【トレーナー解説】老犬(シニア犬)でもしつけはできる?トイレの覚え直しや無駄吠え、噛む理由を解説
「老犬になる前にしつけをしておけばよかった」と思ったことはありますか?愛犬がシニア期に入ると、少しずつ身体の変化が目に付くようになり始めます。トイレなど、今までできていたことができなくなったり、無駄吠えが増えたり、噛むようになったりすることもあります。今回は、老犬になってからでもしつけはできるのか、ドッグトレーナーの西岡が解説していきます。
老犬(シニア犬)もしつけはできる?
元気も食欲もあるシニア期の犬ならトレーニングはできます。しかし、トレーニングの内容、やり方によって犬の負担になる場合もあるため注意が必要です。
老犬のためのしつけとは
トレーニングができるとはいっても、リードショックや威圧的なトレーニングではなく、脳トレなど身体的に負担にならないゲームのようなトレーニングがおすすめです。人間もそうですが、何か役割があるだけで高齢になっても若々しく楽しいシニアライフを過ごせます。脳トレをすることで老化防止にもなり、認知症予防にもつながります。
しつけ(トレーニング)の重要性
トレーニングは若い犬も、シニアになった犬にもとても大切です。特にシニア期になると、動物病院へ通院する回数も必然的に多くなります。病気を嫌がる犬にとっては、通院自体がストレスになります。
元気なうちに、少しでも病院を良いイメージにしてあげるトレーニングも重要になってきます。
老犬(シニア犬)のトイレのしつけ
外でしかトイレができない犬の場合、室内でトイレができるようにするトレーニングを行いましょう。
シニアの場合、時間はかかりますが、元気で介護の必要がなければトレーニングは可能です。
- 外で排泄をしている最中に、ある一定の声掛けをする
- 声掛けを毎回、排泄中のみ聞かせる
1、2を繰り返すことで、ある一定の声掛けで犬自身が尿意や便意を感じてトイレに行きたくなります。
今後、寝たきりやトイレまで歩いて行くまで我慢できず、失禁してしまう年齢になる前に、マナーパンツやマナーベルトの装着に慣らしておくのも良いでしょう。
老犬が問題行動を起こす理由
人も犬も歳を取ると、つい我が強くなってしまいます。お腹がすいて我慢ができない、お外に行きたくて吠えてしまう、飼い主さんがいないと不安で鳴いてしまうなど、若いころはあった忍耐力も歳を取ると衰えてくるケースがあります。
老犬が吠える理由
犬の吠えは、飼い主さんにとっては「無駄」かもしれませんが、犬にとっては「意味のある」行動です。寝たきりの犬の場合、寝返りがしたいのかもしれません。また排泄がしたかったり、喉が渇いているのかもしれません。「体が痛い」「痒い」など飼い主さんにさすって欲しいのかもしれません。
老犬が噛む理由
中には噛みついてきたり、唸るようになる犬もいます。介護の必要な犬の場合、何か身体に不調があるのかもしれません。痛くて嫌がって噛んでしまうのかもしれません。
噛む行為にも必ず理由があることを忘れないであげましょう。
老犬の問題行動は病気の可能性も
問題行動だと思っていたものも、認知症が原因ということがあります。吠えてしまったり、噛んでしまう場合もあります。徘徊や失禁も認知症からくるものもあります。認知症なのか、それとも脳炎など病気が隠れているのか、日ごろの観察がとても重要です。
老犬のトレーニングにオススメのおやつ
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水に浸すと食材本来の歯応えに戻るため子犬からシニア犬まで楽しんでいただけます。
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老犬と上手に付き合おう
元気も食欲もある老犬ならしつけは可能です
外でしかトイレができない犬の場合、室内でもできるようにしましょう
老犬の問題行動には理由があります
家族として迎えた時から一緒に過ごしてきた時間はかけがえのないもの。
無理のない範囲で、愛犬が今後も過ごしやすい環境をつくっていきましょう。
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