますよ。


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